見出し画像

デザイナーからゲームプランナーへの転身!ができちゃった話

こんばんわ。

年の瀬なのですが、そこまで忙しくないゲーム会社の人、ねじおです。

なんか…逆に怖い。

さて、私の経験上でもあまりないキャリアチェンジをお手伝いした方と今週、お昼しながらお話してきたので、ちょっとその辺のお話を書いてみます。

ゲーム業界は転職は盛んですが、
職種を変えるとなると意外に大変です。

特にデザイナー⇒プランナー(企画職)は多くない気がします。

なお、専門学校なんかでは、プログラム学科や、デザインコースで授業についていけなくなった方がプランナーコースに回されるのはよくある話です。
(プランナーなら出来るのかというのはまた別のお話)

新卒でこれから業界を目指されている方や、
ゲーム開発をされている中で、違う仕事に興味が出てきた方の参考になれば幸いです。

●こんな人

▲ビジュアルはパッション屋良さん

4年制芸術大学卒。
新卒で有名ゲーム会社に入社。
3Dデザイナーとして有名ゲームのキャラクターモデリングを担当。
3年ほど勤務をして、昨年末に退職。
実家に戻り、プランナーになるために企画書を作る勉強を始める。
勉強するもよく分からなくなった頃にコロナ禍突入。

⇒焦る。

みたいな方です。

●お手伝いしたキッカケ

たまたま、この方の前職のゲーム会社の方とお話する中で、

「プランナーになる!って言って辞めていった子が何勉強していいか分からなくなってるらしくて、よければ話聞いてあげてー」

と紹介してもらったのがキッカケ。

第一印象は、「はは~ん。アホやな。」
(関西人の使うアホはそこまで悪い意味ではありません。)

いきなりフリーランスのエージェント会社に登録をしたらしく、
とりあえず企画書とか資料作れと言われて、
ゲームのレビューや企画書を見よう見まねで作るも、案件の紹介はされず、
緊急事態宣言も出て、募集もどんどん減っていき…と焦っていたそう。

●お手伝いしたこと

知ってる会社にこんな人いますけど、と紹介しただけです。

▲敏腕エージェント ねじお

企画書は正直、新卒の学生さんとものと大差が無かったですが、
元々がデザイナーなので、デザインの仕様書とか指示書は作れそうだし、
何よりコミュニケーションがとても良好な方でした。

飾らないし、純粋で素直に話ができるし、自分は未経験なので、バイトでも正直良いんですという覚悟もお持ちでした。

ちゃんと話を聞くと、
前職の時に、全社員応募可能な企画コンペや、ゲーム内のイベントを考えるコンペに積極的に参加をしていたらしく、
その中で、何件かは評価されて実際のゲームの中に反映されたこともあったそうで、
「プランナーたのしい!」「アイデアを形に出来る企画たのしい!」となったことから、一念発起して辞めたそう。

うん。

気持ちはわかるが、行動力が溢れすぎている。

でもバイトでも良いという覚悟は最近の方にしては珍しく、
応援したくもなったので、具体的なお手伝いをしました。

●今こんなことやってるらしい/楽しいらしい

家庭用ゲームのマップ担当として、
キャラクターが動き回るマップのレイアウトを考えたり、
ユーザーに何を体験してほしいかというマインドマップを考えたり、
遊びの要素やギミックを配置する図面を考えたり、
ゲームエンジン上での仮配置とテストを行ったりしてます。

特に、「ユーザーに何を感じてもらうか。」

というところを考えるのがとても楽しいらしく。

まだアシスタントなので、0からの企画や配置は出来ていないですが、
ある程度決められたステージサイズとそのマップの目的や配置できる報酬、アイテム、敵の属性の中で、少しでもユーザーに楽しんでほしい、苦労してほしい、おっ!と思ってほしいということを、
レイアウト図作りながら考えている時間が3Dモデリングをしていた時にはない感覚で楽しいそうです。

●職種チェンジができた理由

一番の理由は、若いことと、たまたま3Dマップを作る仕事がいっぱいある会社さんが、プランナー欲しいなと思っているタイミングで相談したこと。

つまりはタイミングと運が良かったこと。

2番目の理由は、
ちゃんと新卒でゲーム業界に入り、
与えられた仕事をきちんとこなしてきたこと。

あとは、彼が面接の中で、自分の言葉で「雑用やデバックからでもいいので企画の仕事をやらせてほしいこと。」をしっかりと相手に伝えることができたこと。

この3点かなーと思います。

タイミング大事。ご縁大事。

●最後に

まだプランナーとして駆け出したばかりなので、何をやっても楽しいヘブン状態だと思います。

でも本当に楽しそうにやっていることを説明してくれる姿は、
子どものようで、前しか向いていなくてどん欲に自分で色々と勉強して人に聞いてというサイクルを回していて、自分も企画職をしていた時のことを思わず思い出しました。
(そしてすぐにしんどかった時のことを思い出して目を閉じました。)

これからゲーム開発が進行する中で彼も、色々な壁や失敗にぶつかっていくと思います。

でも自分のキャリアを捨てる賭けをして、
方向を変えた彼の覚悟は本物だと感じたので、私はきっと大丈夫だと信じています。

おそらく2年後?くらいに彼がレイアウトしたマップのゲームが遊べる日を期待して、そして彼の案件が爆発炎上しないことを祈念して、まとめとさせていただきます。

多くの方がゲーム業界に、そしてゲーム会社に興味を持っていただけると嬉しく思います♪

==========================
過去記事はそれぞれマガジンでまとめています、宜しければご覧ください♪

人事的な記事⇒https://note.com/negikojyo/m/mb13243fd1754
中途採用の記事⇒https://note.com/negikojyo/m/m065b4610a93e
新卒採用の記事⇒https://note.com/negikojyo/m/m2326398a03cd
note/Twitterの記事⇒https://note.com/negikojyo/m/mdbb149c98460
その他雑記⇒https://note.com/negikojyo/m/m438046a9fda7

ジュース奢ってくれるんですか!? え!?コーヒーでもいいんですか!? 今から超がんばります。