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1on1の進め方

私が上司という立場で1on1を実施することになって、
「具体的に1on1って何をすれば良いの?」と思ったので
本などをみて勉強した結果をここにまとめます。

良くない1on1のケース

まずは良くない1on1のケースから。

  • ただの雑談になる

  • 上司ばかりが話している

  • 話すことがなく沈黙してしまう

あくまでも1on1は「部下のための時間」であるため
このようなケースはNGとなる。

1on1のテンプレ

1on1で話す内容のテンプレは以下の通りです。
これに沿って話していくことで、スムーズな1on1を行うことができます。

  1. アイスブレイク

  2. 心身のチェック

  3. 褒める、感謝する

  4. メイントピック

①アイスブレイク

上司と1:1で話すのは緊張するものなので、まずは緊張をほぐすためにアイスブレイクの時間を設けます。

  • お疲れ様、今週は忙しかった?

  • 今週はどうだった?

  • 休暇はどうするの?

②心身のチェック

私は以前まで「体調どうですか?」みたいな聞き方しかできてませんでしたが、
この聞き方ですと「大丈夫です」くらいしか回答が返ってきません。
点数制で聞くことで、些細な変化にも気づきやすくなります。

「10点満点で、今日の体調は何点くらい?」

点数が下がっていたりした場合は、以下の点に注意して聞いてみると良いです。

  • 睡眠、食事

  • 疲れ、だるさ

  • 仕事量が多過ぎないか、少な過ぎないか

③褒める、感謝する

褒めたり感謝することは上司と部下の関係に限らずやった方が良いことです。
上司と部下の関係性なら、この1on1のタイミングが絶好のタイミングです。

ただし、褒め方を間違えると「適当に言ってるな」「本当にそう思ってないな」と感じる可能性もあるので
真実を具体的に褒めることを意識しましょう。

この際に、SBIの考え方がとても参考になります。

  • Situation:先週の火曜日

  • Behavior:〇〇さんが困っていたところを率先してサポートしていましたね

  • Impact:課題が解消したみたいで、〇〇さんがとても喜んでいました

④メイントピック

最後に、1on1のメイントピックです。
およそ次のことを話すことになります。

  1. 職場で気になること(人間関係、待遇、環境)

  2. 業務で気になること(忙しさ、難しさ、調整の必要性など)

  3. やってみたいこと(今の業務でやってみたいこと、将来のキャリア相談)

上記の1、2は上司が職場環境や業務を改善すべきポイントでもあるので
そういった視点を持ちつつ聞きましょう。

ただし、「職場で気になることはない?」と聞いた場合、
質問が抽象的なので部下にとって答えにくいケースがあります。

その際は、以下の2点を意識して質問すると良いです。

①答えやすい質問と答えにくい質問

  • 時系列

    • 過去、現在:答えやすい

    • 未来:答えにくい

  • 事実、考え

    • 事実:答えやすい

    • 考え:答えにくい

②クローズドクエスチョンとオープンクエスチョン

■クローズドクエスチョン
単語やYes/Noで回答できる質問。
答えやすいが会話が広がらない。
部下の考えや思いを聞くことができない。

■オープンクエスチョン
考えや背景、状況などを文章で回答してもらう質問。
すぐ回答できないかもしれないが、部下の考えや思いを聞くことができる。
キーワードは3つのD(どうして、どんな、どのように)

まとめ

  • 1on1は100%部下のための時間、上司の話はいらない

  • 1on1にはテンプレの流れがある

  • 進捗確認の場ではなく、部下と対話する時間

  • 職場や業務で気になることをきっかけに、部下の成長の機会にする

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