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大腸カメラ(大腸内視鏡検査)体験記 当日 午前中編

前回までの白い巨塔

https://note.com/negico24/n/n8fbd67833d4e

人間ドックで「便潜血検査」陽性のため、
大腸カメラ(大腸内視鏡検査)を受けることになった
40代のおばさん。
 
今回、検査を受ける浪速大学医学部付属病院(仮名)では
(記事画像は大学病院にしてはちゃいちいわね)
事前準備を家でおこない、腸をキレイにしてから病院に向かう。
 
なお、検査方式についてだが、患者は点滴を受けながら、
鎮静剤を投与され、患者は話せる状態であるものの、
意識はグダグダであり、検査中は苦痛を感じることなく、
終了するというものである。
あくまで、検査中は苦痛ではない。(このあと述べていく)
 
検査を担当するのは前回、追試を告げた財前先生(仮名)がおこなう。
※白い巨塔が匂っているが、一切関係ありません。


検査当日・起床


朝、目覚める。時刻は4時半。
お腹が痛いため、1回目のトイレに行く。
だいぶ早くに起きてしまった。
もう一度寝ようと思うが、あまり寝られず、ゴロゴロ過ごす。

なお、飲料は水とお茶が接種可能と書いてあったが、
なんとなく、お茶はやめて水をちょっと飲む。
量に制限はない。
ただし、このあと、2リットルの飲料を口にすることが決まっていたため、
あえて喉を乾いた状態にした。


検査当日・7時半


7時半に吐き気止めを飲む。
「何も食べないのに吐き気止め?」
あまり考えずに1つ目のクエストをクリア。


検査当日・8時


溶剤をつくる。怪しい白い粉が入っており、
そこに2リットルの水を入れる。
これを15分で250ミリリットルずつ飲む。
飲んでみた。

ナンじゃこりゃあ。

甘いようなしょっぱいような。
スポーツドリンクに寄せにいってるものの
失敗してしまった味。
ポカリに間違えて塩入れた、あるいは
アクエリアスに間違えて砂糖を入れた
世に出してはいけなかった味がする。
しかも、わずかだがとろみがある。
あんなにのどが渇いていたのに全く喉を通らない。
 
だが、15分で250ミリリットル飲むというノルマがある。
「やばい、8時15分になっちゃう。」
で、無理やり流し込む。
 
わたしは水分を定期的に摂取する習慣がある。
しかしながら、2時間で2リットルというのはさすがに経験がなかった。
まるでフードファイターのようだ。


検査当日・8時15分

8時15分になってしまったので、
また、8時半までの間に250ミリリットルの
変な飲み物を口にしなければならない。
しかも、なんだか気持ち悪くなってきた。
 
そのとき、45分前のことを思い出した。
「吐き気止めってしょうゆうことなの?」
この飲料が吐き気伴うってことか。
しかも、残りは1.5リットル。
「あと90分以上続くの?」
絶望した。


検査当日・8時25分

突然、腹痛が襲う。トイレに行かねば。
だが、あと5分で150ミリリットル残っていた。
気合で飲み干し、トイレに駆け込む。


検査当日・8時半~10時

先ほどと同じ行動を繰り返し続けた。
タイムリミット残り5分で便通がくるため、
そこで無理矢理ノルマ分流し込む。
吐き気は次第に増していき、起きているのもつらい状態だ。

そして、お尻が痛い。
柔らかいトイレットペーパーを使用していたが、
ふけないくらい痛い。
そして、10時近辺には見たことの無い光景を目にする。
便なのに尿みたいになった。

腸が超キレイになるというのはこういう状態なのかと。
たぶん、生まれて初めての体験だと思うが、
忘れているだけかもしれない。

だが、たとえばここで気持ち悪いと言って
「別な日にしてください。」
などと言ってしまったら、
2日前の最後の晩餐をまた、やらなくてはいけないということ。

「絶対に勝ってみせる。」
わたしは超腸負けず嫌いなおばさん。
身体はぐにゃぐにゃだったが、気合で10時までやり切った。
そして、10時にゴングが鳴った。


終わったんや。

燃え尽きてしまったわたしは、疲労と吐き気でそのまま横になり、
意識もうつろになり、いつの間にか寝ていた。
「肺になっちまったのか。いや、腸や。」
と訳の分からない寝言をいいながら。
 
目覚ましもかけずに寝てしまった。果たして検査にいけるのか?
次回、大腸カメラ(大腸内視鏡検査)当日 やっと検査編
でお会いしましょう。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
テレ朝版、あったなー。


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