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【まとめ】つじーの書評セレクト―最初に読むならこの書評

 僕は『つじーの書評集』というマガジンに書評をまとめている。書評の量が増えてきたので、何から読んでいいか分からない人向けにとりあえずこれを読んでほしいという書評を集めた。参考にしていただければうれしい。


1.カルピスの裏表を追った濃厚ノンフィクション

 カルピスの生みの親である三島海雲の光と影にせまった一冊。非常に魅力的な人物であり、読み進めるのが楽しくなる。三島親子がすれ違いながらもそれぞれの考えでカルピスへの愛を貫く終盤は泣ける。

◎仏の教えが生み出し、父子のすれ違いが未来につなげた「初恋の味」―山川徹『カルピスをつくった男 三島海雲』

2.リクルートとJリーグを駆け抜けた異端のリーダーの真実

 リクルートエージェントの初代社長をつとめた村井満さんのJリーグチェアマン時代を書いた傑作スポーツノンフィクション。沢木耕太郎『危機の宰相』との相似にも注目だ。

◎本物のリーダーは「優秀な担ぎ手」を仲間にできる―宇都宮徹壱『異端のチェアマン』

3.今、誰にでもオススメしたい最強マンガ

 英国のエリザベス女王の側近であるウィリアム・セシルを主人公に、王室の容赦ない殺戮の政治劇を父のヘンリー8世の代から描いている。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を彷彿とさせるストーリー展開がたまらない。

◎まるで英国版『鎌倉殿の13人』!今、『セシルの女王』がおもしろい

5巻以降の書評。

4.書評をかくとき僕は何を考えているか

 僕が勝手に書評の師匠としている経営学者の楠木建さんの書評集。書評をかく目的が端的に説明されている。彼から影響を受けて僕は書評を書こうと思い立った。

◎僕が書評を書き続けたい理由―楠木建『経営読書記録 表』

5.2020年代最も好きで、最もすすめたい小説

 戦国時代の大悪人・松永久秀を主人公にした作品。人間の本性や、愚かさの中に残る希望を書き切った。現代にも通じる鋭いセリフが連発されている。

◎愚かさを知っても信じるに値する―今村翔吾『じんかん』

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