The World According To ME

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旅の備忘録 好きな音楽のシェア @momentforpeace @momentforpeace2 https://profile.ameba.jp/ameba/newyorkbreeze/

最近の記事

わたしの世界を旅する-コーカサス発トルコ経由南欧行

2022年6月15日から8月11日までバックパック旅をした時の記録。 2年前に決行するはずだった旅の計画では、大阪・神戸から船で上海に向かいそこからスコットランドのアバディーンを目指すことになっていた。パンデミックは落ち着いたとはいえ、中国は海外からの渡航者に対して厳しい水際対策を行っていた。当初のルートは中国から東南アジアに入り、南アジアを訪れたのちパキスタンから再度中国のウイグル自治区へ入って中央アジアに抜けるものだった。遠い昔も今も中国が旅の肝だった。その中国に入れな

    • わたしの世界を旅する-準備メモ

      2020年に世界旅を計画し、コロナウイルスによる渡航制限によって断念する過程での断片的なメモを、体裁を整えてここに残すことにする。

      • バンコクへ(その5)

        最終日の朝。荷物をフロントに預け、ホテルとNanaの街並みに別れを告げる。今日はAmphawaという水上マーケットの有名な町に出かける。今日は金曜日。マーケットが開かれるのは、金~日という情報と土日だけというのがあったが、夜には日本に飛び立つのでとりあえず行ってみよう。昨日の朝に偵察に行ったエカマイ駅のバスターミナルでは今日も各バス会社の威勢のいい声が飛び交っている。水色のポロシャツを着た係のおじさんたちは自分の窓口から上半身をのりだして、”パタヤ~パタヤ~!"といった風に、

        • バンコクへ(その4)

          4日目。早起きして、明日訪れる予定のアムパワー行バスの時刻表を確かめに行く。ガイドブックや旅のブログなどに時刻表は載せられているけれど、こういうのは、前触れもなく変わっていたりするので、可能なら確かめておいたほうがいいという経験則。タイでは小型バスは”ロットゥー”というらしい。これ、大きめのバンやミニバスだけれど、国によって呼び名が違う。バスターミナルはエカマイ駅からすぐのところにある。係の人に聞いて、目的の窓口へ。時刻を確認できた。 せっかくなのでエカマイ周辺を散歩して朝ご

        わたしの世界を旅する-コーカサス発トルコ経由南欧行

          バンコクへ(その3)

          今日はアユタヤにショートトリップ。朝早く宿を出る。地下鉄で国鉄の駅へ。冷房は相変わらず寒い。通勤する人たち。乗り換え駅では、エスカレーターを大勢の人が急ぐ。バンコクの日常と私たちの非日常が重なる。 列車は遅くもなく特別速くもないスピードでバンコクの街を抜け、郊外へ。遠くに、公営団地のような古い高層建築が見える。線路の周りには、湿地帯と草原の中間のような地形が広がる。アユタヤまでの道のりで、人家がなくなるようなルーラルな地域は見当たらなかった。平野だし、人は住みやすそうだもん

          バンコクへ(その3)

          バンコクへ(その2)

          早朝にひとり朝の街を散歩する。これは旅の大きな醍醐味。ローカルな風景と出会える確率も高いような気がするのだ。朝から通りの向こうでたむろするトゥクトゥク運転手のおじさんたち。車通りも少なく、日差しも強まる前の少しさわやかな風が吹く。 ホテルから北に進んだ道のカーブに、焼き鳥の屋台が出ていて、ものすごい量の煙が出ていた。買った大きなよく分からない鳥の焼き鳥は、硬いけど栄養があると思って食べるか(半生だったらどうしよう)。 更に進むと、麺を売る屋台もあったので、ローカルと一緒にプ

          バンコクへ(その2)

          私のCityPop Songs

          あのきらびやかな夜の街や、爽やかな夏の風を切って走るドライブの情景がビビットに浮かんでくるような作品をひとつかみ。 ※リリース年など事実と異なればご指摘ください。 プレイリスト 定番! City Lights by the Moonlight -惣領智子 1977 大名曲。優雅なボーカルの後ろできらめくキーボード(ビブラフォン?)とギターの調べは、どんな退屈で代わり映えのない夜でも、素敵な恋の冒険に変えてくれる。これを聴かずしてシティポップを語るべからず! 私自身 

          バンコクへ

          2023年11月13日から18日までタイのバンコクへ旅行。 その時のこと。 成田からバンコクへ。燃料費高騰が関係して、航空券は大学生の頃思い浮かべていたタイ旅行の値段の感覚とはかけ離れていた。手荷物検査場を出たところで待ち合わせ。エアアジアの機内アナウンスの邦訳はとてもゆっくりなスピードだった。タイの人たちの発音は本当に、男女問わず可愛げな鈴のような響きがする。海外に行く緊張感はもう全くなかった。何も怖いことはない反面、油断しすぎないようにしないといけない。窓際の人に怪訝な

          尾道の休日(2)

          旅は早く起きて、早朝の空気を吸いに行くのが鉄則だ。一人布団を出てまだ清々しさの残る町を散歩する。 高台のお寺に上って、動き始めた尾道の町を眺めてみる。毎日これくらいの余裕があればいいなと思いながら。「今日も一日!」という気持ちになる。 二日目はしまなみ海道を今治までドライブすることに。せっかくなので向島から隣の小さな岩小島に行ってみる。道脇に車を止めて、何もない海岸に降りて穏やかな海を眺めると、ドライブ中に気づかなかった静けさがさざ波のように押し寄せてくる。夏のひとときだ

          尾道の休日(2)

          尾道の休日

          尾道はこれで五度目になる。けれども、四度ともほんの少し立ち寄っただけだった。一度目は遠い昔サークルでの旅行で一泊したけれど商店街周辺を少し歩いて泊まった程度で忘却の彼方。二度度目は北九州から車で大阪へ帰るときに、ラーメンを食べただけ。三度目は自転車で広島へ向かうときに、夜に到着して翌朝早朝に出発した。四度目は、しまなみ海道を自転車で走るときに車を止め朝ご飯を食べただけ。何かと接点があるけれどいつも別のグループで、廊下ですれ違うだけの気になるあの子、といった風な町であった。では