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これから背負うものがあるとして。

本日のヘッダーは、恐らく知る人は片手の数に満たないであろう、10代の頃に路上ライブをしていた場所での著者近影。どうも、マリエです。眠るタイミングを完全に逃してしまったので、昔話と、これからの話をします。

私はここで、アコギを抱えて歌っていた時代がありました。10代、高校生ぐらいまでだったかなぁ。先日ふと立ち寄るタイミングがあったのですが、街の景色は少しずつ変われど、歌っていた場所そのものは何も変わっていなくて、暑い日差しの中でどっぷりと感慨に耽ってしまいました。

コロナ禍でここ数年ほとんどお見かけする事はなくなりましたが、今ではさほど珍しくない路上アーティスト。しかし、20年以上前に遡れば、10代の女性が路上で歌っている姿というのは、なかなかに珍しいものでした。我ながら、よくやってたなぁと思います。

さて、私は20代まで「大抵の事は愛と熱意と誠意でどうにかなる」と言い続け、実際のところガムシャラにどうにかしてきた記憶があり……、その後どこかのタイミングで「あと、執念も」と付け加え(笑)、実際に執念をプラスして大抵の事をどうにかしてきた経緯もある訳ですが、30代も折り返して40代が見え隠れしてくると、また次の段階に差し掛かるのだなぁと、歳を重ねる事への面白さを感じているところです。

誰にも何にも臆する事なく端的に言えば、「資金」が必要になりましたね。

やりたい事をやろうとしても、愛と熱意と誠意だけじゃどうにもならないし、いくら執念があっても資金がなければ動く事さえままならない。恐らくそれは、若さ故に犠牲にしてきたもの、犠牲にする事が出来たものだったのだろうな、と思っています。

これからは、犠牲にしてきたものを取り戻す必要があるのだろう、と。そして自分より若い世代に向けて「犠牲にしてはならないもの」だと先陣を切って伝えていかねばならないな、とも考えているところです。

路上ライブをしていた10代の頃の出来事は、もはやほとんどが記憶の彼方にありますが、その当時のマインドはずっと自分の奥底にあると思っています。私の「根性」は、確実にここで養った、訳です。無論、根性論のようなものは時代に即していませんし、他人に求めるものでもありません。ただ、少なくとも自分の中には、あって良かったな、と思うものです。

この先の私が「大抵の事をどうにかしていく」時に必要なものは、

愛と熱意と誠意。さらに執念。あとは資金。

そして、それらを裏打ちしていく根性、あたりではないかしら?と思っています。 

「よし、コイツは何か面白そうな事をやってくれそうだ!マリエにお金をあげよう!」という奇特な方(笑)はいつでも何時でも募集していますし、いらっしゃるとするならばそれはそれはもう大歓迎なんですが、夢は寝てる間にでも見れば良いので、ひたすらに資金を貯めるとします。自力で、コツコツと。

いやー、もう既に足りてますんでね、愛と熱意と誠意と執念と根性は。あと足りないのは資金だけなので、ひとつ集めれば良いだけなんですよ。それさえあれば、いつでもどこにでも飛び出す準備は出来ています。楽しい事に向けて。

あとは40代、50代の諸先輩方から、この先には何が必要になるのか早々に教えて頂きたいところですが、私の周りにいる素敵な先輩方は

「まぁ、そのうち分かるよ〜」


と笑いながら言いそうな方ばかりで、なんかもう軒並みまとめて顔が浮かぶので(笑)、気長にそのうちを待ちたいと思っています。

次は、何が来るんだろうね。

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