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ほぼ100%のモラハラ被害で見られる?モラハラサイクルの威力

こんばんは。ねこねこです。

モラハラ加害者って、突然優しくなったり、友好的な態度や言動をしてきたりします。

昨日はさんざん罵ってきたのに、いきなり今日になってちょっとした気遣いを見せてきたり・・・。

普通に考えると、「え・・・」という感じなのですが、普段から虐げられているモラハラ被害者はその加害者の対応に、希望を見出したりしてしまいます。

具体的に言うと、さんざんあなたのことを虐げて、上からきていた加害者が、突然「いつも感謝してるんだよね」といいだしたり、「ごめん」と謝ってきたりすることがあります。

モラハラサイクル

「いつも感謝してるんだよね」と言い出したり、謝ってくるパターンは、DVのハネムーン期に見られます。

モラハラの加害者の多くは、常にひどいことばかりを言っているのではありません。

モラハラにはサイクルがあり、

1,緊張期
2,爆発期
3,ハネムーン期

この3つの時期をぐるぐる回っています。

パートナーシップや夫婦関係など、長期にわたる関係で行われるモラハラには、ほぼ100%といっていいほどこのサイクルが繰り返されています。

※加害者に発達障害がベースにある場合を除きます。

緊張期

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モラハラ加害者がイライラしやすくなっている状態で、パートナー関係や家族の中に緊張が高まってきます。

あなたは、加害者がイライラしていること、不機嫌であることを感じ取り、相手を怒らせないようにしようと細心の注意を払います。

加害者の機嫌を取ろうと試みたり、いつもに増して相手の要求に応えて、なんとか不機嫌をおさめようとしますが、あなたがどんなに努力をしても報われることはありません。

お子さんがいらっしゃる場合は、お子さんもいつもよりも加害者の言うことをきこうとしたりするなど、加害者以外の全員がその後に起こる、加害者のイライラの爆発におびえている状態になります。

爆発期

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モラハラ発言や態度が最高潮になるときです。

加害者はイライラ、不機嫌を思い切り爆発させ、暴言や威圧的な態度をこれでもかというほど取ります。

あなたの些細な落ち度も見逃さずに責めてきて、あなたは一日中責められているような状態になることもあります。

また、この時期は人格否定も活発に行われるので、あなたの苦しさは想像を絶するもので、心に大きな負担がかかります。

ハネムーン期

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加害者が今までとは別人のように優しくなる時期です。

いきなり感謝の言葉を述べてきたり、謝ることもあります。

モラハラ被害の初めのころは、この時期を迎えると「モラハラが治ったのかも」と思ったり、「そもそも、モラハラじゃなかったのかな」などと思ってしまったりします。

しかし、ハネムーン期はあなたを逃がさないための期間なので、もちろんモラハラが治るということなどありません。

モラハラ被害のベテランになると、いかにこの時期を長く保とうか創意工夫をする時期でもあります。

強まる支配

あなたはこのサイクルが繰り返されると、感覚が麻痺してきます。

普段は責められつつも、ハネムーン期があることで、「相手も本当は良いところがあるんだ。自分が至らないことに問題があるのかもしれない」と自責思考に陥ったり、ハネムーン期が来るまで耐えようと考えたり、モラハラは治るのではないかと希望を抱いてしまったりします。

忘れてはいけないのはモラハラの本質です。モラハラとは支配行為なので、加害者はこのサイクルを使って支配を強めてきます。

そのため、次第にサイクルの速度は増しますし、爆発期のモラハラがエスカレートすることが多いです。

最も危険なのは、モラハラにこのようなサイクルがあると知らずに巻き込まれてマインドコントロールが強まってしまうことです。

モラハラ被害にあってるかな?と感じたら、ご自身がこのサイクルに巻き込まれていないか、客観的に考えてみてくださいね。

今日も1日おつかれさまでした。





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