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あの人(モラハラ加害者)は悪いやつだ!と言いたくなるとき

こんばんは。ねこねこです。

モラハラ被害を受けたときって、加害者のことを「あの人は悪い人だ!」と証明したくなる場合もあります。

抑圧されていた感情

なぜそんな気持ちになるのかというと、簡単に言うと、あなたが「モラハラ被害にあって辛い」という感情があまりに抑圧されていたからなんですよね。

モラハラというのは、実際に自分がその被害にあうととても辛いです。

しかし、それをモラハラ被害にあったことが無い人に説明するのが難しいという側面があります。

言葉を尽くして説明したとしても、実際の被害に見合うだけの理解を相手から得られることが少ないのがモラハラです。

もちろん、話した相手が同じモラハラ被害者だったり、モラハラに精通している専門家などであれば状況は違うと思います。

しかし、一般の人にはなかなかその辛さの本質を理解されないのがモラハラです。

一人では抱えきれなくなったとき

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あなたは長いあいだ、モラハラ被害により傷ついた気持ちを一人で抱えています。

頑張って、「自分のせいなのかな?」と考えて、自分の行動や言動を工夫してみたり、「我慢が足りないのかな?」と考えて、今以上に我慢しようと試みたり。涙ぐましい努力をしていることが多くあります。

しかし、モラハラのダメージがある一定のレベルを超えると、一人で抱えきれなくなります。

「誰かに理解してもらいたい。」そう思うようになります。

そして一生懸命、誰かに被害を伝えようとします。

☆被害を伝えようと試みた最初の頃は、「何があったのか」「自分はどう感じたのか」などをそのまま相手に伝えます。

そうすると、それを伝えた”誰か”は、それはモラハラ被害ではなく、夫婦のよくある問題だと解釈し、「そんなの家もあるよー」とか、「夫婦なんて、我慢の連続だよ」とか、「わかるー。うちなんて・・・(自分の話にすり替え」などと返したりします。

あなたは、相手の言葉に混乱します。

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この状況(モラハラ状況)はよくあることなのかな?自分の我慢が足りないのかな?など”誰か”に無防備にモラハラ被害を打ち明けてしまったことにより、余計に混乱するのです。

そして、また一人で抱える時期を過ごします。

しかし、いつまでも一人で抱えてはいられないので、また違う誰かに話します。

そうすると・・・(☆へリピート)

数回こんな経験を経てあなたは思います。

もっと加害者が悪いということを分かってもらわなきゃいけないのだ!
そうしないと何も理解されない!!と

そのため、”誰か”への伝え方が、「私はこんなに傷ついた」ではなく「あの人(加害者)はこんなに悪いやつなんだ!」となっていくことがあります。

誰がどう聞いても相手が悪いとわかるように伝えられれば、あなたはもう理解されない苦しみを味わわないで済みます。

これはこれで必要なことだと思います。

ただね、思うんです。

モラハラ被害を受けている方の中に、あまりに加害者はこんなに悪いやつだ」の証明にとらわれてしまって、ご自身のことを考えられなくなってしまっている方がいるなと。

頑張らなくても大丈夫

モラハラ加害者は悪いやつですよ!

ゆるせませんよ!

モラハラっていうのはすごく理不尽ですよ!

だけどね、大切なのは、モラハラをしてくる「嫌なあいつ」ではなく、あなたなんです。

あなたが、あなたの人生をご自身で納得がいく幸せなものにできるかどうかなんです。

あなたは、モラハラ被害を受けた上に、その被害を伝えたら過小評価されて余計に混乱させられるという二次被害まで受けています。

なので一生懸命、いかに辛いことかを伝えたくなるのは当然です。

でもね、そんなに一生懸命伝えなくても、ただあなたが自然に話す言葉をそのまま受け止めて、あなたの辛い気持ちに寄り添ってくれる人もいます。

あなたはそういう、本当にあなたの味方になってくれる人に囲まれて、安全な環境であなたの人生を送ったほうが幸せだと思います。

なので、一生懸命あなたの被害を証明しなくても良い人と親密な関係を築くこと、あなたが精神的に安全だと思える環境を守ることにエネルギーを使ってください。

今日も一日本当にお疲れさまでした。




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