【東海道】岡崎二十七曲りを歩く② 岡崎宿・南冠木門~旧)岡崎城下入口付近(曹洞宗 根石寺)
はじめに
前回の『岡崎二十七曲り』の始点『岡崎宿 南冠木門』までの記事は以下を参照いただければ幸いだ。
東海道を巡るとともに、それぞれの史跡や神社仏閣の位置関係から新たな視点が見えてくる。
そのお付き合いを今回もしていただきたい。
今回の旅の始点と終点は以下のとおりだ。
今回は「岡崎宿 南冠木門(二十七曲り始点)」から旅を始める
『二十七曲り』の説明が書かれているが、御影石だろうか。
反射してなかなか読み取れない。
「南冠木門」を後にし、片道1車線の道を北上する。
そうすると、直に最初の「曲り」に接する。
説明があるので近くに寄ってみる。
欠町から投(なぐり)町へ。
現在の朝日町・若宮町が投町にあたる。
興味がなければ素通りしてしまいそうだ。
これを素通りするのは非常にもったいない。
『南冠木門』から140mの位置にある場所のようだ。
上記のような目印は設置されているが、必ずしもどの「曲り」にも設置されているわけではない。
これを公開している現在で岡崎城付近の『東海道・二十七曲り』まで歩いているが、目印のない「曲り」もあった。これは今後歩く方が迷わないよう、しっかりと曲がる場所・進む方向を提示したいと思う。
道なりに300m強ほど西に進むと右手に観音堂がある。
「曹洞宗 根石寺」。
岡崎三郎信康公とご縁のある観音堂だ。
説明文にズームする。
信康公の初陣。
天正元(1573)年は『足助城攻め』。
足助城は三河鈴木氏(足助鈴木氏かーー)が築城。しばらく後に、(足助)鈴木氏は松平清康公に奉仕。足助・酒呑・矢並鈴木氏は松平家に従順だったという。
その後の『足助城』は、武田家の居城となり、松平家が取り返し……となる。
この『足助城攻め』も信康公が武田家から足助城を奪い返すという戦いだ。
中を拝見させていただく。
上記の『恵の水』の横に観音様がいらっしゃる。
先ほどの「太神宮」と書かれた灯篭の裏を見る。
昭和42年に再建。
古くなり再建したのか、戦後復興も一旦落ち着き再建したのだろうか。
根石寺を後にし、また西へと進む。
そうすると、
今回の旅の終着点にたどり着いた。
次回はこの先を進むのではなく、少し寄り道をすべく北上する。
『東海道・岡崎二十七曲り』ではないが、どうしてもご紹介したい仏閣がある。またお付き合いをいただければ幸いだ。
東海道・岡崎二十七曲り 旅の手帖のご紹介
Googleマップを頼りにしても、岡崎市が提供するサイト類を見ても、本音を言うと非常に位置関係を把握しづらいし歩きにくい。
前述のとおり、どの「曲り」にも印があるわけではなく、途切れる場所が数か所ある。実際に私もどの方向が東海道なのか悩んだ場所が数か所あった。土地勘のない方には難儀な話になる。
とある街道の沿いの施設で『二十七曲り』を非常にわかりやすく、かつ、当時の情報を詳細に記載したマップ・冊子を作っていらっしゃる方を紹介された。
この度、著作者である たまじゅう株式会社 取締役会長・加藤栄一様よりご厚情を賜り、加藤会長が作成なさった『二十七曲り』のネット掲載許可を頂戴してきた。
また、冊子も作っていらっしゃる。
岡崎宿の背景が良く分かり、失礼ながら岡崎市が公式に提供する情報よりも内容が濃い。そのため、私も掲載許可にお伺いした次第だ。
実際に『二十七曲り』を歩いてみたい!などといった際には、加藤会長が作られたマップを見て散策することを強くお勧めする。
ちなみに加藤会長の会社は以下の場所に在る。
また、加藤会長におかれましては、この度はお忙しい中・突然の訪問にも関わらず丁寧にご対応くださり、心よりお礼申し上げまます。
また改めてお礼のメールを差し上げます。
まとめ
実際には既に岡崎城近くまでの『岡崎・二十七曲り』を歩いているが、多くは古くから地元に住む方々の支えで様々な歴史的建造物が残り・再建されていることを痛切に感じた。
誰かが目に留めて労力をかけないと途切れてしまう思い・歴史がある。
偉そうなことを言うが、どうかそういった歴史の断片があった際は見て見ぬふりではなく、微力でも良い、できる範囲で構わない。歴史を遺そうとしている人をサポートしてほしい。
後世のために、お願い申し上げる。
最終改定:R5年11月29日(2回目)タイトルの変更
※後に読み返した際に変更があれば、改定日を修正いたします
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引用・転載の際は必ずお声がけください
参照
城址公園 足助城
http://asukejo.com/guide.html
ツーリズムとよた 愛知県豊田市の公式観光サイト
https://www.tourismtoyota.jp/spots/detail/60/
『豊田市史1』 自然 原始 古代 中世
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