【2023年】 読んだ本を勝手にランキング Top 10
こんにちは、読書好きのネコカスです。
本来は年末に発表しようとしていた記事ですが、体調不良により年明けになってしまいました。
2023年は僕にとって読書まみれの年でした。
読了した本は、小説、エッセイ、自己啓発・ビジネス本合わせて121冊。
内訳は小説69冊、その他52冊です。
この中で特に面白かった・印象に残った本のトップ10を、ランキング形式でご紹介したいと思います。
あくまでも僕が2023年に読んだ本なので、発売時期や話題になった時期とは異なります。
今後読む本の参考程度にご覧ください。
10位
ザリガニの鳴くところ(早川書房)
ディーリア・オーエンズ(著) 友廣純(翻訳)
10位は「ザリガニの鳴くところ」です。
2021年に本屋大賞翻訳小説部門第1位を受賞し、映画化もされた湿地の少女の生涯の物語。
貧しさと孤独に耐え独り生き抜くカイア。
信じた人にも騙され続ける苦悩の人生。
感動と衝撃のラストは忘れることができません。
9位
方舟(講談社)
夕木春央
9位は「方舟(はこぶね)」です。
普通に考えるとありえないことだらけで、ランキングに入れるか悩みました。
ありえなさすぎて至る所にツッコミながら読んだ正直嫌いな作品。
それでも最後の衝撃が僕の中で大き過ぎて入れざるを得ない。
どんでん返しが好きな人にはおすすめです。
8位
こころ(新潮社)
夏目漱石
8位は夏目漱石の「こころ」です。
夏目漱石の作品を初めてまともに読んだ気がします。
「下 先生と遺書」は主人公の疾走感や感情の波が怒涛のように押し寄せ、気がつけば一気読みしていました。
感動するような内容ではないのですが、誰かとこの作品を共有したくてこの順位にしています。
7位
正体(光文社)
染井為人
7位は「正体」です。
一家惨殺し死刑判決を受けた少年が脱獄。
各地を転々と逃亡生活をする様子が描かれているが、そこでの生活はとても残虐な犯罪を犯した死刑囚の人物像とは似ても似つかない。
亀梨和也主演でWOWOWでドラマ化された作品。
もどかしい現実と感動のラストは一読の価値ありです。
6位
赤と青のエスキース(PHP研究所)
青山美智子
6位は「赤と青のエスキース」です。
短編風に描かれたこの本は、最後に一つの物語へと繋がる伏線だらけ。
2021年の本屋大賞のときから惹かれていて、やっと読むことができました。
先の読めない展開ながらも一つ一つが感動の作品であり、その総まとめとなるラストは見事な伏線回収となります。
5位
満願(新潮社)
米澤穂信
5位は「満願」。
米澤穂信さんの後味の悪いミステリーが大好きです。
6作からなる短編集ですが、どれもまぁ薄気味悪い。
米澤作品はかなり読みましたが、系統としては「儚い羊たちの祝宴」に近いのかもしれません。
どちらも良作ですが、2023年に読んだランキングなので今回は「満願」がランクインです。
4位
楽園のカンヴァス(新潮社)
原田マハ
4位は「楽園のカンヴァス」です。
ずっと買おうか悩んでいた作品でしたがKindle Unlimitedで見つけたため、買わずに読むことができました。
先の読めない展開が最終的にうまくまとめられ感動へと繋がります。
原田マハさんの本はまだ2つしか読んだことないので、他の作品も読みたくなりました。
番外編
ベスト3を発表する前に、ランキングに入れたいけど惜しくも入りきれなかった大好きな作品たちです。
「百冊で耕す」 近藤康太郎
僕は近藤康太郎さんの大ファンです。
「アロハで猟師、はじめました」「三行で撃つ」「あらすじだけで人生の意味が全部わかる世界の古典13」を読みました。
(僕の中で)あまりにも有名な一文『古典を読まんやつは、あほうである』は人生の教訓となっている。
「クライマーズ・ハイ」 横山秀夫
横山秀夫さんも好きです。
2022年の読了本ランキングでは間違いなく「ノースライト」が1位でした。
日航機墜落を題材とした「クライマーズ・ハイ」も素晴らしい作品です。
「ハヤブサ消防団」 池井戸潤
今年はドラマ化されヒットしましたね。
原作と違う展開でしたが、どちらも面白かったです。
「王とサーカス」 米澤穂信
米澤穂信さんも大好きです。
作者は誰が好き?と聞かれれば最初に出てくるかもしれません。
これで思い出した、「さよなら妖精」を早く読まないと。
「私の個人主義」 夏目漱石
大正3年11月25日に学習院にて行われた夏目漱石の講演をまとめた本。
今から約110年前です。
なのに考え方は現代とさほど変わらない。
色々と考えさせられる本でした。
「吾輩は猫である」 夏目漱石
タイトルだけは超有名。
だけど読んだことある人はあまりいないのではないでしょうか。
猫を主観としたとりとめない話がダラダラと500ページ以上も続きます。
読み終えるまでに何度睡魔に襲われたことか。
鼻子とヴァイオリンの話は笑えた。
いつか何かの話のネタにでもと思い読んだが、おそらく2度と読むことはないでしょう。
気になる人は挑戦してみてはいかがしょうか。
ちなみに僕は読了に2ヶ月かかりました。
「行儀が悪いが天気は良い」 加納愛子
愛するAマッソ加納さんの2作目のエッセイ。
もちろん「イルカも泳ぐわい」と「これはちゃうか」も読了済みです。
小説は独創的過ぎてついていけないところもあったが、エッセイにおけるワードセンスはさすがです。
年々売れてきて寂しい気もしますが、2024年も素晴らしい活躍をされることを願っています。
3位
52ヘルツのクジラたち(中央公論新社)
町田そのこ
3位は「52ヘルツのクジラたち」。
2021年の本屋大賞第1位の作品です。
正直僕は読まず嫌いをしていました。
感動系よりミステリーが好きなので、ずっと避けていた作品です。
これほど多くのことを考えさせ感動した作品はなかなかありません。
まだの方はぜひ読んでみてください。
2位
傲慢と善良(朝日新聞出版)
辻村深月
2位は「傲慢と善良」ですが、実質1位です。
個人の好みがあるので、僕はリアルで会う人にはあまり本をすすめないのですが、「傲慢と善良」だけは自信をもっておすすめできます。
なんとなくジャケ買いした本に、こんなに心を揺さぶられるなんて思いもしませんでした。
間違いなく僕の生涯ベスト3に入る作品です。
1位
ハリー・ポッターシリーズ(静山社)
J.K.ローリング(著) 松岡祐子(翻訳)
2023年、僕が読んだ本のなかでの堂々の第1位は「ハリー・ポッター全巻」です。
これはシリーズでランクインしたのですが、超大作すぎて読んだ直後から1位は確定していました。
映画はたしか「炎のゴブレット」までしか見たことありません。
いつかまとめて見ようと思っていても、なかなか見なかったんです。
というのも、本の発売当時に「賢者の石」と「秘密の部屋」を読んで、映画とのギャップに萎えてしまったからです。
読んだ人はわかると思いますが、映画は端折りすぎです。
そんなときKindle Unlimitedで最後まで読めるのを知り、約2ヶ月かけて全巻読破しました。
最高でしたね。
ネタバレが大嫌いな僕でもどこからか入ってきた知りたくもない情報で、知っている展開や、映画と違いク○みたいなハリーの性格にイライラする場面が多々ありましたが、全体を通すと最後まですごく良くできた作品でした。
大人気なのも納得できます。
映画もPrime Videoで見れそうなので、今後は順に見ていこうと思います。
2023年読了本ランキングのまとめ
僕の2023年のランキングいかがだったでしょうか。
改めてまとめておきます。
「ハリー・ポッターシリーズ」 J.K.ローリング
「傲慢と善良」 辻村深月
「52ヘルツのクジラたち」 町田そのこ
「楽園のカンヴァス」 原田マハ
「満願」 米澤穂信
「赤と青のエスキース」 青山美智子
「正体」 染井為人
「こころ」 夏目漱石
「方舟」 夕木春央
「ザリガニの鳴くところ」 ディーリア・オーエンズ
2023年は年間100冊を目標に掲げて読書しましたが、121冊という100冊を大幅に超える本を読むことができました。
達成できた理由として、Kindle UnlimitedとAudibleを隙間時間に活用したおかげだと思っています。
読了した本の内訳として、本38冊、Kindle Unlimited 44冊、Audible 39冊です。
Audibleを読んだ本に含めるなと言われそうですが、それを抜いても80冊以上読んでいます。
これだけの本を実際に買って読むとなると相当のお金もかかります。
ハリー・ポッターの文庫本だけで20冊もありますからね。
大好きな本をそんなにお金をかけずにたくさん読むことがでたのもKindleのおかげだと思っています。
今なら3ヶ月99円で入会できるみたいなので、2024年に新たな趣味に挑戦しようと思っている人は試してみてはいかがでしょうか。
ということで2024年も読書に励んで、たくさんの知識と感動となんとも言えないモヤモヤを本から吸収していきたいと思います。
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