毎日note#232　オタク、現場で配布芸

「配布芸」という言葉がすでに懐かしくてエモい。はじめてエモいを正しく使った気がする。

「配布芸」の例　　※現場、界隈、時代によるカルチャーの違いあるはず

（１）お菓子を配る･･･
とくに東京などの大きなイベントの際は遠征をしてやってきた地方オタクたちは地元のお菓子を配りがち。これがおもしろいのは自分で出身地のお土産買ったり食べたりすることなくて新鮮。遠征の朝は早めに新大阪駅に行ってお土産チェック。
今までで一番ウケが良かったのはたこ焼き味のお菓子でも、面白い恋人でもなく、ノンスタ井上の名言と顔写真が袋にプリントされたチョコクランチかなんか。(笑)

（２）お手紙（しっかり直筆）･･･
前述のお菓子とセットになっていることも多い。フォロワーさんと事前にお手紙を交換する約束をしておきます。Twitterで電子でなんでもやりとりできるってのに、そこは時代に逆らうオタクたち。
でも、デコるセンスとか文字の味わいとかで人となりがわかって面白いんだよね。あとは名刺代わりみたいなもん。今日誰と会っていたか後から思い出せます。便利。

（３）他グループのCD･･･
多くのオタクはほかの界隈やグループにも手を出している忙しい生き物たち。多頭飼いです。握手会やサイン会に参加するために死ぬほど買ったCDをもってきては、こっちの推しもよろしくね～～と営業活動を始めます。
CDって結構重い。それをデパコスなどの紙袋にパンパンに詰めて、もはやグッズ列で前後になった初めましての人にまで配布芸をかまします。

（４）フェスでの推しグループのCD･･･
いろんなグループが出るフェス形式のときは”在庫”を捌く大チャンス！ほかの出演者のTシャツを着ているにも関わらず、推しグループで盛り上がっていた人にとりあえず配る。この度は一緒に盛り上がっていただきありがとうございます、今後共どうぞよろしく。ある意味、CDも名刺代わりと言えよう……。

（５）制作物･･･
これは正直わたしはあまり体験したことがない。手作りクッキーをもらったことはあるけど。主に自作グッズという感じです。アニメ系の界隈に多いイメージですね、キーホルダーなど。アイドルの場合は写真をネットから引っ張ってきて作ってる方や、配布している方もいたけどそれはグレーだからね……

ほかにも現場によっては絶対面白い配布やってる界隈あるんだろうな～。オタク図鑑が欲しいわ。
とにかくこれらのことを何人ともやっているので、ライブ始まるまでもめちゃくちゃ忙しい＆楽しい。こりゃ何時間も前から会場入りしなきゃならんのです。

推し色に合わせたお手紙の仕様や、チョコの包み紙や味まで推しに合わせてくれていたり、ハロウィンやバレンタインより凝っている。

広島の友人はもみじ饅頭を配ってくれたりして、夜行バスおりて直行でグッズ列並んでいるときにおなかも満たせるし、冷めててもおいしいし、甘いしで助かった記憶がある。立って食べやすいし。

またあの、ホテルかえってきてもらったもん全部バーーンってならべて写真とってちょっとずつお菓子たべたり、レポあさりたい。

使わせてもらったマーブルチョコ画像のごとく、推し色に身を包んでるおたくでカラフルになった代々木体育館なつかし〜。

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