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毎日note#98 外出自粛が心地良い

少し前の投稿にも書いた通り、やはりわたしはステイホームに向いているようだ。
外出自粛が何も苦しくないし、時間も長く感じない。
無力感どころか、生きていることをいつもより感じられる。

そう感じられるのは、日々ほんとうに自分の時間を過ごせずに居たから。
時間シフト制の勤務にいつ帰れるかわからない残業の毎日。
電話オペレーターとしてマニュアル通りの対応を続ける非日常的な生活。

やっと自分の意思で、自分のために、自分のことに時間を使えるということが嬉しくてたまらない。

衣替えとか、いつもよりちょっと丁寧に爪を切るとか、ストレッチをたくさんするとか。
大したことはしていないけど、いつもやることをあえて丁寧にやれることが幸福に感じる。

堂々と寝ていられる

そして休日が少し苦手なところもあった。平日に身動きが取れないために、ネイルもマツエクもちょっとした買い物なんかも全て休日に予約を入れなければならなかった。休日なのに時間が制限されている感じが苦しくなってきていた。

そして、それらの予約の間を縫って彼氏や友人、親とのお出かけの予定を組んでいると、楽しみだけどどこか休まらないそんな週末が続いていた。

休みだけどアラームをセットして、身なりを整えて化粧をして遅刻しないように出かけて、電車に乗ったりして非常識な人に不快感を覚えて、会った人にはどこか気を遣って、帰りの時間を気にしてクタクタの身体でまた電車に乗って必死で帰って。
本当はもうアラームをかけずに寝巻きのままベッドに横たわっていたいのに。静かに過ごしたいと思っている。

お出かけマウントがなくなる

長期休暇があるとその前後から、、どこどこに行く予定があるとか、バーベキューをしたとか、毎日呑んでたら終わったとか、どのように過ごしたかの体験記交換がよく行われる。

まじでこれ何も幸せにならないから、世間話だったりカッコよくいうと、アイスブレイクだったりするのかもしれない、挨拶のつもりなんだろうけど無くなって欲しい文化である。

実家に住んでいるので地元に帰るとかも無いし、あいにく地味な学生生活を送ってきたために、大規模なバーベキューなんかも無い。同理由で海外旅行に行ったり派手なイベントをやったりすることもない。

まあ、せいぜい1泊2日〜2泊3日の国内旅行に出かけていたら良し、仕事で大阪を離れている子たちと飲みにいけたら良し、くらいで自分の中ではハードル設定をしている。

もちろん旅行にはいきたいし、連休中は楽しく過ごしたいけど、旅行などわかりやすく予定があるのなんて2日〜3日の話で、実際は毎年ほかの3日ほどはボーッとしていたという感じである。

だから、こんな長い連休で何していたの?と聞かれるとめんどくさい。
なんとなく連休中をフルに遊んでいる回答を求められている感じがする、実際に、じゃあ旅行以外のほかの日は何してたの?なんて聞かれたりするし。
そして、大きい旅行や毎日いろんな人と会っていた人の過ごし方が肯定されているように感じてしまう雰囲気もあったし。

この息苦しさを感じていた私からするとお出かけマウントもなく、堂々と家でゆっくりすることが推奨されることがとても心に余裕を持たせてくれる。

むしろ、わたしが願っていた連休の過ごし方がいま、国を挙げて推奨されている。
多くの人は制限が多くて息苦しいかもしれないけど、わたしは心地よい。

ステイホーム、うちにいよう。
どうかこれを機にウイルス関係なく、1つの連休の楽しみ方として公認される世の中にならんだろうか。

無駄に金をかけて体力擦り減らしてまで外出したり、人と会ったりしなくて良いよね?って気付かないだろうか。

ゆったり過ごしたいと願うことがこれからは堂々といえる世界にならないだろうか。

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