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毎日note#222 「スタジオアリス期間限定バイト」〜バイト遍歴を振り返る3〜

Yahoo!知恵袋などで検索すると、悪評高いスタジオアリスでのバイトについて。たしかにわたしも全くおすすめするつもりはないです。なんか、子どもを可愛く撮るファンシーな雰囲気に反して民度と雰囲気がよろしくないなぁ、というイメージ。

めっちゃサービス残業をしながら、ブラックだと言いつつ4年も続けた塾講バイトにはじまり、柔軟さを求めてカフェバイトを初めた、と昨日に書いた。
じつはカフェバイトを始める前に「七五三のスーパー繁忙期のみの期間限定」でスタジオアリスでかけ持ちを始めていた。

はじめから期間を決めて働いていたのは下記の中でも、スタジオアリスだけ。

1.学習塾での個別指導バイト
2.セルフカフェでの飲食バイト
3.スタジオアリス期間限定バイト……★
4.登録制グッズ販売のバイト
5.登録制の試験監督バイト
〜番外編〜
6.高校での試験監督サポート(単発)
7.ドラマ等のエキストラバイト


子ども用フォトスタジオのスタジオアリス、近所のイオンの中にある店舗で勤務していた。掛け持ちバイトを始めるにあたって、まずは期間限定くらいからのほうがハードル低いかなあというくらいの感覚だった。

ここで大きく間違っていたのは、わたしはべつに保育士になりたいわけでも、フォトグラファーになりたいわけでもなかったということ。しぬほど子供が好きだ!という人類以外の人にはまじでオススメしない。わたしは子どもに対してとくべつ好きとも嫌いとも感情がなかったけど、正直、苦手になってしまいました。。。


七五三繁忙にむけてだったので、8月くらいから少しずつスタート。メインは土日で、平日の夜に少しだけ入って仕事を覚えていくという感じ。11月半ばに向けてどんどん忙しくなっていきます。前撮りってやつですね。

◆仕事内容
・カメラアシスタント
…シャッターは社員が握ってるので、おもに背景の布やついたてを変えたり、子ども用の小物を取り替えたり。あとは着物やスカートの裾を即座に整えてはフレームインしないように避ける。ボールボーイみたいな。(めっちゃ汗かく)

・お着替えのサポート
…着付けはできないのでおもに脱がしてあげる専門。ボタンを留めるだけのドレスの着用や、お靴の着用はサポートします。(子どもたちもメイクやヘアアレンジをするので、メイク専門の方がいる)

・子どもを見張る
…上の子の撮影時に下の子を親に変わってみておく。3歳の撮影なら下の子は赤ちゃんだったりする。走り回る子どもを怪我させてはいけないので、落ち着かせる。

・衣装の整理
・庶務
…チラシを三つ折りしたり、棚卸しをしたり


とにかく土日はバタバタしているし、大きい部屋にずっといるので常に何かをしておかないといけないというハードさがある。なんなら繁忙期の土日はイオンの開店より早い、朝8時に裏口にお客さんを迎えに行ったこともある。そうでもしないと予約が回らないらしい。


◆オススメできない理由(個人的にイヤだった事)
※あくまで私の個人的な意見

・女社会がゆえのコワさ
…店長と副店長はべつに嫌じゃなかったけど、その他従業員のカメラ担当のおばさんが忙しくなると如実にイライラするタイプでまじで面倒くさかった。バイトを私物のように扱う感じ、指導ではなく奴隷って感じ。めちゃくちゃ狭いロッカールームの雰囲気はまじで苦しかった。

・シフトの縛りの強制力、残業
…シフト希望を出す際に1ヶ月のうち2回土日に出勤不可と書いたら呼び出して怒られる。あとの8回は○で出していたのに、「うちは土日が忙しいのわかってるよね?!?!」と。いや、バイトなんですけど、、、っていうか、たった2回やん…。学園祭で出番があってまじでバイト入れなかったので、しぶしぶ学園祭終わりの夕方から入るということで妥協した。
あとは、子どもが泣いたりするとどんどんスケジュールがズレて残業になっていく…

・命を預ってるのよ!!!!という恫喝
…お食い初めフォト、命名フォト、1歳バースデーなどとにかく予想以上に赤ちゃんがやってくる。七五三の繁忙のイメージだったので、赤ちゃんと触れ合うことになるとは思わなかった。自分だって産んだことないのに、首が座っていない子の撮影アシスタントはめちゃくちゃ怖かった。ミルクを手に吐かれたこともある。鼻水や涙なんて日常。ティッシュを取ろうとすると「目を離すな!!!!!!お客様の大切な記念日に子どもにケガをさせたりしたらどうするの!!!!!!何考えてるの!!!!!」としぬほど怒られます。まるで人殺しのように、言われます。19歳大学生にそんな赤子の知識はねえんだよ。だったらはじめに教育しろ。実際にケガをさせたことはありません。

・身だしなみや表情にもつねに気をつかう
髪は超ショートでもない限り、シニヨンでまとめるという決まりが有りました。当時、ボブよりちょい長いくらいだったわたしはシニヨンにするにはみじかくてアメピン指しまくって必死で固めていたけど、子供に引っ掴まれてグシャグシャになります。でも、すぐ直さなきゃ怒られます。また、ちょっとした時間にルーム内で手を後ろで組んで立ったら怒られます。もちろん常にニコニコしなければいけません。

・休憩時間が回せてない
土日は朝8時から勤務して、急に30分ほどの休憩を昼間に与えられて、残りの30分は退勤1時間半前の夕方ということもザラ。
ひどいときは15分で昼食を食べてきてね、なんてこともあり。社員たちはせっっまいロッカールームで地べたに座ってマクドやコンビニ飯をかきこんでいた。イオンは広くて社員食堂まで移動してご飯食べて戻ってくるには15分では足りないし、一般のフードコートや飲食店なんて土日は絶対に混んでて入れないので地獄だった。

・子どもの見た目で明らかに反応を変える
…どんな子どもたちだって可愛かった。従業員はまじで面倒くさいババアも居たけど、子どもはみんな可愛かったです。
それなのに、明らかに顔が良い子どもが来ると従業員のテンションが如実に代わるのが気持ち悪くてゾッとした。スケジュールは詰め詰めなので、前後の予約の子どもも親も近くで他人の撮影の様子を見ていたり声を聞いていたりするのに。明らかにジャニーズいけそうな7歳、5歳の男の子の兄妹がミニタキシードを着て撮影したときの従業員のテンションと歓声が忘れられない。幼くても結局は顔かよ。悪い男になってないと良いなあ…。

・シンプルに会社がブラックそう
…店長はいつもフラフラで目が充血していた。副店長が2人居て、1人は新卒入社して1年目だった。1年目で副店長………ふーん。


あくまで私が居た店舗での話であるし、たしかにわたしも接客バイトに不慣れであった部分や、子ども慣れをしていなかった点もある(教育学部でもなんでも無いので)

基本的に出勤前まじでいつもイライラしていたし、つねにあと何回出勤すれば期間満了になるのかを指折り数えていた。生涯通していちばん嫌いなバイトであった。

最後にちょっと良かった点としては、
・土日祝日は時給が10円アップ
・最寄り駅から1駅でチャリ通勤だったが交通費が貰えた
・教科書で見るような家族写真に立ち会える(後列両端におじいさん、おばあさん、おとうさん、おかあさん、子ども2人は真ん中の椅子みたいな)


こどもが大好き!!!!!というような、体育会系女子なんかにはオススメかもしれない。向いている人には向いているのかもしれない。

まあでも、子ども関係の仕事ではたらいてるわたし☆みたいな人が多くて、余裕を持った大人の仕事をしている人が少なかったのは事実。良くも悪くも従業員も子どもっぽくて、感情がストレートな感じ。ザ・女の職場。


めっちゃ書いたな、やっぱり嫌なことってめっちゃ書けるんだな。


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