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理想のコミュニケーションを探る!「トキメクトキ」が生まれるまで  

はじめまして!NECのデザイナーの3年目です! 今回は、私たちが昨年に行った活動とその裏側をご紹介します。

NECには2年目社員を対象に、自分たちで職場の課題を見つけ、テーマを決めて活動し発表する研修があります。私たちは部内のエンゲージメント向上や環境改善をテーマに、1つのプロジェクトを企画しました。

このnoteを通して、少しでもNEC DESIGNの活動や雰囲気についてご興味を持っていただけるととても嬉しいです。ぜひ最後までお読みいただき楽しんで下さい!


”ときめき”を共有してメンバーを知るオフィス展示!

私たちが企画したのが、「トキメクトキ」というリアルでの企画展示です。

展示内容は、デザイン部の各メンバーが日常生活の中で何に心がときめいたか、その瞬間を切り取った写真にひとことエピソードを併せて展示するというもの。また、これらのディスプレイを通して他のメンバーが感じたことを吹き出し付箋を用いてフィードバックをしたり、それをネタに話しかけたりと、直接的なコミュニケーションへと発展させていきます。

ハイブリッドワークでの理想のコミュニケーションのあり方を探る

皆さんにもこのような経験はないでしょうか?

  • テレワークって便利だけど意外と気を遣うし気軽に話づらいよ…

  • 出社しても隣の人のことをよく知らないから、話す話題に悩んでしまう...

コロナ禍に入社した私たちですが、テレワークが中心のワークスタイルで、コミュニケーションの取り方に悩みや不安を感じることも多くありました。
NEC DESIGNでも「もっとカジュアルにデザインの知見や人となりを共有し合いたい!」という想いを持った人が多く、私たちはその人達を繋ぐ「きっかけ」が十分ではないことに課題感を持ちました。

入社間もない私たちですが、今よりもっと「相互に理解し、支援し、高め合える関係性にしたい!」という想いが一致し、何かできることはないかと模索し始めたことが、今回の企画の背景です。

展示開催までの5ステップ

展示を開催するまでのプロセスを簡単に説明すると、このような流れです。

1. 現状把握

最初のステップは、現状を正確に把握すること。部内のベテランから若手までの各世代に網羅的にヒアリングを行い、素直な意見や問題点を洗い出しました。

問題を洗い出した際のmiroの画面

2. 問題分析/課題設定

次に洗い出した問題点を整理し、課題を設定しました。
そして整理すると以下の3つに分類できました。

  • カジュアルなコミュニケーションの機会が少ない

  • デザインに関するラフな知見共有の場がない

  • 他のメンバーの個性やスキルを知らない

一見ネガティブな印象を持ちますが、深堀りしていくにつれ私たちが感じたのは、「”もっとカジュアルにデザインの知見や人となりを共有し合いたい”という想いを持った人が多いなら、今よりも”相互に理解し、支援し、高め合える関係性”を築いていけるようにしたいね!」というポジティブな想いでした。

そして課題はその人達を繋ぐ「きっかけ」が不十分なことにあるという仮説を立て、具体的な施策を考えていきました。

3. 解決策の策定

具体的に施策の方向性を定めるために、他社の事例なども参考にし、コミュニケーションのしやすさやナレッジシェアを重視した施策を探りました。その結果、気軽で自由なコミュニケーションがとれ、デザイナーとしての知見も得られるリアル展示にたどり着きました。

また、ここで重要になるテーマはメンバーの感性とプライベートが垣間見えつつも会話の広げやすさを狙って”ときめく瞬間”を選びました。

施策のラフ案
  • コミュニケーションの生まれやすさと広げやすさ

メンバーの感性やプライベートが垣間見える展示物やそれに対してフィードバックできる仕組みを入れ込むことで展示の各要素が会話のキッカケになるように工夫しました。

4. 実行

このフェーズでは、好奇心を刺激し、無意識に参加したくなる場所選びや、展示物やレイアウトなど、いかにコミュニケーションがとりやすくなるかを具体的に考えていき、展示として成り立つように手を動かしていきました。
場所選びのポイントはこちら👇

  • ミーティング後に立ち寄りやすい会議室横の壁面

  • 作業スペースから適度に離れた距離で話しやすい位置

  • 他部署の社員も通行するメインの動線

5. 展示

多くの人に参加していただくために、集会の時間やTeamsで告知をしたり、直接参加を呼び掛けたりしました。すると徐々に参加人数が増え、告知を知らなかった人も「途中参加したい!」と言ってくれたり、ポジティブな反応が増えていきました!🙌

終了を惜しむ声続出!メンバーがつながりを実感

体験設計を試行錯誤した甲斐もあって、NEC DESIGNのメンバーの半数以上の方々に加え、デザイン部と同フロアであるお隣のコーポレートブランド戦略部の方々からも積極的に参加してもらえました。よかった~!

部をまたいでの横のつながりも強化でき、「意外な共通点が見つかって話が弾んだ!」「また開催してほしい!」などのお声も多く、やりがいを感じた結果となりました!👏

PJから学んだこと

今回の職場の課題解決プロジェクトを通して、改めて”リアルの良さ”というものを実感しました。個性溢れる展示物や付箋コメントなどのモノを介してのコミュニケーション・手書き文字・その場の雰囲気やリアクションなど、リモートでは感じにくかったメンバーの人となりがあらゆる場面で感じられる非常に良い機会となり、心に残った瞬間でもありました。

この経験をもとに、NEC DESIGNがより良い職場となるよう引き続き活動を続けていきたいと思います!最後までお読みいただきありがとうございました!




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