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日記:冬の何者と雨の傘

雪だ。
自ら動かないと季節を感じない僕に、冬が存在をアピールしてるようだった。

僕は夏でも冬でもサンダルを履く。
夏でも冬でもパジャマは半袖半ズボンだ。
そんな季節に流されない僕に向かって、冬だ。と教えてくれたような気がした。

雪に馴染みやすさは昔からあった。
小さい頃は、雪山に行ってスノーボードを嗜んだ。
親の影響もあって、今は見事な実力が付いた。
友達と行く時はいつも教える側に回れる。

でも、ここ2年くらいまともに行ってない。
一時期は毎週行ってた。
都心に住んでいたとしても、車を出してくれた。
そんな僕がここ2年は1、2回しか行ってない。

今日降るのを見て突然雪を恋しく思えた。
昨日も見た街の様相も知らない街のように思えた。






なんか今日すごいなお前。
一体、何者になるつもりだ。
エッセイって言うのか?
よくわかんねーけど、以前とテイスト変わりすぎ。
唐突にポエマーになりやがって。
日記ってタイトル打ってるくせに、何言ってんだ。
日常がないもないからって、そんなポエム書くな。

でも、こんな気持ちの方が雪にあってる。
熱い思いなんて、溶かして消えてしまう。
だから、今日くらいはいっか。


本日の作詞

僕の街でも雪が降ったよ
君の街ではどうかな

「手が冷たい」
知らせる君を笑っていたい
傘も持たずに
雪と舞う君を見ていたい

少し目を逸らしたら
いつの間にか
冷たいだけの雨だった
ぐちゃぐちゃな靴で
君へと向かえば
何かを変えれたのかな?

傘を投げて
冬の結晶なんて
あの想いの前じゃ
溶けて消えてしまった

朝を駆けて
溶かした雪は
不自然な雨を降らせて
悔いになってしまった

「傘も持たずに雪と舞う君を見ていたい」
え、なにこれ。
すっごい素敵。
見たこともないけど、理想のシュチュエーションだ。
暖かい気持ちになる。
寒いって言うのに。
本当に僕をあっためるのはそんなものだね。

最初に思いついた構想は、雪から雨に変わってしまったような心を失恋にでも例えようかなー。と言うものだった。
雪に油断して、気付かぬ間に雨になり、足元すくわれている。
いまいちまだふわっとしたニュアンスしかできてないがそんな歌。

あー。
あの一節が良すぎる。
それ故にそこ以外が良くないように見える。
蛇足すぎるな。

いや、むしろあの一節が良すぎるから、心温まる愛の歌でもいい気がしてきた。
いやーまったく。
素敵すぎる。
人生の理想シチュエーションに加えよう。


毎日作詞を続ける生活。
明日でちょうど1ヶ月。
明らかに実力が上がってる。
表現は典型、正解がないものだけど、自身の中で比べれば、より良い表現ができるようになったと思う。
めちゃくちゃ嬉しい。
毎日、昨日の作詞が好きだと言える気がする。

2月10日 22:22