完璧じゃなくても届けたい、それが音楽
今、練習中のモーツァルト。
(音楽会の講師演奏で弾きます♪)
モーツァルトの曲は左手の存在感が格別で、曲の仕上がりを左右するキーポイントです。
昔から左手には苦手意識があるので、じっくり基礎練習から始めて…
といきたいところですが
途中でタイムオーバー。。
赤ちゃんがいる生活、あるあるですかね。
それでも、今の私の精一杯の演奏がみんなに届くように演奏したいと思います^^
きっと今回は、終わった後に
悔しい!もっとうまく弾きたい!って思うだろうなぁ…
人前で演奏するということは、それぞれに色んな気持ちを味わえる良い機会です。
そう思って年に2回は、教室のみんなが集まる機会を作るようにしています。
そういえばウィーン留学に行った時に、私が師事していた先生がコンサートの最後に演奏をしてくださいました。
なんと曲の途中で止まってしまい、何回やり直してもその箇所が弾けない、というアクシデントがありました…!
終了後、その先生はとてもショックを受けてらっしゃり、翌日のレッスンでも落ち込んでいる様子でした。。
しかし、聴衆の私たちはその演奏のアクシデントよりも他の部分での感動が大きく。
先生の魂が滲み出ててすごい演奏だったね…!という感想でした。
また、フジ子・ヘミングさんのコンサートに行った際は、曲によってはコンディションが悪く、お年も召されているので仕方ないよなぁ、と聴いていたら…
最後のラカンパネラでは圧巻!
それはそれは素晴らしい演奏でした。
母の隣に座る方も鼻水をすすり、きっと涙を流されていたのだろう、とのこと。
どこで感動するか
どの部分で感じるものがあるか
それは人それぞれ。
だから完璧じゃなくても、音楽を届けて欲しいし、届けたい。
そんな風に思います。
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