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『シナぷしゅ』から考える私が目指したい音楽教室


シナぷしゅとは、赤ちゃん向けのテレビ番組。

0歳向けに作られた番組は、なんと地上波初めてだそう。

今3歳の長男も赤ちゃんの頃から見ていたし、来月1歳になる次男も最近好きになり、そして何より私が大好きだからついつい見せてしまいます。

人気番組になったのは、子どもが楽しめるだけでなく、大人も楽しめることなんだと思います。


流れる曲やコンテンツは大人が聴いても見てもいい感じ。

例えば、私が大好きになったこの曲。

坂本美雨さん作の『タベタイ』という曲。
坂本龍一さんの娘さんですね。
大人の方も、一度ぜひYouTubeで聴いてみてほしい。
この音楽と映像の世界観、やみつきになります。



この曲以外にも、名曲がたくさん!
口ずさんだり歌いたくなるような曲ばかりで、毎月新しい曲が楽しみです。

子どもだけに向けて作られたのではなく、一緒に見る大人も楽しめるように作られているのがよく分かります。


その他の内容も、見ていてなんかホッと気の抜ける面白おかしい感じで、癒される。

乳幼児を子育て中の大人は、いつも気が張って色んなところがガチガチだから、そんなところも良いのだと思います。



そんなシナぷしゅの魅力から、自分の仕事について考えてみました。

現在私が自宅で開く音楽教室では、乳幼児向け(0歳ー3歳)のリトミックはお休み中で、来年から開講予定です。

先週末、生徒が集まって夏の音楽会を開催しました。
Instagram@neben.ashiya



普段、自分の子どもたちとは、児童館のイベントやリトミック、おんがくあそびなど、習い事も含めて色々なところへ参加します。


たくさんの動きや工作などで、次から次へとメニューが詰め込まれていて、子どもたちが飽きないような工夫をしてくださって、楽しい時間を過ごせています。


けれど…
子どもたちにとったらそれは良いけれど、ついていく大人は疲れてしまう、そんな日もあります。


それはそうですよね。
子どもに合わせたプログラムに、親も一緒に参加するのですから!
(未就園児のリトミックは、ほぼほぼ親子参加だと思います。)


シナぷしゅなら子どもと一緒に見ていられるけど、その他の子ども向け番組はずっと見続けるのがしんどいな、とたまに思う自分。

同じような現象です。



これを自分の仕事に当てはめて考えていくと

私が自分の教室でリトミックをする時には
子どもの力を伸ばすプログラムがもちろん最優先なのだけれど
参加してくださるパパママにも癒しや楽しい時間を過ごしてもらえるように。
そんな視点を少しでも持ちたいな
ということ。

寝不足の中、授乳の時間を調整したり、色々な大変さを抱えて、わざわざ連れてきてくださるのだから。

私が自分の子どもと参加するなら何が嬉しいかなって考えたら…

例えば、子ども向けの歌ばかりでなく、グランドピアノやバイオリン、ハープなどの生演奏を聴く時間。
子どもを抱っこしながら、目をつぶって一緒に美しい音色や音楽を聴く。

本、絵画、アートなど美しい作品と関わる音楽を一緒に楽しめる時間。


音楽以外では、
例えば、そこに季節の生花があったりとか。
ふと綺麗だなって癒される瞬間。

例えば、いい香りの部屋だったりとか。
副交感神経がリラックスできそう。

例えば、先生のゆったりした声と音楽で作り出される時間そのものに癒されるとか。

子どもたちだけでなく、大人である私たちにも気と心を配ってくださっていることが感じられる空間と時間。


そんなことが自分だったらきっと嬉しいだろうな。


いつも、子どものイベントや習い事に参加して何か気づいたことがあったらノートにメモして書き留めています。

今まさしく乳幼児の子どもたちを育てていて、この時にしか感じられない、貴重なこと。



子育てが、自分の仕事に活きていく。

自分の経験から学んだことを、少しずつでも社会に還元していけたら嬉しいな、と思います。



夏の音楽会より。演奏を発表中の生徒の一枚。



お読みくださりありがとうございました。

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