佐野 雅昭 (nebaott)

30歳で任天堂を辞めて面白そうな方に舵を切りました。 任天堂→タクティブ→キャディ …

佐野 雅昭 (nebaott)

30歳で任天堂を辞めて面白そうな方に舵を切りました。 任天堂→タクティブ→キャディ 飲み会でネタになるような面白い人生を生きたいです。 仕事や卓球、読書で日々感じたことを書いていきます。 卓球 / 卓球初段 / 読書 / 読書会 / 物理 / 高専 / 神戸大 / 阪大院

最近の記事

キャリアは「決断すること」より「決断を正解にする」プロセスこそ大事という話

自己紹介モノづくり産業のポテンシャル解放をミッションに掲げるキャディでディレクターという仕事をしている佐野です。 端的に表現すると、理系→大手メーカー→スポーツベンチャー→製造ベンチャーというキャリアを辿っています。 高専を経て大学で物理学を学んだ後、2013年に新卒で任天堂へ入社しました。任天堂では調達部門に所属し、ゲーム機の部品調達や製造立ち上げに携わりました。学生時代から卓球に熱中してきたこともあり、30歳の節目で2018年に卓球スクールを運営するタクティブへ転職。

    • 子どものあらゆる営みを首尾一貫してポジティブに受け入れられる親であり続けたい 〜子のスマホ利用と子育てに対するスタンス〜

      子どものスマホ利用について元MIT Media Lab所長の伊藤穰一が書いた記事が参考になった。 この記事が書かれた頃の筆者と同様、もうすぐ2歳になる娘のYoutube利用について悩んでいる私にとって100%タイムリーな内容だった。​ 世間一般の子どものスマホ利用に対する見解子どものスマホ利用については、なぜか他の話題ではリベラルな人が保守的になりがちである。 また、世の中に溢れるこの手の話題の記事は、ビジネス系メディアの「有名IT企業創業者の誰それは、子どものスマホ利

      • 人相は顔に出る

        2020年は歴史上最も人が運動をしなかった1年になるのだろう。世界中の人が自宅に篭り、鬱々とした日々を過ごすことを余儀なくされた。人々は運動不足に陥り、代償として様々な健康リスクが増大することになる。将来的にこの運動不足が医療費という形で我々に降りかかってくるのだろう。 最近「太ったね」とよく言われる。言われるまでもなく本人も自覚をしていて、なんとかしなければと思っている。原因は明白で、昨今の在宅勤務と晩酌の増加分がそのまま体重に跳ね返ってきているのである。 夜の炭水化物

        • ニューノーマルは2030年に、じんわりと浸透する

          意識高いメディア(概してIT界隈)ではニューノーマルが叫ばれているけど、肌感として世の中の99%以上の人の2020年の過ごし方はオールドノーマルのまま。 TwitterやNewsPicks界隈自体が世の中の10%以下の世界で、その世界の人たちの中で10%ぐらいがニューノーマルになっていればいい方で、それは全人口で考えると1%以下にとどまるのだから99%以上の人はなにも変化していない世界を生きている。 但し、2030年にはじんわりとニューノーマルが浸透していると考えている。

        キャリアは「決断すること」より「決断を正解にする」プロセスこそ大事という話

          試合後の打ち上げが大好きだ

          卓球の楽しみ方には色々あるが、 なんと言っても一番楽しいのは 試合後の打ち上げでみんなと飲むことだ。 試合後の打ち上げはなぜ楽しいのだろう。 勝ち残っているチームのメンバーを 遅くまで応援しているので、 打ち上げの開始時間は19時ごろになる。 前回の打ち上げでは飲みすぎて 二日酔いがひどかった。 次からは飲みすぎないようにしようと 心に誓っている。 次の日が仕事なので、今日はなおさらだ。 試合会場近くの適当なチェーン居酒屋が 打ち上げ会場だ。 試合を終えた心地よい

          試合後の打ち上げが大好きだ

          卓球をブームからカルチャーへ昇華させるための取り組み

          本稿では、まずブームとカルチャーについて論考する。その上で、卓球業界が現在どのような状況に置かれているか、今後どのようなアプローチを取れば良いと考えているかについて書いていく。 ✂--- 目次・ブームで終わるか、カルチャーとして定着するか・普及の変遷とキャズム・卓球業界の現状・今後取るべきアプローチ・仲間、募集中 ブームで終わるか、カルチャーとして定着するかある物事に対する世間の盛り上がりが一過性のものだった場合、人は後から振り返ったときに「あれはブームだった」と言

          卓球をブームからカルチャーへ昇華させるための取り組み

          アイデアのつくり方

          このテキストは、何かアイデア出しを求められたときにアイデアのつくり方をサクッと見返すための個人的なメモです。 このテキストではアイデアを思いつくために必要な手順を簡単に紹介しています。 ---✂--- 目次 ・アイデアを考えるときにもっとも大切なこと ・アイデアをつくるための手順 ・「A」と「B」を組み合わせるときに気をつけること ・アイデアを提案するときの心がけ ・アイデアを実現するための心がけ ・日頃から心がけると良いこと ・参考文献 アイデアを考えるときにもっと

          アイデアのつくり方

          人生を変えたナイキのシュードッグ

          前回、自分が転職することについて書いた記事でも書いたのだけど、ナイキのシュードッグという本に影響を受けすぎて人生すらも変わってしまった。この本が好きすぎるので、もっと多くの人に読んでもらいたくて紹介することにする。 ---✂--- 目次 ・シュードッグとは ・人生もスポーツのようでありたい ・僕たちが作ったんだ ・ビジネスという言葉 ・天職を追い求める ・自分を信じろ ・終わりに ・参考URL シュードッグとはシュードッグは、ナイキ創業者のフィル・ナイトがアシックスの代

          人生を変えたナイキのシュードッグ

          京都のゲーム会社から卓球の会社に転職する話

          大企業で働く30歳が好きなことを仕事にしようと転職を決心するまでに考えたことを書きます。 ---✂--- 5年ちょっと働いた京都のゲーム会社を退職して、設立4年目の東京にあるタクティブという卓球の会社に転職する。先週、実質的な最終出社を終えて、8月から新天地で働く予定だ。 今年30歳という一つの節目を迎えたことが、転職を決めた大きな理由だ。まわりを見渡しても同年代で転職をした人が結構たくさんいると感じている。 一方で転職することを報告すると、けっこうな頻度で「うらやま

          京都のゲーム会社から卓球の会社に転職する話

          星のや富士は「ページをめくるように現れた別世界」だった

          この記事は星のやに興味があるけど二の足を踏んでいる人たちに興味があるなら体験してみた方がいいよと言いたくて書いている。 大学時代の研究室の先輩夫婦と僕たち夫婦の4人で、星のや富士に2泊3日で宿泊してきた。完全に星のや富士に宿泊することを目的とした旅行だ。 今回の旅行は、星のやにハマった先輩夫婦の誘いで、星のや富士は特定条件を揃える(6月の半年前に連泊で予約する)と全国の星のやの中でもダントツで安く泊まれると聞いて話に乗ったのがキッカケだった。 それでもヘタな海外旅行より

          星のや富士は「ページをめくるように現れた別世界」だった

          地震で電車が止まった枚方市駅で体験したこと

          ちょっと長いですが今日大阪で発生した地震で体験したことを記録しておきます。 簡単に言うと、枚方市(まいかた市じゃないよ)で立ち往生して会社にも行けず、家にも帰れなくなりましたが、義父がバイクでピックアップして自宅まで送り届けてくれました。 僕も家族も元気ですし物的損害もゼロです。 義父と枚方T-SITEのスタバに助けてもらって人の優しさを噛み締めた1日でした。 地震発生今日もいつもどおり京阪電車で会社に向かっていたところ、枚方市駅へ進入中にドーン!と強い揺れを感じまし

          地震で電車が止まった枚方市駅で体験したこと

          東京と東京以外は別の国

          東京は日本語が通じてパスポート無しで行ける別の国。 東京からの帰りの新幹線の中でこの文章を書いている。 僕自身は東京に住んだことはないのだけど、東京と東京以外は明らかに違う国だよなぁと感じている。 東京に来て感じる空気感は、大阪や名古屋よりも、むしろ香港や台北と近いものを感じる。 僕は大学進学の時も、大学院進学の時も、就職の時も、東京行きにチャレンジしては夢破れてを繰り返してきた。 だから30歳にもなってちょっぴり恥ずかしいけど、人並み以上に東京への憧れが強い。

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          挑戦的な30代のキャリアを歩むために

          30歳になりました。 明らかに29歳の誕生日とは感じるものが違います。 一般的に30代になると安定することが大切だと言われるようになります。 アグレッシブなことを考えていても、行動が伴わない人が増えてくるなと感じるのも30代。 だけど本当に30代で安定を求める必要があるのか? 僕はむしろ20代以上に挑戦的な30代を過ごしたい。 若いのに淡々と日々を過ごしている人は生きているけど死んでいると感じます。 一方で歳をとっているのに挑戦的な日々を過ごして生きている人がいます。

          挑戦的な30代のキャリアを歩むために

          「10」を「1」にしぼって

          いいたいことが「10」あるなら、それをとにかく「1」にしぼって伝える。 伝えると伝わるにまつわる糸井重里さんの有名な格言だ。 言いたいことが「10」あったとして、「10」伝えてもせいぜい「1」や「2」ぐらいしか伝わらない。 だけど、とにかく「1」に絞って伝えると、「8」伝わったりする。 仕事でもコーチングでも、どれだけ伝えたと思っても価値はなくて、どれだけ伝わったかに重きを置く必要がある。 どれだけ伝わったかを気にせずに言ったことだけに満足している間は永遠に二流だ。

          「10」を「1」にしぼって

          [書評] 空から降ってきた男 / 小倉孝保

          本当に面白いノンフィクションを紹介する。 この本で紹介されるのは、黒人青年の恋と死にまつわる哀しい実話だ。 イギリス・ロンドンオリンピック閉会式の日に、ロンドン郊外の閑静な住宅街に、突然空から黒人が降ってきて墜落死する。 墜落死した黒人男性の名前はジョゼ・マタダ。 アフリカ・モザンビーク出身の26歳の男性で、アンゴラからロンドンに向かう飛行機の車輪格納庫に隠れて密航を企て、墜落死した。 なぜジョゼは無茶な密航を企ててまでヨーロッパに行こうとしたのか。 その生涯を追うこ

          [書評] 空から降ってきた男 / 小倉孝保

          「うまくなりたい」にも種類がある

          人にコーチングする時は、その人の本音が何なのかを見極めて教えることが大切という話。 何事でも「うまくなりたい」という言葉の裏には、発言した本人の自覚・無自覚問わず、必ず本当の意味がある。 卓球で例えると、本音は「カッコいい引き合いができるようになりたい」だったり、「強い人っぽいスイングを身につけたい」だったり、「なんでもいいから勝てるようになりたい」だったりする。 厄介なのは、ほとんどの場合は本人も本音に気づいてないということ。 大抵の人は強くなりたい?と聞い

          「うまくなりたい」にも種類がある