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人生設計は難しい・・・
仕事にせよ人生にせよ、「自分が楽しい」もので、なおかつ「周囲の役に立つ」「周囲に貢献できる」「周囲に喜ばれる」ものだとなお良いわけですが、両方が100%満足するものになるのはなかなか難しいだろうと思っています。
例えば人のためにお金を使ったり奢ったりすれば、相手は喜ぶ可能性があるし、自分もいい気持ちになれるかもしれない。でも結局お金を介した「奢ってくれるからいい人」みたいな関係になっちゃうかもしれない。
例えば友人と共通の趣味を一緒に楽しむ、家族で好きなことを一緒にやる。これは良さそうです。ただどちらか(誰か)がある程度譲歩したり、相手にある程度合わせるということがないわけではない。1人1人熱意や焦点が微妙に違うでしょう。みんなが旅行好きでも、ある人は食に興味があり、ある人は景色や歴史に興味があり、ある人は鉄道など交通手段に興味があるとか。
例えば「人に頼られる」のは嬉しい。頼まれたら何とかしてあげたいし、質問されたら答えたい。でも戦略的にやってくる人もいます。ここは「人に使われるのは嫌だ」という人もいるでしょうし、「人に使われても相手が喜んでくれさえすればいい」という人もいるでしょう。
要は「自分にとっての幸せ」の条件を改めて具体的に考えて、日頃から整理しておく必要があると思うわけです。家族や親友ならここまでやってあげたいけど、友達だとこのくらいかな、知り合い程度ならこうかな、みたいに近さによる違いもあると思います。あるいは金銭的に出せるのはこのくらいだけど、時間的・労働的奉仕ならもっと出せるとか出せないとか。
ライフロールマッピングという手法があるのですが、自分のライフロール(父としての自分、夫としての自分、子としての自分、教育者としての自分、研究者としての自分、学会理事としての自分、事務作業者としての自分などなど)を紙に描き出して、理想のバランスや在り方を考えるというものです。今その役割で何ができていて何ができてなくて、将来的にはどうしていきたいか。
人は1人で生きているわけではなく、いろいろな場面でいろいろな役割をしているわけです(例えば家庭内では父であったり夫であったり家事労働者であったり、職場では上司でもあり部下でもあり管理職でもあったり。地域にも町内会があったり趣味の集まりがあったり高校の同窓会があったり)。その役割の中身だったり時間やお金をかけるバランスだったりを改めて考えるのも大切、と。
たまに立ち止まって考えるのも大切、と。いや急に時間が余ったりすると、貧乏性な私は何か用事を無理やり入れちゃったりするのですが。
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