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キャリアカウンセリング理論

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キャリア理論家の理論を有名な方からそうじゃない方までご紹介。たぶん他の方の紹介とはメンバーが違うと思いますよ。
運営しているクリエイター

#キャリアコンサルタント

相談にタロットを活用してみる

 いや、何でもいいと思うのです。上手に言語化できないクライエントもいます。クライエントが…

出来の悪い子どもほどかわいい

 いや、うちの子どもの話ではないですよ。自分の作品とか著作物の話です。例えばこれまで50本…

新しいキャリア理論を知るために

 もちろん人によってご意見は異なると思いますが。渡辺三枝子編「新版キャリアの心理学 第2…

キャリアコンサルティング 理論と実際 6訂版

 故木村周先生と下村英雄先生の連名で、キャリアコンサルティング 理論と実際の6訂版が出ま…

あまり新しいことを言うと反応が悪い

 noteでもyoutubeでも、あるいは学会でもどこでも、日本であまり紹介されてないことも含めて…

ジョブ・クラフティングについて考える

 私は経営学・雇用管理方面にはあんまり詳しくないのですが。キャリアコンサルティング関係で…

占いから始まる人生設計があってもいい

 学術的な研究者としては詭弁に近いというか抹殺(黙殺?)されるかもしれませんが、世の中では結構あるでしょうし。問題解決や行動のスタートは何だっていいと思うわけです。正規のカウンセリングじゃなくても。世の中の多くは「知り合いへの相談」あるいは「自分一人」で問題を解決しているのでしょうし。  過去にこんな論文を書いたことがあります。タロットから始まる人生相談(かなりカウンセリングに寄せてます)。自分を語るのが苦手なクライエントでも、占いからスタートすれば話しやすいかもしれない。

就活にしても勉強にしても、悩み立ち止まる若者には多かれ少なかれ心理的支援が必要だ…

 何を当たり前のことを、とお思いでしょうが。皆さんのイメージよりちょっと強めに、と言いま…

ナラティブアプローチのミソはクライエントが自分自身をメタ認知することを支援するこ…

 カウンセリング、特にナラティブアプローチのミソは、クライエントが自分自身を客観視という…

キャリアカウンセリングを教えている先生には「業界テキスト」だけでなく原本を読んで…

 「先生」「指導者」を名乗るからには、それなりに専門家であったほしいと思っています。なぜ…

キャリアにおける(社会)構成主義/ナラティブアプローチの紹介(続き)

 2000年代から日本のキャリア分野に(社会)構成主義を伝え続けた研究者に榧野潤先生がいます…

ハンセン、シュロスバーグ、シャイン、クランボルツの後を学ぶ

 最近キャリアコンサルタントの勉強をされた方はキャリア構築理論のサビカスの名前はご存じだ…

日本の「一般向けのキャリア理論」は欧米から20年くらい遅れている気がする

 いえ、先進的な理論や技法もちゃんと日本でも紹介されているんですよ。サビカスはいくつかの…

オープンダイアローグからキャリアカウンセリングのナラティブアプローチを考える

 オープンダイアローグは、フィンランドのケロプダス病院で開発された技法だそうで、医師が一方的に患者に診断を下すのではなく、医師や患者、家族、コ・メディカルが集まって対等に対話を重ねる技法とされています。オープンダイアローグ中は治療的介入を行わず、アドバイスも説得もしないといいます。医療チーム内の治療方針も患者や家族に見せ、感想を患者や家族から聞くのだそうです。第一人者としてヤーコ・セイックラーという医師が挙げられることが多いようです。  医療チーム内の治療方針を患者や家族に