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新しいキャリア理論を知るために

 もちろん人によってご意見は異なると思いますが。渡辺三枝子編「新版キャリアの心理学 第2版」ナカニシヤ出版はもう定番ですので。
 ナンシー・アーサーら編「現場で使えるキャリア理論とモデル」金子書房、日本キャリア・カウンセリング学会編「キャリア・カウンセリング エッセンシャルズ400」金剛出版あたりはいかがでしょうか(そこにおこがましくも渡部昌平「キャリア理論家・心理学者77人の 人物で学ぶキャリア理論」福村出版と渡部昌平編「社会構成主義キャリア・カウンセリングの理論と実践」福村出版を追加しておこうかな)。デイビッド・ブルスティン編「キャリアを超えて ワーキング心理学」白桃書房も付け加えておきましょうか。カウンセリング系だけでなく経済系の本も付け加えたいところですが、あまり詳しくなく。

 試験対策本は基本過去問しか出てこないので、あまり新しい理論が掲載されません。試験合格が目標ならば試験対策本でいいと思いますが、より新しい理論・より自分や時代に合った理論を求めれば、試験対策本では足りないかもしれません。養成講座の教科書も同様です。会社によって細かい違いはありますが、「既に知られた理論」で構成されることが多くなっています。

 絶対に新しいことを知らなければならないということはありませんが、知っていても悪くはないと思います。無理に書籍でなくとも労働政策研究・研修機構の報告書や学術論文であれば、今はネットで無料で入手できたりします。余力があればそのうち具体的にご紹介するかも。

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