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血液検査

昨日、総合病院に血液検査に行ってきた。
風が強く寒い日だった。
最寄りの駅から知らない土地を、病院目指してトボトボ歩いた。
どこも似たような住宅地をキョロキョロしながら病院まで歩く。
この道で病院までたどり着けんのか。心配。スマホのナビを疑いながら指示通りに歩いたらちゃんと病院に着いた。
まだ予約時間まで小一時間くらいある。
ホントにまわりに店というものがないので診察時間まで時間がつぶせねぇ。
仕方ないので敷地内のコンビニをウロウロして温かいレモンティーとせんべいと駄菓子を買う。
焼き立てパンを売っているデイリーヤマザキというコンビニでお客の老夫婦が「メロンパン売り切れですか?メロンパンが欲しいのに。メロンパン。ないの?困ったわー。メロンパン」とずっとメロンパン、メロンパンと言っていた。
ここのメロンパンはそんなにおいしいのだろうか。
棚には違う種類のマスクメロンパンもあったが夫婦はそのマスクメロンパンにはめもくれず、ずっとメロンパン、メロンパンと言っていた。
結局彼らは海老かつパンとツナコッペサンドを買っていた。
病院のはずれには風情のある東屋があった。
以前は喫煙所だったのかな。こんな激しく冷たい風が吹きつけてこなけりゃ休むのに良さそうだが。

病院のはずれにあった。

今回の血液検査の目的は長年の摂食障害の過食嘔吐での身体の影響である。
私は血液検査をすれば必ず低カリウムだと言われてきた。20年前からだ。
あと肝臓のアミラーゼがどうとか言われた。
善玉コレステロールが多い。
白血球が多い。
これは相変わらずで10年以上前と変化なし。
まあ、気をつけて下さいと言うしかないね、と先生は言った。

会計で13865円です、と言われてびっくり。
「えーと、生活保護で医療券を送ってもらうように頼んだのですが」と慌てて言うとお金はかからずに済んだ。
いちまんえんしか持ってなかったからなー。
病院にかかるとものすごいお金かかるから貧乏人は病気になったらそのまま死ぬしかないな…。
帰り道で考えた。
今は生活保護でなんとか生きてるが、20年以上続く過食嘔吐…。
ずっと自分なんか死ねばいいと思って生きてきた。いつまで生きるの?低カリウム状態が続くと心停止する。それはとっくに知っていた。あわよくばそれで死ねればいいと思っていた。時間のかかる自殺だ。死ねないが。
誰も私を必要としなかった。
私も自分が必要かわからない。
今、私が突然消えても誰も気づかないだろう。死体の見つからないところで死にたい。誰にも気づかれずに。
それに加えて冬季鬱になっていて、まったく半分死んでいる。ボロボロでも生きている。
なんとか嬉しさ、とか喜び、とか死にたくなくなるような感情が湧かないものか。
最近、もう疲れた、面倒くさいしかない。
だめだこりゃ。


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