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【対談】第8弾 コメント機能に関して

NCOMICの赤坂です。
本日は対談企画第8弾目です!
「コメント機能に関して」について、対談しました!
その前に、タテコミ原作大賞のお知らせをさせてください!

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●赤坂:
「コメント機能に関して」
本日はこのお題に関して対談できたらと思います。
ざっくりとしたお題ですが、項目に分けて対談したいと思います。
まず、前提として、
電子書店で読者が作品に対して批評できるコメント機能は、
必要かと思いますか?

●大田:
必要、不必要で話すと、必要だと思う。
ただ前提として節度あるコメントが求められるよね。
良い面は、読者のコメントが作品作りの参考にもなりますし、連載を続けていくと作家様が思う主人公像と、読者が好きな(求める)主人公像に乖離が少しずつ出てくる問題がある。
コメントを意識しすぎて、読者が求める主人公像を100%反映することは、もちろん良くないと思うし、作家様の信念が許さないと思う。
だけど、主人公の取捨選択や読者が求める展開をほんの少し取り入れ、
作品を魅力的にすることは、とても良いと思う。
例えば、「ヒロインとヒーローのこんな会話が聞きたかった!」
「あの時の選択の説明をして欲しい!」など、そういったコメントに連載で”返事”をしてあげる感じ。
それに、コメントって読者心理がわかると思うから、必要だと思う。
読者がどういった心理状態で読みたい作品か、なぜその作品を求めてるか、
該当話の何が読者に良い影響を与えたのか、
主人公の行動になぜ感銘したのか etc…
私たちスタジオが狙っていなかった要素に感銘を受けてくれて、
その要素をコメントしてくれると、単純に私たちが勉強になるのと、
作家様も気づけなかった(若しくはそこまで重要と思っていなかった)要素を知ることができ、そこを意識して作ることで、作品に深みを作ることが出来るよね。

●赤坂:
おっしゃる通りだと思います。
私はコメント機能が生み出す読者同士の”共感”が、魅力だと思いコメント機能は必要だと思っています。
話は少し変わりますが、VODが主流の昨今、金曜ロードショーで放映された映画が未だにTwitterでトレンドインするのは、ユーザーは”共感”を求めてる体と思います。
同じ時間に同じ作品を見る、そしてtweetして繋がり共感をし合う。
電子書店のコメントも同じで、0時に最新話を読んでコメントを読んで共感しあっています。
この”共感”と言う気持ちは、人間の承認欲求でもあり、同意見者がいる安心感を生み出せる要素であり、課金して最新話を読む理由になると思っています。
なので、コメント機能が盛り上がる様な作品を作ることが、
スタジオの責務でもあるかなと思っています…(難しいですが…)

一方で、マイナスな面もやはりあります。
これは殆どの作家様やスタジオ、出版社が考えてる事かと思いますが、
一部のマイナスなコメントを読んで、閲覧を辞めてしまう事、若しくは偏見の目を持って作品を閲覧してしまう事。
もちろん節度あるコメントが求められる機能でありますが、
たまに酷評をする読者もいて…(それが悪いという訳ではありません)
なので、初閲覧する作品はコメントを読む前に、作品を閲覧いただき判断していただきたいですね。

●大田:
こればっかりは、私達から何も言えないのよね。
読者の楽しみ方はそれぞれだし、その人のスタイルがある訳で…
ただ、やっぱり一部の酷評するコメントを見て、固定概念を持って作品を読むのは遠慮してもらいたいね…

●赤坂:
はい。
上述した意見は、スタジオ視点になってしまったので、
読者視点でコメント機能に関して考えてみましょうか。

●大田:
そうだね。
コメント(投稿)を普段よくする人について、考えてみる。
例えば某電子書店だと、
読者は長文でコメントする傾向があって、作品に対して意見をしつつ自分の本音を吐き出す場所になっているのね。
例えばロマファンだと、読者はヒロインに感情移入する傾向があるって言われてる。ヒロインの不遇と、自身の不安やストレスが重なり、ヒロインが自発的な行動で解決できた時や成長できた時に、読者は感極まりコメントしているのが分かる。
そのコメントに共感(いいね)をされる事が読者の”快感”になってると思う。要は、コメント機能はコメント者の作品愛を語れる場所であり、
且つ共感を得る事で承認欲求を満たせる場所でもあると思う。
ただ、上述したのは例であって、
他にも沢山読者がコメント機能に求める要素はあると思うけどね。

●赤坂:
なるほど…
インスタのいいね数みたいな感じなんですかね…
私は、読者がコメント機能に求める事は”損をしないか”だと思う。
最近よく第1話のコメントに、「第2話は読まないな」「最後まで読みきれなかった」など、コメントされてます。
新規の読者はそのコメント参考に、
「限られた時間で閲覧時間を無駄にしない」「課金するかの判断材料」など、自身が”損”をする前に、判断する材料になっていると思います。
これって凄く合理的な方法だと思いますが、ちょっと悲しいですね…
ただ、最近第1話のコメントに「全話読んできたけど、課金して損なし」などのコメントもあり、こういったプラスのコメントは読者からしても事前に知れて嬉しいと思いますし、何よりスタジオからすると嬉しいですね。

●大田:
私も見たことある。それ嬉しいよね。
数話読んでから、のめり込むって作品いっぱいあるからね。
そう思うと、コメント機能って売上を左右するよね。

●赤坂:
売上左右しますね。閲覧人数も左右すると思います。
まず、新規の読者にとっては、
コメント数が多い=面白いって判断されがちなので、
コメント数が少ない作品はその時点で評価が下がりますよね。
女性読者が多いロマファンに関して言及すると、
女性のほうがコメントを多くする傾向があり、
良くも悪くもコメントが盛り上がってる作品が多いと思います。
一方男性向け作品は、コメントしないで閲覧する読者がほとんどで、
いいねも押さない傾向があります。
当然、読者の方は上述した情報は知らないと思うので、コメント数で判断されてしまい、新規読者が閲覧しない&読み進めない傾向が生まれてしまいそうですね。新規読者が増えないと、課金母数も減りますので売上左右されてしまいますね…

●大田:
そうだね。
こればっかりは、仕方ないと思う…
私が読者で作品探しをしている時も、コメント機能は閲覧と課金の判断材料にしてしまうことだから。
私たちスタジオは、内容が魅力的でコメントするほどの作品を制作する。
ここに注力するしかないね。

●赤坂:
ですね。意識していきましょう。
最後に、僕らが考えるコメント機能の楽しみ方ってなんですかね。

●大田:
”作品の魅力を再確認”することだと思う。
「実はあのシーン伏線だった?」、「あの時の発言の本当の意味は違った」
など、ながら読みしていたら気づかない要素を、コメントにて読者が触れることで、他読者が気になり再度見ますよね。
私たちスタジオは、細かな所まで気を配り作品作りしていて、魅力を多くの方々に気づいてもらいたいです。
読者が作品の良さを見つけ、他読者に教えてあげること、それがコメント機能の楽しみ方だと思っています。

●赤坂:
その通りですね。
今回は「コメント機能に関して」対談しましたが、
楽しみ方の参考になると嬉しいです。

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本日もお読みいただきありがとうございました!

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