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【本棚】本屋でタイトルを見ただけで宮部?と思った話/よって件のごとし
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この記事は、Podcast「にゃおのリテラシーを考えるラジオ」の2024年6月24日配信の書き起こしです。
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にゃおのリテラシーを考えるラジオ
読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書と IT 時代の読み書き、そろばんを中心に様々な話をしています。
今回のタイトルは 、
【本棚】本屋でタイトルを見ただけで宮部?と思った話/よって件のごとし
というものです。
ご無沙汰していた書店
月曜日は自宅の本棚にある本の話をしています。
が、今回は本屋さんで見つけた本の話をします。
この間、随分行っていない書店に久しぶりに行きました。
札幌駅の周辺で書店というと紀伊國屋書店か三省堂書店です。
どちらも規模の大きい本屋さんです。
以前は規模の小さい本屋さんがちょこちょこあったのですが、他は閉店してしまいました。
今はそこそこの規模がないと本屋さんは成り立たない時代になったのかもしれませんね。
サラリーマン時代は札幌駅から会社に行っていたので、お昼休みとか会社帰りによく紀伊國屋書店に行っていました。
紀伊國屋書店は1階と2階に広いフロアのある書店です。
もうひとつの三省堂書店は駅ビルの5階にあり、ちょっと上がっていくのが面倒なイメージがあって、僕は紀伊國屋書店の方によく行っていました。
サラリーマン生活に区切りをつけて、週に2回札幌駅近くで仕事をすることになりましたが、行き先は紀伊國屋書店の逆方向になって、今は三省堂書店の方に行くことが多くなりました。
さらに札幌駅の新幹線工事が始まって、紀伊國屋書店側に行く通路がふさがってしまったりもして、以前は毎日のように通っていた紀伊國屋書店には、ほとんど行かなくなってしまったのですね。
そんなふうに疎遠になってしまった紀伊國屋書店に、この間超超久しぶりに行ってみたのです。
着想のタネを探す
平日の昼間だったこともあると思うのですが、なんとなく以前よりも人が少ないような気がしましたし、2階に上がるエスカレーターの横の壁が薄汚れていて、本屋さんはやっぱり時間が経つとこんな感じになるのかな……なんて思いました。
ここに行くことにしたのは調べたいことがあったからで、とりあえず2階の医学書や看護系の棚から関係がありそうな本を引っ張り出してパラパラと見て、その後児童書のコーナーに行って図鑑を手当たり次第に開いてみて、さらに絵画とかデザインの棚を物色してみました。
これらは全然関係がないようですが、全てひとつの目的を持っているのです。
残念ながら目的は達成できていませんが、まずはこうやって情報を頭に入れていくことが必要なことを最近やっているというわけです。
こういうある種の調べ物には書店が役に立つんですよね。
どういうわけか図書館に行くよりも効率的に情報を得られるような気がするのです。
この感覚は僕が十代の頃から全く変わっていません。
新刊書の棚で目が止まる
そうやってひとしきり浅い調べ物をしたらちょっと疲れてしまったので、1階に降りて、入口近くの新刊の棚を眺めました。
そこの文芸書の棚で目に飛び込んできたのが、「よって件のごとし」というタイトルの本でした。
目に入ったのはこのタイトルだけでしたが、その時思ったのは
「宮部っぽいな」
ということでした。
宮部って、宮部みゆきのことですね。
僕は宮部みゆきの作品が割と好きですが、たくさん読んでいるかというとそうでもありません。
というか宮部みゆき作品はむちゃくちゃ数が多いじゃないですか。
だからファンと言えるためには、かなりの数の作品を読まなければならないような気がしてしまうのですよね^^;
最初に宮部作品に触れたのはクロスファイアだったような気がします。
その次に読んだのが火車。
アニメ映画のブレイブストーリーもお気に入りで、ファンタジーもいくつか読みました。
それ以上に気に入っているのが時代ものの作品です。
宮部みゆきの時代ものの小説を読んで、
「ああ、このジャンルはそもそもファンタジーだったんだ」
と思ったんです。
そんなわけで、なんだかんだで10作品くらいの時代ものを読んだような気がします。
時代ものってタイトルが面白いんですよね。
かまいたちとかぼんくらとかおそろしとかね(笑)
宮部作品は特にちょっと気になるタイトルが多いような気がするのです。
で、新刊棚でよって件のごとしというのを見た時、これは宮部っぽいと思ったのです。
実際にはカバーの印象などもあるし、実際カバーには結構大きく宮部みゆきとも書かれているので無意識にそれらを総合したイメージだったのかもしれませんけど、とにかく宮部っぽいって思ったんですね。
大した数を読んではいないのだけれど、手に取った作品にははずれがありません。
読めば絶対面白いのが宮部みゆきなので、気になったということは読めってことなんでしょうね。
本屋のセレンディピティ
こういう出会い方って本屋さんじゃないとあり得ない気がします。
僕はAmazonを結構使う方ですが、Amazonのサイトで読みたいと思う本に出会うことはまずないのです。
ネットは目的志向が強すぎて、ほとんど偶然みたいな出会いがあまりないのですよね。
まあ、そんなわけでぼーっと本棚を眺めているだけで頭に入ってくるものがあって、そこに出会いが生まれてくるってことを考えると、やっぱり本屋さんはすごいなと改めて思ったのでした。
今回は、本屋でタイトルを見ただけで宮部?と思った話/よって件のごとしという話をしました。
今日はここまで。
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今後配信の中で参考にしていきたいと思います。
おわりに
読書と編集では IT を特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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この配信の書き起こしをnoteで連載しています。
今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。
ではまた。
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