🍳一週間のフード・デリバリー関連ニュースまとめ[2020/11/2~8]
こちらのサイトでは、各飲食業態毎にGoToEatの状況が詳しく載っています。
対象店舗やポイント取得方法など、参考になると思います。
📰プレスリリース
📰出前館、加盟店舗数40,000店舗突破!
日本最大級の出前サービス『出前館』は、2020年11月に加盟店舗数が40,000店舗を突破し、さらに『出前館』会員数が600万人に。
加盟店舗数の伸びがスゴイですね。
2020年3月時点での加盟店舗数が21,609店舗なので、コロナやLINEから調達した資金の活用により、約10か月で倍に増えたということです。
こちらは当社の中期経営計画を抜粋したものですが、来年末にはさらに倍の8万店舗、再来年末には10万の大台を目指すとのこと。
📰月額2万円、ノーコードで飲食店アプリが作成できる「Picks APP」をリリース。先着50店舗のみ月額25%割引で提供。
株式会社DIRIGIOは、月額2万円、ノーコードで飲食店アプリが作成できる「Picks APP」をリリース、一般申し込みの受付を開始した。
以前の記事でノーコードで作られたモバイルオーダーアプリというのを紹介しましたが、ついにノーコードで飲食店アプリが作れるサービスが登場しました。
モバイルオーダーやプッシュ通知、クーポン発行など基本的なサービスは盛り込まれてますね。
また、「飲食店予約機能・会員証機能・スタンプ機能・サブスク機能など飲食店アプリに必要な機能についても随時リリース予定」とのこと。
それにしても申し込みから最短5日で開始できるとはすごい。
📰「一人でもピザを楽しみたい!」といったお客様の声に応えて、ピザハットがおひとりさま専用のピザセットメニュー「MY BOX(マイボックス)」をテスト販売開始。
日本ピザハット株式会社が展開する世界最大のピザチェーン「ピザハット」は、コロナ禍による個食メニューの需要の高まりに応え、おひとりさま専用のピザセット「MY BOX」を都市圏20店舗限定にて発売を開始。
世界各国での人気をうけ、日本でもテスト販売開始ということで、個人的には一人前需要への対応というよりも、社内イベント時などの感染対策としての個食対応という方がイメージ付きました。
📰ダイニングイノベーショングループ ファウンダー西山知義氏が外食人生“集大成”を語るティザー動画公開
飲食店を国内外で展開するダイニングイノベーショングループの新設会社、株式会社ブルースターバーガージャパンは、超スマートモデルでオーダー・決済・受け取りまで全てを完全非接触で実現するテイクアウト専門のプチグルメバーガー業態「ブルースターバーガー」を2020年11月10日(火)に中目黒の山手通りにオープン。
完全キャッシュレス、原価率68%などパワーワードがいろいろありますが、純粋に美味しそうですね。
青を基調としたアプリのデザインもキレイです。
※アプリTOP画面をキャプチャ
また、メニューを見るとわかりますが、パテ3枚重ねのバーガーがセットで870円(税抜)とは、グルメバーガーのカテゴリにしてはめちゃくちゃ安いですね。(普通だと1,500~1,800円くらいしそうです)
テイクアウト専門と書いてありますが、デリバリーにもすぐに対応してきそうです。
お店の情報はこちらで詳しく載っています。
📰【横浜FC】ホームゲームでスマートフードデリバリーサービスを試験導入
横浜FCでは、大分トリニータ戦でスタジアムフードスマートデリバリーサービスの試験導入を行った。専用ページから横浜の飲食店のメニューを選択し、事前決済をして当日受け取ることができるスマートフードデリバリーサービスを案内。豊富なメニューから選択し事前に決済をすることで、スタジアムで行列に並ぶことなく、密を回避。
シートデリバリーではなく、あくまでも事前注文&会場受け取りというサービスのようですね。
📰吉野家×IdeinがAIオープンイノベーションプログラム「牛丼テック」の募集を開始!
株式会社吉野家とIdein株式会社は、新しい吉野家の形を共創するためのオープンイノベーションプログラム「牛丼テック」を共同開催し、本日より共創パートナーを募集。
実店舗とセンシングなどのIoT技術という地盤は揃えるので、主に「顧客満足度向上」「サービス品質改善」というテーマで、新しい価値を想像していくためのパートナーを募集、ということのようです。
📰【11月11日は独身の日】「DiDi Food」で11万1111円分のクーポンをプレゼント!「独身の日 #大切なジブンを甘やかそう 」特大キャンペーンを実施
DiDiフードジャパン株式会社が運営するフードデリバリーサービス「DiDi Food」は、2020年11月11日(水)の「独身の日」に、「独身の日 #大切なジブンを甘やかそう 」と題した特大キャンペーンを開催。
中国ではお馴染みの独身の日ですが、DiDiが日本でも流行らそうとしてきました。本国ではもうすぐですが、アリババは昨年の売上を超えるのか。
🗾国内のニュース
🗾フードデリバリー配達員のための食堂がオープン
新型コロナ禍で需要を伸ばしているのが料理の配達代行サービス。その配達員らが自分たちのための飲食店を開いた。オープンの背景には、配達員ならではの悩みがあった。オープンしたのは飲食店「ピックアンドロップキッチン」だ。
広島はフードデリバリーの激戦区の1つですが、配達員をメインとした飲食店とはすばらしいですね。
休憩はもちろん、駐輪スペースを設けて、両替や充電にも対応する、ということで、これから寒くなってくると公園での休憩も辛くなってくるので、とてもありがたい取り組みだと思います。
もちろんデリバリーも対応。
🗾ファミマ、無人決済店舗を2021年春にオープン 高輪ゲートウェイの「TOUCH TO GO」と提携
ファミリーマートは、無人決済店舗を手掛けるTOUCH TO GOと提携し、AI技術による無人決済システムを活用したコンビニエンスストアを2021年春ごろにオープンすると発表した。
これはちょっと楽しみです。
高輪ゲートウェイ、目白とどちらも行ってみましたが、決済というよりも商品点数や内容に課題があるように感じたので、ファミマと同様の商品展開ができれば、日常利用に繋がると思います。
🗾間借りのマッチングサイト「シェアレストラン」が実店舗を新宿駅西口に出店!間借りカルチャーの発信を行います。
株式会社吉野家ホールディングスの子会社である株式会社シェアレストランは、2020年11月10日より、間借りマッチングプラットフォーム「シェアレストラン」の実店舗を新宿駅西口小田急エース南館に開設。
シェアレストラン自体は、貸したい人と借りたい人のマッチングサービスですが、プラットフォーム自身が店舗を運営するということで、シェアリングの裾野を広げようという試みですね。
🗾ローストビーフのD2Cブランド「THE ROAST BEEF」誕生
ブライダル、パーティー事業を手がけるデクノバースが、ローストビーフのD2Cブランド「THE ROAST BEEF」を新たにスタート。公式オンラインショップでローストビーフの販売を開始する。
ローストビーフとはまた目の付け所がいいですね。
・自身では作りにくい
・単価取れる(プレゼント需要も)
・ある程度保存が効く
・画力ある(肉の接写パワーは強い…)
・一過性の商品ではない
・味付けで多様性を出せる
ちょっと考えただけでもこれだけのメリットがあるので、D2Cとしての商材としては成功しそうな予感がします。
また、noteも開設されているようで、SNSだけでなくnoteでのアウトプットもD2Cブランドとしては必要なコミュニケーションですね。
🗾foodpanda日本初TVCMに渡辺直美
アジア発のフードデリバリーサービス「foodpanda」を展開するfoodpanda Japanは、渡辺直美さんが出演するTVCM放映を開始。
東京はまだのようですが、CM放映ということで、一気に認知を取りにきましたね。
CMだけでなくインスタライブによるイベントなど、オンライン・オフライン両面から攻めてきています。
🌎海外のニュース
🌎Deliverooが九龍湾に大型キッチンスペース 九龍側でも香港島のレストランの味を
フードデリバリ―プラットフォーム「Deliveroo香港」が、九龍湾の美羅中心に同社4カ所目となるキッチンスペース「戸戸小廚(Deliveroo Edition)」をオープン。九龍東地区の5つのエリアを担当とし、ピックアップポイントとしても活用する。
DoordashやGrabなどがシェアリングキッチンを広げてきていますが、deliverooも実施しているんですね。
やはりプラットフォームの拡大路線は自分で拠点を持つことですね。
🌎巨額買収相次ぐフードデリバリー、独禁法当局が監視強化へ
ドイツのベルリン本拠の料理宅配企業「デリバリーヒーロー(Delivery Hero)」の幹部は、業界の統合化が進むにつれ、この分野に対する独占禁止法当局の関心が高まることを懸念している。
まさにGrubhubをUber Eatsが買収しようとした際に、独禁法の懸念で中止となりましたし、Delibery Heroが韓国のWoowaを買収しましたが、韓国の公取はまだ承認していないなど、このあたりは非常にセンシティブなことですね。
とはいえ、プラットフォームはその性質上、収斂していくものなので、どこかしらでこの問題にはぶつかってくるので、各社どのように拡大させていくのか、今後も注目です。
🌎北京大興国際空港でデリバリー利用が可能に、搭乗口まで配達―中国
北京大興国際空港は、デリバリープラットフォーム「餓了麽(Eleme)」と提携して、デリバリーサービスをスタート。旅客は、大興空港か餓了麽のアプリを開き、位置情報を大興空港にすると、餓了麽の配達員が搭乗口まで飲食品を届けてくれる。
「現時点では空港内に入っている飲食店(21軒、約700種類)のデリバリーサービスを利用できる。」とあり、もはやそれぐらい取りに行きなさいよと言いたいところですが、「多くの旅客はギリギリに空港に到着するため、飲食品を注文して待つ時間がほとんどないので、来る途中にデリバリーを注文しておけば、搭乗口でそれを受け取ることができる。」とのこと。
また、今後は空港外の飲食店の商品も注文できるようになるかもしれないので、その観点ではうれしいサービスですね。
🌎米ウォルマート、「人件費」削減のためロボットをクビに
ロボリストラ。米大型スーパーマーケットのウォルマートが、ロボットベンチャー企業Bossa Nova Robotics Inc.との提携解消を発表しました。Bossa Novaとは、在庫管理のスマート化などで5年にわたり提携。
「業務効率アップと人件費削除」と、提携解消の目的が書いてありますが、そもそも提携時の目的がこれなのでは…。
「5年の運用により、現段階ではロボットがやるのも人間がやるのも作業スピード・効率に大差なしという結論。」というのはメーカーとしてはツラい結果ですね。
また、「2メートル近いロボットが店舗の在庫管理で商品棚をチェックしてまわる様子は、お客さんを驚かせてしまうというマイナス点もあったよう。」これは慣れの問題もありますが、まだ早かったのか…。
🌎イギリス初のヴィーガン「肉屋」が ロンドンにオープン
イギリス初のヴィーガン「肉屋」がロンドンにオープンする。プラントベースのファーストフード店「Rudy’s」がイズリントンに常設店舗Rudy’s Vegan Butcher(ルディーズ・ヴィーガン・ブッチャー)をオープンし、大豆とセイタン(グルテンミート)を使ったプラントベースのベーコン、チキン、七面鳥を実店舗とオンラインの両方で販売する。
インスタの公式アカウントには開店時の様子が動画で載っていますが、かなりの盛況ぶりですね。
こちらはtwitterの投稿ですが、もはや普通のお肉屋さんですね。
ちなみにオンラインの商品は今現在全てSold Outになっています。
🌎本物の牛乳そっくりな「植物由来の人工牛乳」をImpossible Foodsが開発中
植物由来の人工肉を製造・販売しているアメリカのImpossible Foodsが新たに植物由来の人工牛乳「Impossible Milk」を開発中だと発表した。
味や色合いを本物に寄せていくのは確かにその通りですが、「暖かい液体に注ぎ入れても凝固せずに本物の牛乳のように泡立つようになる予定」というのは、知らなかったです。植物性だと固まっちゃうんですね。
🌎マクドナルドのソフトクリームマシン問題を解決! マシンの状態をリアルタイムで知るサイト
「McBroken」は、マクドナルドの利用者がよく遭遇する問題、店に着いた後にソフトクリームマシンが故障中だと知ることを解決するために作られた。
このサイトは、米マクドナルドの店舗おソフトクリームマシンが稼働中かどうか、リアルタイムで知らせてくれる。
マクドナルドの副社長は、このサイトについて「本当のマクドナルドファンは、おいしいソフトクリームを食べられるように、こんなことをしてくれる」とツイートしたそうですが、(記事を書いている時は)約7.1%の機会が壊れているということで、もはやツイートをする前に、壊れない対策をすべきかと思いますが…(笑)
以上。
============================
この記事があるマガジンはこちら(毎週更新)
============================
こちらも是非。
様々な体験をまとめたマガジンはこちら
販促考察のマガジンはこちら
雑記のマガジンはこちら
============================
twitterはこちら
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?