🍳一週間のフード・デリバリー関連ニュースまとめ［2021/4/12～18］

2021年4月19日 07:50

よくある上座問題ですが、回転寿司特有の問題がある、ということですね。確かに難しい。

（そもそも上座を意識する人と回転寿司に行くんかい、というつっこみはあると思いますが…。）

📰プレスリリース

📰おもてなしデリバリー「Wolt（ウォルト）」と今年45周年を迎えるコンビニエンスストアチェーン「ポプラ」が提携

フードデリバリー事業「Wolt（ウォルト）」を展開するWolt Japan株式会社と、ポプラや生活彩家等のコンビニエンスストアをチェーン展開する株式会社ポプラが提携し、商品の配達サービスを2021年4月20日（火）から、広島市内の2店舗で開始。

コンビニデリバリーにおいて、セブンは自社配送を、ローソンはUberEatsと、ファミマはmenuと、というように大手３社はすでに開始をしています。

４位のミニストップはイオン系列なので他社と組むイメージはありませんが、ポプラであれば、Woltが日本進出第１号の広島に本社があり、何かと縁があったということですね。

📰フードデリバリーサービス「foodpanda」と「FOODNEKO」がサービス統合へ

このたび、フードデリバリーサービス「foodpanda」を展開するDelivery Hero Japan株式会社と、フードデリバリーサービス「FOODNEKO」を展開する株式会社ダブリュービージェーは、2021年3月にDelivery HeroとWoowa Brothersがアジア太平洋地域での戦略的パートナーシップを締結したことに伴い、両ブランドをサービス統合し、今後はfoodpandaのブランドとプラットフォームでサービスを提供していく。

統廃合が激しい市場だからこそですが、個人的にはFOODNEKOの「おネギさん」が大好きだったので、ちょっと残念ではあります。

📰国内最大規模のタワーマンションがアプリを活用した国内初の完全キャッシュレスキッチンカーのテスト導入を開始！

ClickDishes Japan株式会社は、テイクアウトアプリを通じて、飲食店やキッチンカーを支援するテイクアウトサービス。この度、THE TOKYO TOWERS管理組合ではコロナ禍における居住者のライフタイムバリュー向上に向け、テイクアウトアプリ「ClickDishes」を活用した完全キャッシュレスキッチンカーのテスト導入を開始。

テイクアウトアプリを使うものの、キッチンカーとしてお店がそこまでやってくる、ということですね。なるほど。

キッチンカーは特にランチでその需要は高いのですが、どうしても時間帯が限られている中で、基本はワンオペなので待ち行列になることが多く、事前注文は本当にありがたいと思います。

（SHOP STOPのアプリでも事前注文機能入れてくれないかな…）

📰デリバリー参入から約1年で急成長！デリバリー＆テイクアウトアプリ menu、新たに31県へ配達エリアを拡大デリバリー配達エリアが全国43都道府県へ！

menu株式会社が運営するデリバリー＆テイクアウトアプリmenuは、 2021年3月に新たに31県へ配達エリアを拡大し、全国43都道府県へのデリバリー展開を開始した。

アクセルベタ踏みできましたね。（逆に漏れた4県が気になりますが）

フードデリバリーはネットワーク外部性が効きにくい事業なのですが、今のうちにサービスの認知を取っておきたい、ということかもしれません。

📰デリバリー配達員の事故補償を業界No.1水準に引き上げ

DiDiフードジャパン株式会社は、フードデリバリーサービス「DiDi Food」の配達パートナーの事故補償内容を拡充、これにより、配達パートナー向けの補償としては、通院・入院・手術などすべての項目で業界No.1の補償水準となった。

フードデリバリーサービスを盛り上げるには、顧客獲得と同時に十分な配達員確保も必要です。
本施策は短期的な働き方ではなく、長期的に働くためのメリットととなり、新規確保だけでなく、既存配達員の持続力も高まりそうです。

📰プラントベースドフードの日本発グローバルブランドへ　TWOが新たな食ブランド「2foods」でフード事業に新規参入

ウェルビーイング事業を展開する株式会社TWOは、味覚を刺激する美味しさ「Yummy」と食べることでカラダを整える健やかさ「Healthy」、この2つを併せ持つ、“ヘルシージャンクフード” をコンセプトとしたプラントベースドフードブランド「2foods」を立ち上げ、フード事業に新規参入する。

「ジャンクとヘルシー」を掛け合わせたなかなか面白そうなサービスが登場しますね。
この２つは相反するものではなくどのように両立できるのか。渋谷ロフト内等にオフラインの接点を設けるあたり、新たな食体験が期待できそうです。

📰ケーキ専門通販サイト「Cake.jp」スイーツD2C事業へ参入『Cake.jp Program』始動

国内最大級のケーキ専⾨通販サイト「Cake.jp」を運営する株式会社Cake.jpは、実力はもちろんスイーツファンからも支持されているトップパティシエとコラボし、ハイクオリティなスイーツを開発、自社工場で生産して販売するD2C事業『Cake.jp Program』を始める。

そもそも本サービスはD2Cだと思っていて、実際に注文して初めてプラットフォームだと知りました（汗
（サイトの作りとして極力個店の色が出ないようになっているんですよね。）

📰スシローが出店を強化しているテイクアウト専門店、『スシロー To Go』が東京初出店！

株式会社あきんどスシローは、既存店舗のキッチン設備を活用し、販売のみを行うテイクアウト専門店『スシロー To Go』は、5店舗目である『スシロー To Go JR 亀有駅店』を、東京第一号店として4月22日（木）にオープン。

ついに東京にも！

🗾国内のニュース

🗾松屋のライスバーガー専門店「米バーガー/こめ松」登場、牛めしパティ×五穀米バンズ×生姜タレ×タルタルソースなどメニュー32通り、出前館でテスト販売

松屋フーズは、デリバリー限定のライスバーガー専門店「米(my)バーガー/こめ松」をオープンし、出前館サイトでの販売を開始。「米バーガー/こめ松」は、デリバリー専門のライスバーガー専門店。松屋の人気メニュー「牛めし」「牛焼肉定食」「カルビ焼肉定食」「ビビン丼」を、片手で食べることができる“ライスバーガー”にした。価格は各500円(税込)。

外食事業の新規事業実験が増えてきています。

少し前に話題になった鳥貴族のトリキバーガーは実店舗もあるそうですが、今回の松屋ではデリバリーのみ、とのこと。
既存の牛丼店舗内で調理することで、ほぼ初期投資が無く実施できるのは強みなので、今後他の店舗でも展開していくのか楽しみです。

🗾「食べログ」、「TikTok」と店舗情報の連携を開始「TikTok」の動画投稿時に、「食べログ」へのリンク設定が可能に

株式会社カカクコムが運営するレストラン検索・予約サイト「食べログ」は、このたび、ショートムービープラットフォーム「TikTok（ティックトック）」との連携を開始し、TikTokの動画に食べログの店舗情報ページへのリンクを設定できるようになった。これにより、動画を見たユーザーはTikTokアプリ内ですぐに店舗情報を参照できる。

食べログ側としてはありがたい連携ですが、TikTok側としては離脱に繋がってしまうので、どんなメリットがあるのかきになります。

🗾ANA、来年にもドローン配送

ANAホールディングスは2022年度にも、国内でドローンによる物流サービスに乗り出す。ドイツの新興企業が開発したドローンを導入し、全国の離島や山間部に日用品や医薬品を運ぶ。政府が22年度にもドローンを飛ばす空域などの規制を緩和するのをにらみ、輸送インフラとしてのドローン活用が離陸する。

楽天等が離島でのドローン配送を行っていますが、国内航空会社でドローン配送を始めるのは初めてということで、落ち込む旅客事業の中で新たな柱を作り出すことができるのか。

🌎海外のニュース

🌎完全無人でピザ宅配！ Domino’sが米ヒューストンで自動走行車両デリバリーを開始

世界最大のピザーチェーンDomino’sは、無人自動運転車両を使ったデリバリーを開始すると発表した。Domino’sの無人デリバリーにはNuroの自動走行車両「R2」を活用する。360度カメラやセンサーを搭載し、完全自動で走行する。米運輸省から公道走行の承認を得た初の自動走行車両で、グローサリー配達などにすでに活用されている。

ドミノのデリバリー車両ってかなり前からニュースになっていましたが、あれは実証実験ということだったんでしょうか。
いや、これもまだテスト中みたいですね。

🌎タイムズスクエアにオープンしたタコベルのテクノロジーを駆使した新店舗に潜入

メキシカン・ファーストフード・チェーンは、「Go Mobile」のコンセプトと都会的なカンティーナのデザインを融合させた店舗をオープンし、ニューヨークでの店舗展開を進めている。売上の最大95％をデジタルオーダーで賄う予定。

おしゃれな作りですが、それだけでなく「アナログのメニューに代わる10台のセルフオーダー・キオスクが、オンライン・オーダーやデリバリー・ドライバーのための15個のロッカーが設置される。」というイマドキの設備が備わっています。

🌎Uber が全米でマリファナのデリバリーサービスを開始する可能性を示唆

『Uber Eats』などを展開する「Uber」が、将来的に全米でマリファナのデリバリーサービスを開始する可能性があることを示唆した。同社のCEO Dara Khosrowshahi（ダラ・コスロシャヒ）は『CNBC』のインタビューで、「もし連邦法が施行され、マリファナ市場が公になるのであれば、絶対に検討するつもりだ」とコメント。

さすがアメリカ。

以上。

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