天賦の才と責務

鬼滅の刃を見てきました。
世の中がこれだけ熱狂しているのもあって、非常に面白かったです。

その中で、私が考えさせられたシーンが、
煉獄さんのお母さんの回想シーンです。

劇中では、このような言葉で語られていました。

なぜ自分が人よりも強く生まれたのかわかりますか？

弱き人を助けるためです

生まれついて人よりも多くの才に恵まれた者はその力を世のため人のために使わねばなりません

天から賜りし力で人を傷つけること私腹を肥やすことは許されません

弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です

責任を持って果たさなければならない使命なのです

自分自身、ハッとさせられたものがありました。

私自身、多分に才があるとは思っていないですが、
秀でている面も一部あると考えています。
ただ、自分の才を責務や使命として捉える事はしてきませんでした。

結果的に、才の無駄遣いをしていた可能性も感じて、
少し恥ずかしく感じてしまったのもあります。

この映画を、たかだか映画と侮るなかれ、物事や言葉は
練り込まれた描写によって人を感動や熱狂を引き起こすと考えていて、
そこには真剣に考えるべき発想があると考えています。

自分の長所を捉え、鍛錬し、伸ばし、社会に還元する。
それこそが人としての生きる道であり、
そんな単純な事に示唆を与えてくれたこの映画は凄いなと感じました。

そして、自分の生きる道としても、
転用できる考え方だなと考えさせられ、
改めて、自分に問うてみる事にしました。

自分の持っている「天賦の才と責務」はなんでしょうか？
それを突き詰めながら生きる事が、責務を果たす事なのかもしれません。