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【夏の京都旅】身も心も涼やかに。京の緑と川を愛でる自然満喫モデルコース

地面を覆うコンクリート面積が広い日本の夏は、近年、東南アジア諸国を凌ぐほどの暑さに見舞われています。

夏にゆく京都旅行なら、自然に囲まれた空間に出かけるのがおすすめ。緑の景色や川の流れに身を委ねて身も心もクールダウンしましょう。今回は、1日で回れる京都の自然満喫モデルコースご紹介します。

10:00 京都駅着

JR京都駅に着いたら、JR山陰本線(嵯峨野線)に乗車します。

10:30 嵐山 竹の小径で佇む

電車で15分ほど移動し、JR嵯峨嵐山駅から歩いて10分のところにある「竹の小径」へ。まずは京都観光の代表格でもある嵐山の竹林からスタートです。

青竹たちに歓迎されているような

テレビや雑誌、SNSでもよく見る定番スポットではありますが、実際にそのなかに佇んでみるとやはり壮観!サワサワと葉の擦れる音だけに包まれて、京都の自然を噛みしめるのに十分すぎる時間を過ごせるはずです。

💡ここがポイント

「竹の小径」へは午前中に行くのがおすすめ。観光客で大混雑の通りですが、朝から11:00くらいまでの間なら比較的ゆっくり歩くことができます。

また人力車に乗れば、嵐山一帯を案内してもらうことも!竹林だけではなく渡月橋や野宮神社など、嵐山は観光スポットが充実しています。

気温が上がりきる前、太陽の光も若い時間帯に歩く竹林は至高。なんだかものすごく贅沢に感じられるひととき。平安時代に貴族の別荘地だったという言われも納得ですね。


13:00 貴船 川床でランチ

次は貴船(きぶね)の川床(かわどこ)へ。電車やバスでもアクセスできますが、本数が限られているためタクシーでの移動がおすすめです。

川床とは、川沿いや川の上に席を設けて涼みながら食事などをする場所のことで、「納涼床」「ゆか」とも呼ばれる京都の夏の風物詩

扇風機やエアコンがない時代の、涼をとる知恵

貴船の川床は京都市内の温度より10℃ほど低く、真夏でもひんやりしています。すっと汗が引いていく涼しさのなかで京料理を楽しむことができます。

💡ここがポイント

貴船で川床が楽しめるお店はいくつもありますが、そのスタイルはお店によってさまざま。

「奥貴船 兵衛」の川床

「貴船 仲よし」の川床

床のロケーション、屋根の有無、色づかいなど川床のスタイルの違いもあれば、しっかりと御膳をいただく、カフェのような使い方で軽食……といった食事スタイルの違いもありコースによって予算も異なります。

予約が必要な場合もありますので、ぜひ事前にチェックしてあなたに合ったスタイルの川床を見つけてくださいね。


16:00 高瀬川を散策

ランチでお腹を満たしたら、本日ラストの自然満喫スポット・高瀬川へ向かいます。こちらもタクシーでの移動が便利。

高瀬川は鴨川のすぐ西側を並行するように流れる川です。江戸時代に作られた人工の運河で、かつて京都の中心部と伏見間の物流を担っていました。

💡ここがポイント

高瀬川の景観はどこを切り取っても風情たっぷり。時間帯によっても見え方が変わるため、一日じゅう飽きずに楽しめます。

朝の高瀬川

夕暮れ時の高瀬川

またかつて荷物を運んだ船の発着地を「船入(ふないり)」と言い、高瀬川の起点近くにある「一之船入」は、遺跡として唯一現存しています。

「二之船入」以降の船入は残っていませんが、その跡に石碑が置かれているため、石碑をたどり江戸の商人たちに思いを馳せながら川沿いを歩くのもいいですね。


京の自然をたっぷり愛でたら…

京都の緑と川で涼んだ後は、「Nazuna 京都 二条城」へお越しください。

お茶(玉露、玄米茶、抹茶、焙じ茶、別邸)をテーマとした客室から選べる旅館で、それぞれのお部屋はすべて半露天風呂付き。Nazunaオリジナルの茶葉を浮かべた「お茶風呂」は美白・美肌効果が期待できます。

ゆっくりお風呂に浸かって汗をかいたら、心身ともにいっそうリフレッシュできるはず。夏の京都旅行のお供にいかがですか。

住所 京都市中京区薬屋町580番地
アクセス 京都市営地下鉄東西線二条城前駅徒歩8分


ライター:サトーカンナ
生活や散歩、漫画のことなどをすきに書いています。「ebookjapan」「サンポー」などに寄稿。
Twitter:https://twitter.com/umaicupcakes
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