シェア
なずなはな
2020年11月30日 13:26
私は、祖父の時代に戦争が終わり、戦争そのものを知らない世代です。この映画は、第二次世界大戦下のポーランドはワルシャワにて行われた、ユダヤ人虐殺を生き抜いたひとりのユダヤ系ポーランド人ピアニストの境遇を描いたものです。ワルシャワではドイツ軍による占領が始まり、ユダヤ人は六芒星の目印をつけるよう強要され、ゲットーへと隔離されます。大勢のユダヤ人が強制労働から大量虐殺への道を歩む中、主人公シュ
2020年11月19日 13:29
「ワンダー 君は太陽」を観ました。これは、顔に生まれつきの障害をもつ主人公が、様々なことを経験して成長していく物語――と言ってしまえば終わりですが、それだけではありません。これは主人公とともに、周囲の人々も「主人公と関わることによって」成長する、まさに「彼という太陽」の周りをまわる人々の物語です。何より、こういった映画では必須ともいえる「感動路線に傾かなかった」ことが衝撃的でした。
2020年11月18日 13:54
こんなタイトルをつけておきながら。私は、一人が好きです。ぼんやりしたり、考えごとをしたり。その時間を、大事にしています。でも、数人や大勢で何かをするのがとても楽しいことも、知っている。この映画は、それを思い出させてくれます。監督のジョン・カーニーは、アイルランド出身の元バンドマンです。2007年に「ONCE ダブリンの街角で」を公開後、口コミで大ヒット。アカデミー賞歌曲