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KALATH
2023年7月22日 20:12
いつか迎える「死」を、ぼくは前向きに受け入れるだろう。今は「生」に感謝をしていない。 --厳密には、出来ていない、する余裕がないのかもしれない。死に向き合う時だろう、「命」のありがたみが分かるのは。 今ある生ーー。自分は惰性で生きていると思っている。楽観的でもなく、悲観的でもない「惰性」だ。 ただただ、今を生きる。 時間を意識せず、雑音に囲まれることもなく、目前のことをこなしてい
2023年9月10日 19:28
【記憶】 小学4〜5年生の時の話だ。 竹やぶのような山に、叔父がぼくを連れていった。秋田県に住む、叔父の家からすぐそこのところ。目的は告げなかった。黙って山を上りきった。 炭となった車が一台、場違いな空気を放ちながら、佇(たたず)んでいた。 無神論者だが霊的なものを感じた。無言の圧力を受け、耳鳴りがしそうだった記憶がある。言葉にしがたい違和感。 少し経って「昨日ここで、車のなか