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UXデザイナーとロゴの解像度をあげた話

どうも、UIデザイナーのnazcaです🤓

ロゴをデザインをするとき、プロジェクト内にUXデザイナーがいたら、めちゃくちゃ頼ろうぜという話をします。

ぶち当たった壁

ロゴは企業やサービスのことを理解し、クライアントさんとヒアリングしながらコンセプトを詰めてデザインに落とし込んでいきます。

ロゴデザインのプロセスは人によって違うと思いますが、私でいうと、まず「サービスのらしさ」を言語化し、ムードボードを作ります。サービスコンセプトやこのサービスが与えたい印象を軸に考えていきます。

この時、日本カラーデザイン研究所のイメージスケールを参考に与えたい印象に近いキーワードを抜き出したり、色を考えることが多いです。

これらを軸にロゴのアイデア発散をある程度すると、ある壁にぶつかったことがありました。「コンセプトがありきたりで面白くない」、「なんか一手間足りないけどどうすればいいかわからない」、「なんか見たことあるぞ・・」と、手が止まってしまったのです。

これらの悩みの原因はコンセプトががあまりにも抽象的すぎること。この辺のキーワードよくコンセプト文で見たことありませんか?。

よく使われるキーワード


BXデザイナーの先輩に壁打ちしにいったらコンセプトが普遍的すぎて面白くない!と言われました笑

例えば「親しみやすい」っていってもどれくらい親しみやすいのか?
「友達みたいなかんじ?」「どんな距離感?」
「あたたかみがある」ってどれくらいあったかいの?「熱湯くらいあたたかさ?」「ほんのり?」

と、深ぼられてそこまで考えられてなかった!とハッとしました。

普遍的なキーワードはもちろん使ってもいいのですが、そこからどう解像度を上げるかで、サービスの独自性が出てきます。

時間軸、空間、強度、距離感を軸に考えることが多いそう。
サービスを人格と捉えて考えるとイメージしやすいです。

ある程度ロゴのモチーフは決まっていたので、それは活かしつつ、最終調整のためにキーワードの解像度を上げるワークが必要なことがわかりました。

UXデザイナーと一緒にロゴの解像度をあげる

やらなければいけないことはわかった。でもこれ、ロゴ担当者だけでやるもんじゃないな・・・。

考えてみるとユーザーとサービスのことを一番理解しているのってクライアントさんももちろんですが、プロジェクト初期からいて実際にインタビューでユーザーに直接声を聴き、体験を考えてきたUXデザイナーなのでは?と思ったりもします。

ということで、UXデザイナーと一緒にロゴのコンセプトとサービスコンセプトを照らし合わせながら具体的な詳細について議論しました。

そうするとUXデザイナーの方が「親しみやすいと言っても〇〇ではない、〇〇に近いかんじ」「このサービスとユーザーの距離感はこんなかんじ」と話しながらイメージを図式化してくれました。

大枠でしか捉えてなかったサービスの真意をここでやっと掴みながら今まで出でこなかった言葉がより具体的に出てきます。頭の中で止まってたイメージが膨らんでいきます!

全然ユーザーとサービスの理解度が足りなかったと反省。そして頻繁にUXデザイナーに壁打ちするのがいいなと発見。

チームで働いてるからこそできたことかもしれない

私が担当していた案件は、0→1のアプリ開発案件でUXデザイナーはリサーチ、価値検証、体験設計を行い、UIデザイナーがUI、ビジュアルコンセプト作成、ロゴデザインも担当するという内容でした。
なので、サービスやユーザーのことをめちゃくちゃ理解しているクライアントの分身のようなUXデザイナーがそばにいて、とてもありがたい環境でした。(UXデザイナーに限らず、いつでも壁打ちしてくれる弊社のみんな、いつもありがとうです。)

ロゴデザインのプロセスにUXデザイナーが登場することって私はあまりイメージがなかったので、どう登場したのか共有させていただきました。
もしロゴを作る機会があり、周りにUXデザイナーがいたら自分が抱えてるアウトプットを持って壁打ちしにいってみてください!



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