桐嶋ナユタ

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嫉妬という感情の取り扱い方法

 『嫉妬』という感情を抱いてしまうのは、とても苦しいですよね……。アベルとカインのお話や、郭公と時鳥の逸話にも描かれるほど、古い昔から人々は『嫉妬』に苦しめられてきました。  そして宗教や哲学や脳科学や、その他あらゆる方法を使って『嫉妬』を克服できるよう試行錯誤してきましたが、人類はいまだ画期的な解決方法を見出していません。  それくらい、『嫉妬』という感情はコントロールが難しいのです。人が動物であった頃から『嫉妬』という感情はあるそうですから、当然のことなのかもしれませ

    • 嫉妬を抑える方法

      『同じジャンル、同じカップリングで、絵も文字も書かれる作家さんに対して、字書きである自分の嫉妬心が抑えられない』というお悩みについて、私なりの回答を書かせていただきました。  嫉妬という気持ちは、抱えていると物凄く苦しいものですよね……。負の感情の中でもとりわけ厄介で、制御の難しいものだと思います。  羨望や憧れに近い嫉妬ならまだ、「自分もあの人のようになるため努力しよう」というポジティブな気持ちに昇華させることもできますが、「絵だけで活動してくれたら……」と思ってしまう

      • 仲の良い相手から、約束していた感想をなかなか貰えず苦しい気持ちとの付き合い方

        『本を頒布し、仲の良い相手がそれを購入してくれた。「感想を送ります」と以前言ってくれたけれど、「感想を書いている」というTweetをしてから一週間近く経つが音沙汰がない。悶々としてしまう気持ちを、気にしないためにどうしたら良いか?』  というご相談を頂きました。  作品をアップしたり本を頒布したりすると、そこから反応が貰えるまでの間、色々考えすぎて苦しくなってしまうお気持ち、とても良く解ります。心配のあまりつい後ろ向きになってしまいがちなんですよね……。  感想が来なくてソ

        • イイネをたくさんいただける小説を書くために、気をつけていること

           以前『小説にイイネをたくさんもらうためにはどうしたら良いか』という質問を頂きましたので、自分が普段、『面白いと思ってもらえる文章を書く上で、特に気を付けていること』について書きたいと思います。 1.冒頭から3行、冒頭の1段落が勝負   ネット小説はほんっっっっとうに大量にあります。その大量の小説の中から自分の作品を読んでもらうためには、まず『冒頭から3行』が大切です。冒頭から3行以内の文が読み辛ければ、多くの読み手さんはそれ以上読み進めません。文体や文章が平易で整っている

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        • お悩み相談回答集
          6本

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          相対評価と絶対評価のお話

           『他の人作品と自分の作品のブクマ数を見比べて、嫉妬で苦しくなってしまう』というお悩み相談をお受けしました。私なぞの言葉で少しでもお力になれるのでしたら…と思い筆を取らせて頂きますね。   創作の評価問題…苦しいですよね…。私も昔はそのことで悩んだりもしました💦   色々と悩みを抱えていた中高生の頃、私が貪るように読んだのが、「老子」と「荘子」という中国の古典です。たいていの悩みはこの二冊がぶっ飛ばしてくれました。  しかし、原本は長いうえに読みづらいかと思いますので、そ

          相対評価と絶対評価のお話

          『評価への執着』と上手く付き合うには

          『数への執着や、徒に膨らんだ承認欲求を切り捨てるにはどうしたら良いと思いますか?』  というお悩みを、マシュマロから頂きました。  マシュマロ主さんの苦しいお気持ち……とても良くわかります。自分を卑下するのは見て下さる方々に対して失礼なことも、数に囚われてはいけないことも、悔しければ努力すれば良いことも、承認欲求を膨らませ過ぎてはいけないことも、頭では解るんです。  けれど、それでも苦しさが拭いきれない時があるんですよね。頭で解ったらすぐに心に反映するものでは無いですもん。

          『評価への執着』と上手く付き合うには