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イイネをたくさんいただける小説を書くために、気をつけていること

 以前『小説にイイネをたくさんもらうためにはどうしたら良いか』という質問を頂きましたので、自分が普段、『面白いと思ってもらえる文章を書く上で、特に気を付けていること』について書きたいと思います。

1.冒頭から3行、冒頭の1段落が勝負 
 ネット小説はほんっっっっとうに大量にあります。その大量の小説の中から自分の作品を読んでもらうためには、まず『冒頭から3行』が大切です。冒頭から3行以内の文が読み辛ければ、多くの読み手さんはそれ以上読み進めません。文体や文章が平易で整っていることは大前提ですが、さらに『冒頭から3行だけの情報で、1枚の挿絵が描ける』というのがベストだと私は思っています。まず心にワンシーン思い描けると、そのあとの文章が読み進めやすいんですよね。
 これは別に風景を必ず描写しなくてはいけないわけではなくて、内面描写だって良いんです。走れメロスの冒頭、『メロスは激怒した…』から始まる3行も、挿絵を描こうと思ったら描けますから!
 とにかく、『冒頭3行で、頭の中に映像が浮かぶこと』が大切です。 
 次に『冒頭の1段落』で、「続きが気になる!」と思わせなくてはなりません。冒頭の1段落でつまらなかったら、やはり多くの人がそれ以上先へ読み進んでくれません。
 これはまた色々な手法があったり、作者の力量が問われたりする部分なので、簡単にコレ!とアドバイスするのが難しいのですが…💦その話のクライマックスの部分を、ダイジェストで冒頭に持ってくる…という手があります。 
 例えば、出会い→恋を自覚→告白→初キス→結婚式、という流れの話があったとします。これを時系列通りにやるのではなくて、冒頭に初キスダイジェスト版を持ってきて、時間を戻して出会い→恋を自覚→告白→もう一度初キスシーンの描写→結婚式…という構成にしてみる…という手法です。…ありきたりですが(^_^;) 
 要は『冒頭のできるだけ早い部分で(続きが気になる!)と思わせることが大切です。

2.プライドと見栄を捨てること 
 『たくさんの人に読んでもらえる』文章を書くためには、プライドと見栄は邪魔です。持てる力と技工を凝らして難解な文章を書くよりも、たくさんの人にとって『平易』で『読みやすい』文章を書くことがなにより大切です。たとえ自分に語彙力があったとしても、それをひけらかすように難解な文章を書いていたら『たくさん』の人は読んでくれません。  また、自分の文章にプライドを持ちすぎず、不必要だと思ったらバッサリ切れる潔さも大切だなと思います。例え素晴らしい一文・一段落が書けたとしても、全体から見て不必要な部分は切り取ってしまわないと、作品が冗長になったり主題がぼんやりしてしまいます。 平易で簡潔であることが、『多くの人に読まれる作品』であると思います。

3.第三者に読んでもらう or 第三者視点で読み返す
 いちばん良いのは、第三者に添削してもらってお世辞の無い意見を言ってもらうのが一番成長につながると思うんです。ただ…そんな相手…なかなか見つからない…ですよね…💦
 だとしたら、なんとか自分で第三者になって読み直すしかありません。句読点の位置、区切りがおかしくないか。読みづらい漢字が無いか。誤字・脱字が無いか。文章が飛躍していないか。口調がごちゃ混ぜになってないか…などなど、これはもう何度も何度も読み返して確認するしか無いですね💦 
 特に、自作品はもう脳内に話の内容が入ってしまっているので、この脳内の情報が全くない読み手さんが読んで果たして解るかどうか…というところは、特に慎重に確認した方が良いと思います。…難しいんですけどね…(-_-;)

とりあえず…は、このくらいでしょうか???
もうやってるよ!!って事ばっかりでしたらごめんなさい😅

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