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なゆ
2021年9月24日 01:10
世間的には遅ればせながらだと思う。一冊の本を読了した。 一穂ミチ著「スモールワールズ」直木賞候補になった話題作なので、知っている人は多いだろう。既に読んだという人も。「読み心地の違う六篇を収録した珠玉の作品集」「ままならない現実を抱えて生きる人たちの6つの物語」「誰かの悲しみに寄り添いながら、愛おしい喜怒哀楽を描き尽くす連作集」と、紹介文にある通り、6つの短編
2021年6月25日 22:56
ここ一週間くらい、一冊の本について考えています。 木原音瀬著「ラブセメタリー」モヤモヤと、なかなか答えが出ない。この作品で、作者が伝えたかったのは何だったのだろう。この作品を一言だけで説明するなら「小児性愛者の話」。「ロリコン」「ショタコン」といったエンタメ的な記号ではなく、もっとリアルで 自分の身近にも居るかもしれない人たちの話です。連作短編集になっていて、対照的