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母校LOVEと昭和の学校


母校は好きですか。


昨年はセンセーショナルな事件から某宗教団体の名前をテレビで見ない日はない1年だったが…。

次女の中学受験でどんな学校が向いているのだろう?と探していると宗教系の学校はそれぞれの宗教の良さをアピールし、宗教系ではない学校は逆に無宗教であることをアピールしている。

次女が希望している女子校となるとどうしてもキリスト教系の学校も多い。個人的にはキリスト教にしろ、仏教系にしろ、宗教系の学校できちんと宗教に関する概念の教えを受けて理解できていれば、近い将来大学であやしいサークルで宗教に勧誘されても「アレ?これはちょっと違うんじゃない?あの時教わったことと違う」という感覚を持つことができるんじゃないかなとも思っている。

とはいえ・・・・



我が家の子ども2人が通った幼稚園はキリスト教系の幼稚園でなおかつ同じ宗派で小学校から高校まである私立学校にぶっといパイプがあった。自身が卒園&その私立学校の小学校からの卒業生、主にお母さんが多いのだがこういう人は結構母校大好きでうらやましいほどの母校愛を持つ方々が一定数いてこういうお母さんと話すと、幼稚園やその学校についてちょっとマイナスな話題になるとスルーできずにものすごくムキになって否定する。学校のことに対する否定的な意見は即クレームになってしまう。

母校教のあやうさ

こういう母校好きな保護者もうじゃうじゃいるであろう私立学校が、母校愛溢れる保護者の暖かい声だけでなくいかに改善に関する声をクレームと区別し意見と受け入れ改善に手をつけられるかどうかがその学校の将来にかかっていると思うのだけれど、人間誰しも否定はされるのは気分が良くないのでついついそういうマイナスの声を排除したり聞く姿勢が全くない学校もある。聞きたくないから聞き慣れていない、聞き慣れていないからふいに言われると咄嗟に扉を閉めてしまう。

公立の場合・・・校門入ればそこは昭和。


宗教系でもないし私立でもないし、寄付が全然集まらなかったように母校愛溢れる卒業生はとんといない長女中学ではあるが、マイナスの声を受け入れることができないという点で改善も改革もなく未だ昭和時代の学校となっている。 

先日の進路説明会にしても、平日午後に人を集めソーシャルディスタンスもない配置の椅子に座らせた挙句、「マイクを回すのは感染予防上云々」と言って質問を受けないというのは笑っちゃうくらい矛盾している話だけれど、矛盾していると気づいていないという時点でなんだかいろいろ終わっている。

学校全体に対する意見を言う場があまりにないのであるママ友が果敢にも個人面談という本来なら子どもの話をする場で意見したことがある。その内容も前述の進路説明会を、質問も受けない一方的な説明なのであれば録画して動画配信にすればどうですか。という至極真っ当な内容である。

ところが・・・・

担任の、若い女性教員は明らかに鼻白み、言葉にはなかったもののはっきりと怒りの表情が現れたそうだ。教員にとっては子どもの話をするべき面談の場で学校に対する文句を言われたと思ったのだろう。

若い先生、モンスターペアレントのクレームと改善の提案の区別もつかないらしい… 

徹底して保護者や家庭のことを考えない学校である。

意見を意見と聞き入れるという体質のない学校は、耳障りの良い言葉しか聞こえず改革に乗り遅れ、時代に取り残されていく、副校長は、ICTは異次元の話、パソコンは【ハコ】って去年はっきり言ったしな。学校全体がそういう体質なら、新卒で中学校の教員となる先生も部活指導で忙しい生活の中で感覚が麻痺していくんだろうなあ…

これが長女学校特有であればまだよいのだけれど、中学校という学校はそういう体質になりやすいのだろうか?

余談・・・
そんな長女学校であるが、昨年長女中1の時に1月15日に宿泊研修を企画し、ずさんな集金とずさんな説明のままギリギリまで開催予定だったがコロナ感染拡大のあおりを受けてあっけなく1週間前に中止になった。素人が考えても、お正月2週間後という日程は明らかにコロナ感染が増える時期だろうというのは想像つく。先生方予想つかなかったのか?

・・・・さらに、
今年も全く同じ日程で企画していた。調整できなかったのか?
学習能力、ないの?


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