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上島竜兵さんの訃報から学ぶ心理

上島竜兵さんがなくなったらしいよ

突然の訃報に固まってしまう
え?あのダチョウ倶楽部の???

先日の渡辺裕之さんの訃報といい、何が芸能界に起きているのか?
何が人々に起きてしまっているのか?

非常に痛ましい、悲しいニュースで俄に信じがたいというのが正直なところであろう。


コロナ禍で人々の生活や環境が一変し、
また情報化社会の加速により、さまざまな見えない声が届くようになり、
世間の目という、実体のないジャッジがあり、
昨今ではよりこころの問題が取り上げられているが、

正直一人間では心の問題を取り扱うことは非常に難しくなっている世の中になっていると感じる。

その中で今回取り上げるのは、

“理想からのギャップが人を苦しめる“

自分自身がこうなりたい
自分はこういう人間である
こうなったらいいのにな

という想像の中から生まれる理想の自分、理想とする目標、夢
そうなった時に幸せだなと思った時の自分に対して
今現在の自分はそこからギャップが生まれてしまっているということから、自己否定につながってしまい、すなわち、“自分のできていないところ“に苛まれてしまっている。

向上心を持つこと、夢を持つこと、理想を掲げることというのは非常に重要であるとされていて、それがあるから人は行動ができるし、実現のために動き出すことができる。

一方でそう言った設定をした後に、想像をした後に、じゃあ今現実はどうなっているのか?
特にコロナ禍において、自分のコントロールできないことによって苛まれてしまうことというのは往々にしてある。
例えば人との接触が禁じられてしまう、飛沫感染のためマスクや仕切りが必須で距離感が掴みにくいことや、スポーツで言うと、大会の中止やイベントの中止など。

自分がコントロールできるところで悩む分には解決することが容易ではないにしろ、可能であるが、
コントロールできない部分については、本当に先の見えない世の中の中、どうしようもないであろう。

まさにこうした自分ではコントロールし得ない、もしくは他人の課題や問題に対しても、過剰な責任感、自責の念から、自分を責めてしまうと言うことが起こってしまう。
そうすることによって自分という存在を保つことができなくなり、少しずつおかしくなっていってしまう。

日頃の悩みについても、自分自身の頭の中で解決していくということができ、対処できるならいいのだが、どうしても一人で抱えて、深みに落ちていってしまって、次第に人に話す気力も無くなって、どうしようもなくなってしまうということはある。

こう言ったことはおそらくこのコロナ禍で急増しているのではないかと考える。
良くも悪くも人との距離感がとられるようになった結果、孤独感を感じるということがあるのではなかろうか。

どうしたらいいのか?

ということに関しては、おそらく悪い思考のスパイラルを止めてあげるということが大事になるかと考える。

人が何かを思考している時というのは、物凄い速さで脳が働いています。特にマイナスなことを考えているときは、台風の如く目まぐるしく思考が働いています。
そうなると歯止めが効かなくなるために、止めてあげる、もしくはプラスのサイクルを回していくことが鍵になります。

私もそういう人間ですぐに一人の世界に入り込んでしまうのですが、そういう時は、こうしてブログを書くということもありますが一番のおすすめは

ノートや紙にとにかく書き出す



ということをします。
頭ではなく体を動かすことによって、手を動かすことによって思考のスピードを極端に落とすことができます。口に出してはき出すのも同じ効果があります。


今自分自身が感じている感情はどんななのか、何がこういうふうにさせているのかということを10分でも書き続けると意外と整理されるということもありますが、何より自分の認識を顕在化することができます。

そうするとどうなのかというと、今現在の自分ということを認識することができるようになってきます。

理想から離れている自分ということではあるかもしれませんが、そこには現在の自分を知るということが間違いなく必要になってきます。

そしてその自分を知ることによって次にどうしていくかという計画を立てていくことが可能になります。
もしくはある意味諦めがつくというか、しょうがないから今は休もうという選択になるかもしれません。

自分の中に感情を溜め込まず、少しずつ発散していくことが鍵になってくるのではないかと思います。

今回の上島さんのニュースにおいて、本人の中でさまざまなことが巡り巡って今回のようなことになってしまったのかと思います。正直何が起きたのかは全くわかりませんが、大変真面目で、人のために、世のためにいろんな考えがあって、それを思いやりすぎた上に何か疲れてしまったのかなと思います。

いまのご時世で辛くて苦しいこともあるかと思いますが、少しでも楽になれるように、少しでも助けになれる人が増えたらいいなと思います。

人間誰しも一人で生きていくことはできないので、少しでもおかしいなと思ったら、自分の異変もそうですし、他人の異変についても、ちょっと話してみることから始められたらいいなと思います。

ご冥福をお祈りいたします。

Taka

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