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ハイキューが終わった

ハイキューを知っていますか。

ジャンプで2012年から連載開始して、ついこの間、最終回を迎えたバレーボールのマンガです。

私はマンガは色んなジャンルを読むし、スポーツ好きだからと言って、必ずしもスポ根マンガが好きという訳ではないのだけど、このマンガは本当に大好きでした。

部活を頑張った経験のある人ならば、心揺さぶられる言葉が沢山散りばめられている作品だと思います。

各場面で色々な名言があるのだけど、私がこのマンガがすごいなと思ったのは、結構序盤の全然メインではないキャラクターのセリフです。(巻数でいうと、5巻)

一番初めの大会(IH予選)で主人公達のチームに負けたチームの選手(マンガ的にはかなりサブというか、この時にしか登場しないキャラクター)が、大会を敗退する時に「俺たちもやったよ バレーボール やってたよ」と心の中で言うのだけど、ここでめっちゃ泣きました。

正直、今この言葉だけを読んでも意味は分からないと思うのだけど、この場面を読んで、本当に作者は部活している人の気持ちが分かってるなぁぁ(涙)と思ったし、全然メインじゃないキャラクターにこれを言わせて、泣けるって凄いなと。

その時に、これは本当に良いマンガだなと思って以来、全く期待を裏切ることなく、ずーっと面白く、面白いまま、先月完結しました。

終わり方もかなり熱くて、2020年にオリンピックがあったら、日本バレーをめちゃくちゃ盛り上げることになってたんだろうなと、作者はすごくバレー愛がある人なんだなぁ、と感動しました。

自分の好きなスポーツをこういう形(人気マンガ連載)で盛り上げるって、勿論、万人に出来ることじゃないけど、マンガが人気になるという以外の観点からもすごくやり甲斐があるんだろうなと。
そしてそれを見事に全うして、本当に素晴らしいなと、思いました。

良かったら、是非読んでみて下さい。

最後の観点から言うと、ホッケーも誰かが人気マンガを描いてくれたら、楽しいかもと思います。

ちょっと前にジャンプで女子ラクロスのマンガがやっていて、残念ながらそれは結構すぐ打ち切りになってしまったのだけど、
ラクロスもホッケーとやや似た立ち位置にあるスポーツなので、私的にはこれが人気になったら面白いなあと思いながら読んでいたのでした。

まあもし社会現象的な人気になってたらホッケー部の部員勧誘に支障が出そうだから、実際は困ったと思うけども。

あと、ちなみに情報でしかないけれど、私は実は高校の時、バレー部でもありました。

小学生の頃、中学校に行ったらバレーをやりたいと思っていたのだけど(小学校の頃はバスケ部の万年補欠だった)、
中学進学と同時に親の仕事の都合でアメリカに行くことになり、一旦は英語と格闘しなくちゃいけなかったので、部活はしばらく所属せず。

高校に入ってバレーへの憧れを実現すべく、入部したのでした。と言っても、ワンシーズンだけでしたが。

(アメリカの部活はシーズン制で、シーズン毎にトライアウトがあり、夏秋はバレー、冬はバスケ、春は陸上といった形で一年を通して色んな部活に所属できる。人気の部活だとトライアウトで落ちて入部できないこともある。)

バレーは楽しかったけど、初心者だったこともあり、より活躍できる陸上部及びクロスカントリー部をその後は選ぶことにしたのでした。

でも、バレー部の時に練習したローリングレシーブ(スライディングしながらレシーブして、その勢いのまま体を反転させて立ち上がり、次のプレーに備える)はその後、ホッケーのプレーでもすごく役に立ったなと思います。

スライディングしながらブロックして、スピードを殺さないまま、すぐ立ち上がってプレーするとか、打ち込みに対してスライディングで飛び込んでタッチシュートするとか。

バレー部での練習があったおかげで、地面に向かうのが全然怖くなかったので、色んなスポーツを経験することは、特に若い頃は良いことだなと思います。

一つのことに打ち込む美学というのもあるけど、何かに本気になるにしても、色んな動きやバランス感覚を持っているのは強みになるのではないかなと思います。

さて。
私自身は最近、キングダムを改めて勧められたので、読んでみたいと思います。
キングダムはずっと興味あったけど、読めずにいたらもう58巻?まであるんですね、、!

楽しみです。

(見出しのイラストは自分で描いてみた一年生ズ。山口くん難しくて断念。。)

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