他人が気になるをやめて自分を満たすことを始める
先日、ネットでドラマを見ていて、「この人落ち着きないなぁー」「振り回されてんなー」
と感じるシーンがありました。
自分に全く関係ない出来事に、なんなら関わろうとする姿を見ていて、アドラー心理学とマインドフルネスの考え方を思い出していました。
マインドワンダリング
今の時代、自分の身の回りに情報がじゃぶじゃぶ溢れています。
新しく興味深いことも多いし、それが刺激になって自分自身がうまく回ることもありますが、その反対もあります。
それが、マインドワンダリングです。
「心ここに在らず」といえばわかりやすいでしょうか。
イマココに集中できなくて、意識があちらこちらに散らばるので、疲れるんですよね。
自分が取りに行った情報でなく、流れてきたsnsなどの情報をキャッチしてしまう時、その人の行動は自分軸からはなれ、他人軸で時間が流れ始めてしまいます。
目の前に友達がいるのに、スマホの中の人とやり取りをしてしまうような感覚です。
友人と会話をしているのに、隣の席の会話が気になるのもそう。
自分が食べているものがあるのに、運ばれて行く料理が気になるのもそう。
それが悪いと言うのではなくて、目の前のことに集中していないことの例えです。
誰でもしているエネルギーの無駄遣いです。
マインドフルネス
マインドワンダリングの対極にあるのが「マインドフルネス」です。
イマココ、目の前のことに集中することは、幸福感を高めると言われます。
ストレスは大幅に下がると言われます。
みなさんも少しは感じたことがあるでしょうか、何かに集中していたがために、時間を忘れてしまうこと。
集中している時って、その時には気が付かないけど、心地よい感覚だと思いませんか?
自分のエネルギーを、自分の行動だけに使えている贅沢です。
わたしは、ランニングしている時、たまにやります。ふと気づくとすごく遠くまで走ってしまっていることが。
その時は、あまり疲れとか苦しさとかを感じてないんです。
仲間とは「レースの1番しんどい時にこうなれたら楽なのにね(笑)」とか言ってます。
ところで、マインドフルネスを「瞑想すること」と解釈することが多いように思いますが、「瞑想できている状態」のことをさしています。
わたしは瞑想が下手くそです。
でも、走ったり、ノートデコをしたり、焦げ付いた鍋を一心不乱に磨いたり(笑)する時、瞑想している時の状態、マインドフルになれると思っています。
大切なのは「人は一度にひとつのことしかできない」ということを理解していることです。
受け流す芸当を磨く
必要なのは、決してマインドフルにならなくちゃと思うことではなくて、目の前のことに集中しようとしている自分に降りかかってくる、情報を受け流す「芸当」を身につけることです。
なにせ、すぐ手の届くところに情報端末があるわけですから、芸当以前に、そいつと上手く付き合う方法が必要ですね。
「芸当」を身につけるために必要なのは、自分を知ることです。
降りかかってくる情報にブレがちな自分を、上手く扱うのに必要なのは「自分軸」。
判断基準があれば、情報の振り分けが簡単になっていきます。
承認欲求や依存を宥める方法は、人それぞれの最適解があります。
わたしの場合は「どこにメリットを感じてる?」と自分に問うことが多いです。
それらを考え、言語化できると、自己理解が進み、いろんなことに流されにくくなって行くように思います。
どこにメリットを感じるか
他人が気になって仕方ない人って、概ね優しい人が多いです。
でも、すごく穿った見方をすると、親切をすることで承認欲求を満たしているケースもあるような気がして、それって「条件付き」って感じがするんです。
頼んでもなくて自分からしてくれたくせに「のに」を使う。
「のに」はメリットを受け取れなかった時に使う言葉。
「やってあげたのにありがとうもいってくれない」なんて感じるとしたら、それは、無意識にしている、条件付きの親切です。
なんか、もったいない感じがしちゃいます。
まず自分を満たそう
自分が満たされてないと、見返りを求めるマインドになりやすいような気がします。
逆に、満たされていれば渡すだけの自分になれます。
無意識であることが多いから、初めはすごく難しいかもしれません。
でも、他人に向けてる優しさを、もう少し自分に向けても、バチは当たらないと思うなぁ。
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