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栄養を摂ってトラウマケア

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栄養やサプリメントを利用して精神状態を高めていく内容をまとめています。
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HSPのための健康維持に効果的な栄養素⑤ウィルス免疫力UP!

前回の記事 病気は誰でもかかるもの。 健康で病気になりにくい身体を手にいれたいですね。 うつ病など精神疾患にかかると、生活習慣が乱れやすく、栄養不足や睡眠障害によって全体的に体力が低下した状態。 せっかく、うつ病を克服した後でも、普通の人よりも健康面や免疫力が低下している状態であるので、免疫力も高めて強い身体にしていきたいものです。 免疫システム免疫とは、細菌やウィルス、有害物質など体内に危険と思われる異物から私達の身体を守る防衛システムです。身の回りには様々な病原体が潜

HSPのための健康維持に効果的な栄養素④高血圧予防(末梢神経を拡張する)

前回の記事 前回は動脈硬化について触れましたが、今回は、それとも関連する高血圧についての内容です。 主に、血管を拡張することで血圧を下げる栄養素について取り上げています。 高血圧の定義私達の身体は、生活環境や運動によって血圧が上下しています。 血圧とは、血管の内側にかかる圧力を測定したもので、高血圧状態が続くと血管に負担をかけて、やがては動脈硬化のリスクが高まっていきます。 一時的な血圧上昇は誰にでもありうることですが、安静にしていても慢性的に血圧がある程度以上高い状態が

HSPのための健康維持に効果的な栄養素③動脈硬化予防

前回の記事 活性酸素と動脈硬化人の体内では活性酸素が生成されています。 活性酸素とは、身体に取り込んだ酸素の一部が他の物質と結びつき、高い酸化力を持つ物質に変化することを言います。この活性酸素が正常な細胞に結びつくと過酸化脂質を発生させるため、細胞の老化を早めるだけでなく、がん細胞の増加や動脈硬化を引き起こすなどさまざまな病気の原因になることが知られています。 私たちの体には、活性酸素から身を守るため、抗酸化酵素などによる防御システムが備わっています。しかし、年齢とともに

HSPのための健康維持に効果的な栄養素②骨を強くする栄養素

前回 骨が弱くなる原因骨がもろくなる骨粗鬆症は、加齢とともに発症しやすくなります。 特に過度なダイエットによる栄養不足や、家にひきごもりがちで運動量が少ない、喫煙といった生活も骨が衰えやすくなる傾向があるといわれています。 特にHSP(感受性の強い人)タイプやうつ病の方は、1人で家にこもりがちになりやすいので、将来的に骨粗鬆症になるリスクも考えられます。 骨が作られるメカニズム骨の構成成分は、リン酸カルシウム(カルシウムCaとリンP))とタンパク質です。 骨の主成分である

HSPのための健康維持に効果的な栄養素①栄養不足で起こる貧血

はじめにうつ病にかかる体質の人は、ストレスホルモンの分泌の影響により、栄養分を無駄に消費してしまい、結果的に栄養不足になりがちです。 そのため、糖尿病、高血圧以外にも貧血、骨粗鬆と年齢を重ねるごとに様々な病気を招きやすくなります。 そんな気になる症状を改善するための栄養素についていくつか取り上げていきます。 取り上げていく内容 ①栄養不足で起こる貧血 ②骨を強くする ③動脈硬化 ④高血圧予防 ⑤ウィルス耐性をつける 今回は貧血についてです。 貧血が起こる原因貧血は、血

HSPのための意欲・精神状態を高める効果的な栄養素③代謝を高める栄養素

前回 代謝とは人が生命活動を維持していくためにはエネルギーが必要です。 エネルギーは、食べ物に含まれる栄養素をもとに体内細胞の活動によって生み出されています。 細胞から生み出されたエネルギーを利用することで、私達は意識的に行動や思考を行い生きている実感を得ることができます。また、無意識的に心臓や内臓を動かしたり、熱の生成による体温の維持、ある成分の分解や合成、古い細胞を排出し新しい細胞を生み出す生命維持活動にも利用されています。 代謝とは、生命維持活動のために体内で行われ

HSPのための意欲・精神状態を高める効果的な栄養素②セロトニン編

前回の続きです。 セロトニンとは セロトニンは、ノルアドレナリン、ドーパミン分泌量のバランスをとる働きがある神経伝達物質。 脳内と体内に存在しますが、脳内はわずか2%しか存在せず、残りは腸に存在しています。 うつ病と深い関わりのある神経伝達物質で、抗うつ薬はセロトニン濃度を高める作用がある薬としてもよく知られています。 セロトニン分泌が適切な状態であると、精神バランスが取れた状態になり、爽快な気分になります。 運動した後や、青空をみてすがすがしく感じるのも、セロトニン分泌が

HSPのための意欲・精神状態を高める効果的な栄養素①ドーパミン・ノルアドレナリン

はじめに憂鬱状態とは、意欲が減退しエネルギーが渇水した状態。 脳内の働きにおいては、ドーパミン分泌の関わる報酬系回路の働きが低下し、意欲に関わるノルアドレナリン分泌も低下した状態です。 本来のうつ病(定型タイプ)は、トラウマティックなもので起こり、ポリヴェーガル理論の自律神経系においては、副交感神経に当たる背側迷走神経複合体が優位に作動した状態で、車で例えて言うならサイドブレーキをひきながら走行している重々しい感覚をいいます。 神経系の働きが低下し、極度にドーパミンやノルアド

HSPのための快眠・リラックス効果を高める栄養素⑤アセチルコリン編

前の記事 アセチルコリンは神経伝達物質の一種で、脳内の中枢神経と、体内の末梢神経での働き方が異なっています。 脳内のアセチルコリンは主に学習機能と深く関わりますが、リラクゼーションに関わる脳波のΘ波誘導や睡眠にも関わっています。 体内のアセチルコリンは自律神経系の副交感神経に関わっています。 脳内のアセチルコリンの働き方脳内のアセチルコリンは、中隔野という部分に存在するニューロンから分泌されます。中隔野から記憶に関わる海馬へアセチルコリンが放出されることでリラックス状態を

HSPのための快眠・リラックス効果を高める栄養素④テアニン編

前記事 テアニンとカテキンテアニンは、お茶の元となるチャノキや、キノコ類などに含まれるアミノ酸の一種です。 緑茶といえばポリフェノールのカテキンが有名ですが、テアニンが光を浴びて光合成によってつくられたものがカテキンになります。 お茶に含まれるアミノ酸のうち半分以上はテアニンで、特に玉露や抹茶といった高級茶にはテアニンが多く含まれます。 緑茶と玉露の成分の違いは、茶摘みまでの日照時間が影響しており、光を浴びて光合成をじっくり行いカテキン成分を増やして育成されたのが緑茶で、光

HSPのための快眠・リラックス効果を高める栄養素③グリシン編

前記事 甘味成分をもつアミノ酸のグリシンは、ほのかな甘み成分で加工食品などほとんどの食品に含まれている馴染み深い成分です。 特に魚介類のほたて、イカ、カニなどゼラチン系の食品に多く含まれています。 脳内ではGABAの次に強い抑性系神経伝達物質として働き、体内でも、血圧を下げ、睡眠の質を高める効果があることで知られています。 それ以外にも、コラーゲンの成分となり肌のハリ・艶に関わる美肌効果、抗酸化作用によるアンチエイジング効果で美容にもよい成分です。 特に眠るときは体内の温

HSPのための快眠・リラックス効果を高める栄養素②GABA(体内)編

前記事 体内GABA(ギャバ)のもたらす効果GABAは食品中に含まれるものがありますが、経口投与したGABAは脳関門を通過できないため、脳内神経伝達物質として働けません。 そのため、GABAの製品を摂ってもリラクゼーション効果はないのかというと、そうでもなく血圧を下げる効果によってリラックス感を高めてくれることが知られています。 食品からGABAを摂取すると、体内ノルアドレナリンを抑制し血管を拡張。血圧を下げてリラックスを示す脳波のα波が増加、睡眠を促してくれる効果もあり

HSPのための快眠・リラックス効果を高める栄養素①GABA(脳内)編

1.はじめに自律神経系には2元論的には交感神経と副交感神経系がよく考えられます。 リラックスというと、一般に自律神経の副交感神経を高めると思い浮かべるでしょう。 ポリヴェエーガル理論的には社交安全モードという呼吸器系を落ち着かせる「腹側迷走神経」を指します。 PTSDを受け交感神経が高まると、不眠症、不安障害{GAD(全般性不安障害)、PD(パニック障害)}、社交不安障害(SAD,あがり症、恐怖症}、非定型うつ病といった精神疾患へと繋がっていきます。 「腹側迷走神経」高めリラ