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手の当て方の極意(基本)

レイキは手当て療法の一種ですから、受け手に手を当てることによって行います。
その時、どのように手を当てれば良いのでしょうか? 効果的な手の当て方というものがあるのでしょうか?
そのことをここでは説明します。

指は閉じないといけないの?

レイキの指導者の中には、指を閉じる(指をくっつける)よう指導する人がおられます。
理由は、指の間から氣(靈氣)が漏れるからだそうです。
しかし、それはどうも理解しがたいです。

そもそもレイキが、自然に氣(靈氣)が出るものであり、相手によって吸われるものだとしたら、開いた指の間から氣(靈氣)が漏れて、相手に与えることができなくなると考えるのは、少々無理があると思います。
指の間から漏れたとして、それさえ吸い取ってくれるのではないでしょうか。

したがって、指を閉じることで氣(靈氣)を漏らさないようにしようという考えは、氣(靈氣)を出そうという考え方であり、本来のレイキではないと思います。
臼井氏がレイキを発見した時、思わず足に手を当てた時の手の指が閉じていたとは、とても思えませんから。

力を抜くのが極意

では、どのような形が良いのでしょうか?
実は、形は本質的な問題ではなく、それよりも「力を抜く」ことが重要なのです。

力を抜くと、自然とゆるく湾曲した形になり、指の間に隙間ができます。
指の力を抜いて手をブラブラと振って止めた時の状態。それが力が抜けた手の形になります。

力を抜くということは、リラックスするということでもあります。
また、自分の力で行わないということにもなります。つまり、大いなるものに委ねるという感覚です。

レイキは「意図のないエネルギー」ですから、「この病気を治してやろう」というような意図をもって行うことはしません。
治るかどうかは相手次第。つまり、結果に執着しないということです。

このようなレイキの特徴からしても、手に力が入るのはおかしいのです。
相手を変えようとはしないし、自分の思いを押し付けようともしないから、リラックスしていられます。
その思いが形として現れるとしたら、それは完全に力を抜いた状態になるのです。

先ほどの指を揃えた手の形を作ろうとすると、どうしても指に力が入ります。
ですから指を揃えることにこだわらず、手の力を抜くことを心がけましょう。
そうすると、氣(靈氣)がスムーズに流れるようになります。

手を触れるかかざすか

手を当てる時に、受け手に直接触れる方が良いか、それともかざす方が良いか、という問題があります。
これは、どちらも同じだと考えてい良いと思います。効果は同じです。

なぜそう言えるかというと、直接触れるとしても大抵は服の上からであり、場合によっては毛布や布団の上からになります。
それでも効果があるということは、直接触れることに氣(靈氣)が流れる上での大きな意味はないのです。

ただ、仮に服の上からであっても、触れれば体温や手の感覚が伝わります
そういうことで癒やされる部分があることも事実です。
また、かざすより触れていた方が手のポジションを維持しやすいということもあります。

かざす場合も、受け手に近い位置であれば、レイキをしている実感が湧きやすいのですが、離れれば離れるほど実感が湧きにくくなります。
この距離が手が届かないくらい離れると、「遠隔ヒーリング」というやり方になります。(この方法はまた別に書きます。)

したがって、受け手がどう感じるかということや、自分のやり安さを考えて、触れるかかざすかを決めれば良いと思います。
ただレイキの初心者は、なるべく触れるやり方で実践して、慣れていく方が良いと思います。
レイキをやっている実感が得られ、自信になるからです。

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