全国の飯が食えるキッチン#25 鳥取編 後編
どうも、♪くまの子 見ていた かくれんぼ お尻を出した子 書類送検〜 です。
それは冗談でして肝数値高男です。
鳥取県の郷土料理について調べて、気になった料理を自宅で再現してみたってだけの話を書きたいだけなのに、昨日のテキストはなぜ2014年の夏祭りに行った話で終わってしまったのだろうか。俺ってなんでいっつもそうなんだろう・・・。と、自己気悪になってしまいそうな日々でございますけれども、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
鳥取県発祥の料理を調べたら「ホルモンやきそば」というものが出てきまして、こんな感じの料理を食べたことがあったな〜と思い出したのが、10年以上昔に夏祭りの会場で買った「ホルモンうどん」でございました。「うどん」は食べましたが「やきそば」はまだ食べたことがなかったため、いい機会なので食べてみることにしました。
まず最初に「ホルモンやきそば」についてサクッと調べてみたんですけれども、鳥取県東部で50年もの間愛されている牛ホルモン入りのやきそばで、地元の方には「ホルソバ」だなんていうキュートな名前で呼ばれているんだとか。
2010年には、鳥取ホルモン焼きそばで鳥取を楽しく盛り上げようと「鳥取ホルソバカスタマーセンター」という市民団体も立ちあがったりと、なかなかの本気度を感じます。
その歴史はかなり古く、昭和30年代・・・って、和暦で表記されるのはどうも苦手なんだよなぁ・・・。えーっと、30+25で・・・55だから、1955年から1965年の、我々世代の親が生まれたあたりの時代からはじまっているそうです。鳥取市内の焼肉屋・ホルモン屋で、ホルモンと野菜を味噌ダレで炒めた中に「中華そば」を入れてみると、めちゃくちゃ美味しかったとのことで、はじまったそうな。
現在は鳥取市を中心にだいたい30店舗ほどの食堂、焼肉店なんかで食べられるそうです。
同じ「ホルソバ」でも、お店によって作りが妙に違うらしく、最初にホルモンが「ぷりぷり」だったり「こりこり」だったりするのです。別にアレですよ、食べていたらお店の店主さんが耳元で「コリコリ」って言ったり、店内の BGM が「プリンセスプリンセス」だったりとか、そういうつまらない話ではなく、要はホルモンはホルモンでもどの部位を使っているかの話でございます。
つまりはプリプリした食感の「パイプ」「シマ」といった「腸系」と、コリコリした食感のハツ・ミノ・ハチノスなども入る「ミックス系」などと、お店によって違うようです。
味付けもお店によって違うみたいですね。基本は「味噌味」なんだけれども、辛さが違ったり、にんにくをぶりぶりに効かせているお店もあったりするみたいです。調理の段階で味噌を投入して麺や具材に絡めて仕上げるのかと思いきや、それは比較的新しい店舗でのやり方で、なんと昭和の時代からやっているお店では「付けダレ」形式でやっているようで、自分の好みの味で食べるようです。
最後に「麺」もお店によって違うようです。大きく分けて太い麺、細い麺、モチモチ麺の3つになるそうですが、これも重要なポイントでございます。
じゃあ俺はどんな仕上がりにしようかな・・・と、いろいろ考えたんですけれども、結局はスーパーに売ってある食材次第なので、使えそうなものをいろいろ買ってきましたよ。では、さっそく調理をはじめましょうか。
まず麺の紹介でございます。レシピサイトを調べたら「ちゃんぽん麺」を使っていたので俺も真似をしようかなと思ったのですが、まさかのちゃんぽん麺が売られていないとは思いませんでした。店員さんをとっ捕まえて「ちゃんぽん麺欲しいんだけれども。」って言っても「すみません、当店にはありません。」って言われて「なんでないの・・・」と何度もしつこく絡み倒す・・・ってことは32歳の大人なのでやるわけもなく、太麺の生麺がありましたので、これを今回の「麺」に使うことにしました。
「やきそば」って言うくらいですから、ストレートに「やきそば麺」を買えばいいところ、それをしないところが俺のセクシーな一面だったりもします。
他の調理をしている間、これをお湯に入れてある程度戻しておきます。
麺を調理している間に、もうひとつの主役でもあります「ホルモン」の調理をします。ミックスホルモンにぶっかける「味噌ダレ」がかなり重要です。白味噌、料理酒、みりん、リンゴ酢、砂糖、すりおろしニンニクを分量を守って入れて・・・って。ああああ、めんどくせぇぇぇぇぇ!!!!と発狂しかかったところに、こんなものを発見。
おお、いいのがあったじゃないか!もうコレでええやんええやん。というか毎回通っているスーパー、味付きのホルモンしか売っていませんでしたので仕方ありません。その気になれば味噌ダレくらい作れるのですが、スーパーが味付きのホルモンしか販売していないので仕方ありません。別にアレですよ。俺が「めんどくさい」からとか、そう言うことじゃありませんから、俺のことを責めるのはやめましょう。
というか、言わせていただきますけれども、みなさんこのテキストを無料で読めていますよね?無料で読めているのに文句っておかしくないですか?文句言うのならばせめてお金を払ってからするべきではないでしょうか?それが大人ってものじゃないですか?何か言い返すことありますか?ありませんよね?ではみなさん、俺に謝ってください。はい、謝りましたね。わかってくれたらいいのです。では、次に行きましょう。
フライパンに少しばかり油を敷いて、ホルモン・・・というか「もつ」を焼いていきます。めちゃくちゃ美味しそうなニオイが漂ってすごくお腹が減ります。もうこれだけで炊き立ての白飯にぶっかけて食べたいですよね。ぜひみなさん、同じように「ホルモンやきそば」を作る際には換気扇は絶対に使用しないで、デートの時に着ようと思っていた衣類を近くに干してください。
モツに火が通って硬くなってきたところに長ネギの青い部分をぶっ込んでやりましょう。ここからはスピードが大事ですので、ちんたら調理をしている場合ではありません。ファミコンの「たけしの挑戦状」をプレイしながら料理をされている方は、今すぐゲームとモニターの電源を切り、自宅の庭にファミコンを埋めてその上に「和子」と書いた板を刺してから料理に集中してください。
ネギの次は「キャベツ」を入れましょう。こちらのキャベツ、近所で農家を営んでいる友人、一徹くんが育てたキャベツでございます。これが甘みがあって本当に美味しい!さすが、農業をやりつつバイクでツーリングをしたり風俗に行ったりリフレッシュを重ねながら育てた野菜の味は全然違います。
これ、無料でもらっちゃったんだよな。0円でもらうわけにはいかないクオリテじだよ。せめて一徹くんの性具くらいには俺はなりますよ。
キャベツをさっと炒めたら次はもやしでございます。フライパンの中はたくさんの具材であっという間にいっぱいになってしまいました。
火が通り、味噌ダレが具材に絡みいい感じでございます。
麺以外の具材の調理はここで終了です。最後に先ほどの「太麺」を投入します。
ぶっちゃけこれだけでご飯のお供になるんですけれども、今回は「やきそば」を作っていますので、先ほどお湯に戻した「太麺」をぶっ込んでいきます。見た感じ、結構味が濃そうなので太麺がとにかく合いそうでいいですね。
麺がいい感じになるまで炒めて、味噌ダレに絡めまくったら「ホルモンやきそば」の完成でございます。それでは最後に、お皿に盛り付けた状態のものをご覧ください。
どうですか、めちゃくちゃ美味しそうでしょう。これ、10年前に食べた「ホルモンうどん」よりも美味しかったような気がします。しかし、思ったよりも味が濃くて食べ終わるのに寿命が数ヶ月縮んだような気がしますが俺は全然気にしません。そりゃそうです、これは「もつ鍋」用のもので、お湯である程度割って食べるものなのに、俺はストレートで食っていますから。つまりは俺は「お湯で割る」という文字も読めないドアホだと言うことでございます。
こんだけ味が濃いと、ご飯のお供にもいけそうな感じです。しかしなぁ・・・やきそばをおかずにご飯って・・・そんなのこの世でつくもひふみくんくらいしかしないでしょう。
俺のような生粋の北海道人は、ジンギスカンをやった時に〆に焼きそばの麺を投入し、鉄板に残った肉や野菜のエキスが十分に詰まったタレに絡めて食べるという爆ウマのやつがあるのですが、それに近い感じで美味しかったな。あの世でも食べたいなと思える素敵な料理でした。ごちそうさまでした。
では場所をキッチンからゴミ屋敷状態の俺の作業部屋に移り、毎度お馴染みの「都道府県くじ」をやります。
誰がどう見ても高級そうに見えるこの箱の中には、まだ郷土料理を作っていない残り半分ほどの都道府県が書かれた紙が入っております。今回も中から1枚取り出し、それを次回のテーマにしようと思います。
それでは、1枚取りますよ。
よし、取りました。では次回の都道府県の紹介でございます。それでは、オープン。
次回の都道府県は、香川県でございます〜〜〜!(3万人の大喝采)
ついに来た香川県。俺も人生で32年も生きていてたったの2回しか行ったことのない香川県でございますが、大好きな場所でございます。香川といえば、やっぱりアレか。いや、あえて違うものにするか・・・?
香川は美味しいものがありすぎて天国だったな。では次回「香川編」俺が生きていたらよろしくお願いします。では、良い悪夢を。
というところまで書いて文字数が4021文字になりましたので今日はこの辺でオヒラキにしたいと思います。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。明日も元気いっぱいにテキストを更新しますのでその時また会いましょう!!! ・・・俺が逮捕されていなければ。
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