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全国の飯が食えるキッチン#24 福井編 後編

どうも、デスクトップに「新しいフォルダ」という名称のフォルダが乱立した上司に説教される日々です。

それは冗談でして肝数値高男です。

昨日のテキストの続きとなりますので、まだ昨日のテキストを読んでいない方はそちらを読んでからここを読むとわかりやすいと思います。CHAGE and ASKA の1991年の楽曲「僕はこの瞳で嘘をつく」の歌詞に出てくる「推理小説を最後からめくれる」的な生き方をしている方は前回のテキストではなく今回から読んでから肥溜めダイビングをするといいと思います。
でははじめていきましょう。


ケチャップライスを作った次は「タマゴ」を2つ割ります。というか2023年10月現在、やっとタマゴが市場に当たり前に出回るようになりましたね。まだまだ昔と同じ値段ではないですけれども、ピーク時よりも値段はどんどん下がっていき、何より前までは仕事終わって夜にスーパーに行ってもタマゴは売り切れ状態でしたが、今では夜でもタマゴが売っている!
当たり前に買えていたものが買えなくなるのがこんなにもストレスだとは思いませんでした。また前と同じように買える喜びで胸がいっぱいになり、タマゴ売り場でバク転をしそうになりましたが他のお客さんに迷惑がかかるのでやめました。で、そのあとお店から出て車に乗って500m ほど走ったところで「そういえば俺、バク転できなかったんだー!」ということを思い出しました。

みんな大好きなタマゴに、今回はなんと牛乳を注いでしまいます。こんなふうに「タマゴに牛乳を注いでいますよ的写真」を撮影するとどうなるかと言いますと、明らかに牛乳を入れすぎた状態になってしまいます。牛乳を入れすぎるとフライパンで熱したときになかなか固まらないので大変ですので、料理に慣れていない方は気をつけてください。
もしも誤って牛乳を入れすぎた場合には、110番通報で警察を呼ぶ・・・ってわけにはいかないので「俺は元警官だった!」と言い張る、近所の謎おじさんを家に呼んでなんとかしてもらうというやり方がいいかもしれません。

胡椒と塩も中にぶちこみ、思いっきりかき混ぜてください。かき混ぜている間ってのが結構暇になりますので、そうですねぇ〜殺したいほど憎かった上司のことでも思い出しますか。
あれは8年くらい前のことだったかな。とある書類に決済が欲しくて、上司のところに行ったらあいにく監査前でめちゃくちゃ忙しそうで「あのぉ、決済をお願いしたいのですが・・・」と横から声をかけてもガン無視。その後2〜3回同じことを言っても「そこに置いといて」みたいなことも言われずにただ無視されるのみ。こりゃどうにもならないなと思って「あのぉ、もしも忙しいのであれば自分の方で印鑑を押してもいいですか?」と聞くと俺の故郷まで聞こえるんじゃないかってくらいのデカイ声で「会社の公印を何だと思っているんだ!!!!!」とみんなの前で怒鳴り散らされたりとか、また別の日には会社のゴミ箱の中の分別がいい加減だったようで、それを俺のところに持ってきてフツーに「分別しといてもらってもいいかな?」って言ってくれたらいくらでもやるのにゴミ箱を逆さまにして中身を全部床に散らばして、空っぽになったゴミ袋も床に投げ捨てて「全部分別しといて〜」と言われたりとか。

というツライことを思い出していたら気がついたらキッチンで「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」と叫んでしゃがみこんでいるでしょう。もちろん床とエプロンにはタマゴが飛び散っていて、どう見ても料理に使える状態ではないので、また最初から溶きタマゴを作りましょう。

熱したフライパンに油を注いで、溶きタマゴを中に入れます。まだ固まっていない状態のときに箸でくるりと回転させるとうまくできるようです。
タマゴを焼いている横で、ボルガライスにかける「タレ」を作っていきます。これは写真で一気に紹介していきます。

はちみつ
ケチャップ
ソース
コンソメ
バター

まともなレシピテキストだったら分量なんかも書きますけれども、俺はそんなの書きません。どれだけの量のタレを作りたいのかのイメージができたら、今度はそれにあったサイズの鍋を用意。完成形をイメージして自分の感覚で調味料を入れていけばいいのです。
そんな曖昧なことを書いたらアホな奴が「自分の感覚って、プール一杯分とか???wwwwwwww」などとふざける奴もどうしても出てしまうのが現代です。それがお前の中の感覚だったらプール一杯分のはちみつなりソースなりを入れればいい。どんな感覚で作ったタレでも、明日になれば糞になるだけだから。

ケチャップライスもできた。タマゴも焼いた。タレも完成した。あと作っていないものといえば「とんかつ」だ。見方によってはコレが「主役」とも言えるでしょう。
とんかつ用の豚肉を買い、溶きタマゴに潜らせ、パン粉をまぶして、180度に熱した油の中に入れて・・・と、まともな作り方をしたかったんですけれども、俺はこういうやり方を選んだ。

惣菜コーナーで出来上がっているものを買ってきた。どう考えてもこっちの方がいいでしょう。とんかつ上げるだけでめちゃくちゃ油も使うし、タマゴもパン粉も綺麗に使いきれないしで、なんか地球に悪そうじゃないですか。ちょいとズルいやり方かもしれないけれども、地球に優しいやり方を選んだらトラウデンさんも喜びそうだしいいですよね。

買ってきたトンカツをいい感じのサイズに切り、これでとんかつはクリア。ではすべての食材が揃ったので、盛り付けに入ろうと思います。ではここは、写真でイッキに見ていきましょう。

大きめの皿にケチャップまみれのケチャップライスを乗せ
先ほど焼いたタマゴを乗っける
とんかつも乗っけて
その上からタレをかける

というわけで、もうこれで「完成」ということでよろしいだろうか。ではここから「映え写真」のお時間でございます。ちょいと撮影場所が暗いですけれども「こいつはいつもこんな暗い場所で飯を食っているんだ」と、好きなだけ俺のことを見下してください。それでは、直感で作った「ボルガライス」の完成です。

どうですか、全体的に茶色いですけれども、美味しそうでしょう。ケチャップライス、タマゴ、とんかつはイメージ通りだったんですけれども「タレ」がめちゃくちゃ美味しかった!このタレがケチャップライスに絡んで、わけのわからない味になるんですけれども、それがまた妙に美味しかったりするんですよね。人生で一度も行ったことのない福井県に想いを馳せながら完食しました。ボルガライス、美味しかったです。

では、キッチンからいつもの汚れた作業部屋に移動します。調理中に撮影した大量の写真を取り込みながら、次回のこのコーナーでやる都道府県を決めます。おなじみ「都道府県くじ」の中に手を突っ込み、中から1枚選びます。

はい、1枚選びました。何を勿体ぶっているんだって筆者の俺ですら思っているこの流れ。一応形式なのでやらせてくださいな。
この紙に次回の郷土料理、ソウルフードを作る都道府県が書かれております。
では、いよいよ松本いよ、次回の都道府県の発表です。
次回の「全国の飯が食えるキッチン」で取り上げる都道府県は、こちらでございます。

「鳥取」でございました。もちろん人生で一度も行ったことがありません。鳥取にはどんな郷土料理・ソウルフードがあるのかな。近々ネットで調べていい感じのものがあったら挑戦してみたいと思います。いつ更新するのかわからないのでそれまで皆さん頑張って長生きしてくださいな。


まだまだ途中ですが文字数が3214文字になってしまいましたので、今日はこの辺でオヒラキにしたいと思います。今日もここまで読んでくださった方、どうもありがとうございました。
この文章を読んで、僕のことをすごくキモいと思ってもらえたら幸いです。明日のコンテンツでもキモいと思ってください。よろしくお願いします。









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