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全国の飯が食えるキッチン#15 兵庫編

どうも、「最後のキスはヤニの臭いがした」という歌い出しでおなじみの名曲です。

それは冗談でして肝数値高男でございます。
年明けからしょうもない話ばっかりをここに書き込んでいて、読んでくださっている方には苦痛ばかり与えて申し訳ありませんでした。おかげさまで、というか奇跡的に2年以上続いている俺のテキストですけれども、これだけやっていると毎日更新し続けるコツみたいなのもだんだんわかってきましてね。それは何かと言いますと、自分の身の回りに起こった出来事、いわゆるブログみたいな内容を毎日書いていても、結構しんどいんですよね。だってそうじゃない。ネタにできるような出来事って、そんなに頻繁に起こるもんじゃないじゃないですか。あとは読む側も、こんな30歳のクソみたいな男の日常なんか毎日読まされても苦痛じゃないですか。なので「コーナー」みたいなのがあった方が、持つんじゃないかってのは2年前から考えがありましてね、俺の中では深夜ラジオのコーナーみたいなイメージでやっているんですけれどもね。それこそ一番長い期間やっている「肝数値放送局」があったりとか「名作トライアル」があったりとか、あとは何だったかな「伝言板」なんかもありますわね。日常の話を書き込んでいる間にこれらのコーナーを挟むことでネタが尽きずに毎日文章を書けるというのが俺のやり方なんですけれどもね。多分まともな note 執筆者はこんな使い方をしていない。というか、アレですよ。note ってのは、誰かの役に立つための情報だったり、ノウハウみたいなのを文章にして公開するもんらしいですよ、ってのをここ最近になって知ったんですけれどもね。それを聞いちゃうと俺のやり方はそこから大きく外れはっているから照れちゃいますね。
でも、逆にアレじゃないですか。俺みたいななんの取り柄もないクソみたいな人間でも、なんだか楽しそうに生きているってのが2年もの間ここに残せているってのは、ちょっとは自慢してもいいかなって思ってはいますよ。なので、毎日つまんねーなみたいな奴は俺の記事を読むことで「こんな低レベルなことやっていても楽しいんだ」みたいに思ってくれれば、これもノウハウのひとつじゃないですか。そんな感じのことが伝わればいいなと思ったり思わなかったり。

何を書きたいんだかわけがわかんなくなっちまいましたけれども、今日は久しぶりに、というかまともに書くのは2022年初めてのコーナーをやりましょうかね。年前から仕事がバカ忙しくて自分の時間が全然作れなかったので、この辺の準備ができなかったんですけれども、昨日のテキストで書いた通り、急に時間ができてしまいましたので、この辺のことを少しずつやっていこうと思います。ということで最初は「全国の飯が喰えるキッチン」からはじめましょうかね。
このコーナーはアレですよ。はじまったのがちょうど1年前なんですけれどね、新コロのせいでロクに旅行ができないじゃないですか。って言っても、十分に気をつければ旅行なんか誰でもできるんですけれども、俺はビビリー・ジョエルなのでリスクを考えて連休があっても家にこもることを選択してしまうんですわね。こんな生活を2〜3年も繰り返しているって考えたらせつねーですね。でもまぁ、仕方ない。旅行の楽しみといえば、知らない土地に行って、自分の地域では食えない食い物を食うってのが楽しみの一つだったりするんですけれども、それもできないから我慢しないといけないじゃないですか。でもさ、我慢する必要なんかなくないか?って思ったんですよね。家のキッチンで、全国のご当地料理を再現して食えばええやんええやん、って思って1年前にこのコーナーをはじめたんですけれども、1年かけてたったの14回しかできなかったこのコーナー、今年はもう少しブーストかけてやっていこうと思います。

ということで今回は兵庫編でございます。兵庫といえば、そうだな。過去に3回か4回くらい訪れたかな。しかしその中でまともに地面に足をつけたのはたったの1回だけ。ガツーン!
あれは2014年のちょうど今くらいの時期だったかな。俺の悪友カチンという男がいましてね、そいつが前の年だったかに、丸1年、兵庫のとある街で仕事をしていた時期があったんですよ。デッカイドウに戻って来てから、そこであったいろんな伝説話を聞かせてもらったんですけれども、中でも一番印象的だったのが、近所のカレー屋さんのオーナーのネパール人の男性の人がバカ面白い人で、また会いに行きたいって言っていたんですね。
で、俺も会いに行きたいって言いましてね、2014年1月、一緒に大阪まで飛行機で行って、そこから電車などを駆使して兵庫まで行ったんですけれども、まさかのカレー屋さんがクローズしていてその方とは残念ながら会えませんでした。
その時が俺がはじめてまともに兵庫を歩いた瞬間でございます。

もう結構前の記憶なので、覚えていることも少ないんですけれども、大阪か電車で移動して、まず「姫路」で降りたんですよ。目的地まで電車乗り換えしないといけない関係で、姫路の駅前で30分くらい時間を潰さないといけないなってことになっちまいまして、駅前をブラブラしていたんですけれどもね。小腹が空いちゃって何か食うかってなりました。次の電車までの時間を考えるとどこか飲食店に入るのは結構微妙な感じです。だからっつってコンビニで飯を済ませるのも、せっかく姫路まで来たってのにアレじゃないですか。づしよっかねぇ〜って思ってブラブラしていたら、そんな俺たちのニーズを叶えるかのように、たこ焼き屋さんがあるではないですか!
もうそこに行く以外の選択肢がありませんよね。たこ焼きなんか、正直な話デッカイドウでも当然喰えるんですけれども、やっぱり関西で食った方が美味いような気がするというか、「関西に来たんだからたこ焼き食わねば」みたいな使命感もあったりもしますので、カチンくんと「たこ焼き食わなあかんちゃうか?」と、カタコトの関西弁を話しながらたこ焼きやさんへ。

メニューを見ると「明石焼き」ってのがあるではないですか。それまでの人生のどこかで、耳にした言葉だったのですが、実物を食ったことがないので、それを買うことに。当時の写真がありますので、貼っておきましょうか。

2014年1月24日撮影

いやはや、Mac の中に眠っていた画像データを見てびっくりだね。撮影日なんかも当然わかっちゃうんですけれども、撮影日が「2014年1月24日」でしたよ。ってことは丸8年前に俺は初めて「明石焼き」を食ったんか。なんか運命を感じちまうよな。
これがねぇ、すごく美味しかったんですよ。デッカイドウよりはまだまだましだけれども、それでも結構肌寒い中で、暖かいだし汁に浸したたこ焼きを食うのがスゲー美味しかった。
この時の「明石焼き」が忘れられず、その後も兵庫に行く時、というか高速で通過することが多かったんですけれどね、パーキングエリアの売店なんかで「明石焼き」が売っていたらそれを買うようにしています。さすがに、デッカイドウではたこ焼きを売っているお店はありますけれども、明石焼きを提供しているお店は今の所見たことがありませんからね。

なので俺の中で「兵庫」と言えば「明石焼き」のイメージなんですよ。調べたら驚くくらいたくさんのご当地グルメが出て来ました。兵庫は広いので、そりゃたくさんあるのが当然かも知れませんけれども、俺の中ではやっぱり「明石焼き」。というか、明石焼きをめちゃくちゃ食べたい。寒いしね。ということで、今回雪で閉ざされたデッカイドウの俺の自宅で、「明石焼き」を作ってみることにしました。シンプルで、そんなに難しくないはずなのでチャッチャと作っちまうぜ。

たこ焼きを作るのならば、まずは例の白い粉ですよな。薄力粉がいいって話でしたけれども、我が家には市販の「たこ焼きの粉」ってのが未開封の状態で放置されていました。多分、昨年の秋ころに自宅でたこ焼きを食った時に使わなかった奴です。たこ焼きって難しいよな。スーパーで買い物している段階では腹がスーパー減ってしまっているんで「俺なんか1人で500個喰えるんじゃないの?」みたいなことを考えちゃって、それでも控えめに粉を買っておくんですけれども、家に帰っていざ焼いたら、全然食えないんだよね。そりゃねぇ、小麦粉ですからね。腹にたまっちまうよね。というかそんなことも考えられない30歳とかってヤバすぎだよな。

適当にボウルに盛った粉に、水と出汁の素をといたものを適当にぶち込んじゃいます。今更ですけれども、このコーナーを見てくださっている方はなんとなくわかると思います。はじめて見た人はびっくりするでしょう。俺の料理は基本的に分量とか適当ですからね。これを参考にする場合は画像なんかをよく見て、あとは感覚でよろしくお願いします。

きれいにかき混ぜる

で、次にタマゴだ。どうやら「明石焼き」と「たこ焼き」の大きな違いは「タマゴ」を大量に使うことらしいぜ。明石焼きの方がタマゴ大量消費らしいんですけれども、とりあえず4個、使うことにしました。タマゴの値段も昨年秋に上がったまま、なかなか下がらないね。そんなご時世でこの量のタマゴですから、贅沢だよな。

「明石焼き」という名前ですけれども、ベースは「たこ焼き」です。「たこ焼き」って名前なのに、まだ登場していないものがあります。まるで「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」というゲームタイトルなのに「ゼルダ」がロクに登場しないみたいな感じになっておりますけれども、そう「タコ」でございます。
年末に、カミさんの祖父から立派なタコをいただいたんですけれども、それを冷凍保存していて、1ヶ月近く忘れていました。そうだ、あのタコを使おうということで、解凍。
もう、冷凍庫も物がたくさんあって、掘り出すのも大変だったよ。映画の「ドラえもん」で修羅場なのに、肝心な道具を紛失したって、ドラえもんがポケットの中のどうでもいいガラクタをポイポイ投げ捨てながら探すシーンがあるじゃないですか。あのイメージで俺も冷凍庫の中の、無駄にたまっているアイスを投げ散らかしつつ、タコを掘り出しました。

いやぁ、美味しそうなタコだね。食べるのがすごく楽しみだ。大晦日の晩に食おうとしていて完全に忘れていましたよ。
これでいつでも「たこ焼き」が作れる状態になりました。これは一旦放置して、今度は「だし汁」を作っていきますよ。

ここからの内容、分量とか肝心になってくるんでしょうけれども、そんなのいちいちやってられんよ。早く食いたいのでさっさと作っちゃいます。
沸騰したお湯に、和風だしを適当に入れておくれ。
和風だしを入れてかき混ぜてたところに、濃口醤油、酒、みりんを常識的な量で入れて行く。

濃口醤油
みりん

あとはこいつを弱火から中火くらいの状態にかけておいて放置しておけばオッケー。なんとなく美味しいだし汁になるだろう。
こいつを温めている間に、たこ焼きを焼いて行くぞ。いつものホットプレートで、いつもの感じで焼いて行きます。
1人暮らしの金のない時代、家に人を集める時は「たこ焼き」が定番だからね。安い値段ですげー腹一杯になれるし、しかもめちゃくちゃ美味しいしね。本当に最高の食べ物だよな。

ホットプレートに生地を流し込んで、タコを入れて行きます。この間がすごく退屈なんだよね。俺みたいなせっかちな奴は、まだ固まってもいないのに、竹櫛で何度も突っついたりして落ち着きない感じになったりしますけれども、隣でこっくりさんでもやって待っていましょう。

これ、ホットプレートあるあるなんですけれども、どうしても熱の当たる面が違っていて、場所によって焼き具合が違ったりするんだよね。だいたい真ん中が熱がよく通っていて、早い段階で形が出来てくるんだけれども、外側はなかなか形ができなかったりとか。まさにこんな感じだ。

見ているとだんだん不安な気持ちになってくる画像だよな。手前のタコがぐしゃぐしゃになっているでしょう。まさにこんな感じ。でも、たこ焼きって不思議なもんで「ああ、ダメだったかもしれない」って思っても、それでも時間をかけて熱を通せば、のちに綺麗な形に仕上がるんだよな。
そうそう、話が急に食べ物からカメラの話になるんですけれども、この note のテキストに挟む写真を撮影している我が家のミラーレスカメラに新しいレンズをつけて撮影しているんですけれども、違いが分かった方は…うーん、0人ですね。そうですか。
ま、違いって言ってもそんな大した話じゃないんですけれどね。今まで何故か単焦点のレンズしか持っていなくて、常識的に考えたらズームできるレンズがあった方がいいべってことで、メルカリで安く売られていたレンズで撮影しているんですが、やっぱりズームできるっていいね。例えばこんな感じの写真が撮れちゃたりします。

どうですか、この画像。迫力的でいいでしょう。これこそ、新しいレンズでこそ撮影できる写真でございます。単焦点でこんな写真撮影したら俺の手が火傷しちゃいますからね。こんな風にカメラで遊んでいたら、たこ焼きが完成。

こいつを更に盛りつけまして、先ほど作った「だし汁」を上からぶっかければ完成でございます。

どうだい、なかなか美味しそうでしょう。もうどっから見ても「明石焼き」でしょう。適当に作っただし汁がまぁ美味しくて、まるで筋トレ終わった後のプロテインみたいなノリでゴクゴク飲んじまいました。
本当は小ねぎとか散らした方が美味しいんでしょうけれども、用意するのを忘れた、というか眼中になかった。仕方ない、次回やる時は必ずふりかけよう。
なんだか兵庫を思い出して懐かしい気分になったな。そんでもってさっきも書きましたけれども、ちょうど8年前にこれを食べているんだからね、俺の中で1月24日は「明石焼き記念日」になるでしょうな。
すごく簡単に作れるので皆さんもご家庭で試してみたらええやんええやん。

ということで、次回はどこのご当地料理を作るか決めたいと思います。場所をキッチンからきったねぇ俺の作業部屋に移動します。

1ヶ月ぶりに登場、全国飯くじでございます。こいつも1年前から活躍しているので結構クタクタになっておりますけれども、頑張ってもらいましょう。それでは中から1枚、引きたいと思います。

よし、1枚引いたぞ。ここに書かれている都道府県は、これでございました!

ジャーン!ということで、次回の都道府県は「新潟」でございます。新潟はどんな美味いものがあるんだろうかね。今から楽しみで仕方ないぜ。これから新潟のご当地料理を調べて、作ってみたいと思います。あまり遠くならないうちにやりたいと思いますので、その時はよろしくお願いします。

というところまで書いたところで文字数が6026文字…って今日はさすがに書きすぎちゃったな。2日分も書いちゃったじゃないか。久しぶりのこのコーナーだったのでテンション上がっちまいました。今日はこの辺でオヒラキにしたいと思います。
今日もここまで読んでくださった方、どうもありがとうございました。こんな感じのしょうもない文章を毎日書いておりますのでよければ明日も見にきてください。それでは次回をご期待ください、さよなら、さよなら、さよなら(淀川さん風に)

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