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ラストシーン
悪役は例外なくピストルで撃たれるべきだ。そう心に決めてハリスは銃を極悪王ホージスンに向けた。するとホージスンは哀れにも命乞いを始めたではないか。私はもうキャサリンには手を出さない、なんなら全財産をキャサリンにあげよう。ホージスンはとうとう泣き出してしまった。天下の極悪人と言われた男がここまで惨めに命乞いをするとは。ハリスはこれもまた悪役らしいと思った。しかし、余計な感情はもう不要だ。今更命乞いをしたところでホージスンが今までしてきた罪が償われるわけではない。ハリスはさっさと片をつけようと引き金に力を込めた。
「ちょっと待ってくれ!アンタキャサリンの盗撮画像欲しくないか?アンタキャサリンのこと好きだったよな!キャサリンからいつも聞いてたぜ!ハリスがいつも私の部屋覗いているの。もう気持ち悪いったらないわ!ってな。俺もその時そんなバカな奴がいるのかってクソみたいに笑ったけど今ならアンタの気持ちわかるぜ!アンタが悪人たちを殺しまくっていたのは悪人がモテまくっていたからなんだよな?」
ハリスはホージスンの言葉を聞き終わると目をキツく閉じた。そしてハリスはホージスンに言った。
「それが貴様の最期の言葉か」
ハリスは銃をマシンガンに持ち替えてホージスンを無茶苦茶撃った。ホージスンはもう人間ではなく服を着たお肉であった。だがハリスはマシンガンを止めない。悪は完全に抹消しなければならぬ。ハリスはホージスンという人間の痕跡がなくなるまで延々とお肉にむけてマシンガンわぶっ放していた。
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