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秋(空き)時間さんの世界文学案内 第五回:嵐が丘 エミリー・ブロンテ作

 いわゆる荒らしにさらされた丘の家の人達の物語です。娘がかつて振った恋人が主人公のFacebookを荒らしに帰ってきました。その男は現れるなり「お前に振られた屈辱をいまこうして晴らしてやる!」と言い、さらにはリベンジポルノしてやるとまで喚き出しました。娘は両親とどう対処しようかと考えましたが答えは見つかりませんでした。

 全く陰惨な話です。私はなんどもこの本を破り捨ててやりたくなる衝動をどうにか抑えてようやく読み終えました。まったく荒らしはやってはいけないだということが彼にはわからないのでしょうか。どんな理由があろうとも荒らしはやってはいけないのです。たとえ、彼女に振られたとしても、たとえその際に薄毛だの、フケがひどいだの、体が臭いだの、いわれても、あなた人間として生きてる事自体が間違ってると言われたとしても、荒らしは、荒らしだけはやってはいけないんです!

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