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京大生が教える楽単発掘術(一般教養編)

合格おめでとう

 第一志望に受かった皆も、早慶で腹をくくった皆もとりあえずお疲れ様。今回は京大4年生の私がキラキラ目を輝かせてキャンパスに入校する新入生のために楽単をかき集める方法論について述べていこうと思う。

楽単とは? 

 まずそもそも楽単ってなんぞや。楽単とは楽に取れる単位=授業のことである。大学は好きな授業を学べるとはいったものの、当たり前だが卒業要件的には好きではない授業を履修しなければいけないことも多く、そういった授業は他の授業や大学生活を圧迫しなければしないほど良いのだ。単位取得の負担を分解していくと、テストやレポート、出席、グループワーク、テストの難易度などなど頭を使わせてくる部分が多いため出来る限り脳死で単位を取得し、真の意味で自由時間が増える方法をオススメしていく。情報力が命の楽単戦争、中高一貫や進学校出身者、体育会系のパス回しに切り込もう。

楽単vs取りたい授業

 勿論楽単を取りましょう。取りたい授業が楽単と被ってる場合は運が良い、でもその取りたい授業が楽ではないなら履修を取りやめて楽単を取ろう。何故なら取りたい授業を選んでその授業の負担が大きい場合授業は愚か自分が好きだった分野まで嫌いになることがある。そういう場合を避けるためにも楽単情報に絞って積極的に情報収集していこう。どうせ般教なんて飽きる。

1,2年生で一般教養は取りきろう

 大学生活は1,2年で勝負が付き3,4年は消化試合だ。その消化試合期間に就活したり色々旅行行ったりするのだがその際に出席が必須な一般教養があると調子が狂う。また学年が上がっていくごとに専門科目の割合が増えるのに一つだけ訳のわからん一般教養が残っていては調子が狂う。なので2年生までに一般教養をすべて取り切ることを目標にしよう。

そうはいっても先輩とかいないしどうやって楽単を集めたら良いかわからない

 コネ無し友人なしでも人に聞かなくて良い楽単の回収方法や楽単の見分け方について詳しく解説していくので是非最後まで読んでくれ。原則サークル新歓などで人と関わらなくても楽単を選定できるようになる方法を教えていく。

楽単収集方法1 楽天みんなのキャンパス

 各大学の楽単情報が集まっている。楽天IDさえ作れば無料でいろんな先輩たちの授業に関する講評が読めて、授業の傾向がわかる。基本的に単位取得が難しそうな地雷科目は避けよう。情報が古かったりそもそもサンプル数が少ない場合が玉に瑕。

楽単収集方法2 単位情報が乗ってる雑誌を読む

京大で有名なチョットベターと言う雑誌

 いろんな大学であるマイルストーンとか黒バスとか逆評定とかあーいうの。アレは各大学の先輩がおすすめする楽な授業を見分けられるのでかなりおススメ。注意点は稀に間違った情報があったり、実は楽単じゃないのに楽単と記載された授業を履修してその重さに発狂する新入生も多いので、目星をつけた授業は実際に履修した先輩に聞いてみよう。

楽単収集方法3 倍率を見る

 その授業の履修者希望者と定員が決まっている場合、高倍率のときはその授業が楽単である可能性が高い。なぜなら楽単情報というのは新入生皆気になる情報で、1大学当たり楽だとされる授業には限りがあり全員が同じ授業を取ることは出来ないからだ。自分が情報収集して履修しようと考えている授業の倍率が7,8倍だったときはその授業の楽単を革新するとともに、その高い倍率のガチャを引き当てられるように祈ろう。

楽単収集方法4 ブログを漁る

 このnoteもそうだが皆さんの先輩たちは暇人がビュー稼ぐために自分の履修してた単位をブログに書き綴ってたりするので検索してみよう。〇〇大学 楽単 とかで検索すると履修の詳しい感想などが見れるはず。雑誌やみんなのキャンパスで絞りをかけた授業名で検索するのもいいだろう。

楽単収集方5 ネカマして体育会系から聞き出す

 残念だが男に楽単を教えたがる先輩と言うのは少ない。加えて真の楽単というのは体育会系が独占していることが多い。彼らは授業に出なくても単位が取れるコマを活用し自らのトレーニングや試合に臨み、彼らの中で秘伝のレシピとされる楽単情報は先輩から後輩へ脈々と受け継がれているものだ。新歓に参加したら聞けるかもしれないが一々楽な授業をかき集めるのに先輩の聞きたくもない自慢話を聞き、酒を汲み、御立てた挙げ句にサークルに入らないと教えてあげないなんて言われた日には発狂してしまう。下宿がまだ決まっていない生徒や引っ越しのゴタゴタでそんなに単位収集に時間を割けない学生も多いだろう。そんなときにオススメなのが新歓アカウントにdmで楽単を聞くことなのだ。この春の時期というのは新入生勧誘のために色んなサークルや部活が躍起になってdmを飛ばしてくる。彼らは楽単情報なども釣り餌にしてくるので逆にこちらから利用してやろうという算段だ。体育会系が選ぶ楽単というのはガリ勉が選ぶ楽単とは違ってガチの楽単である可能性が極めて高い。そして、そんな彼らから楽単を効果的に引き出すためにはネカマするのが手っ取り早いのだ。アニメアイコンに体育会系はdmを送らないし、サークルにはいってくれなさそうならdmが帰ってこなくなることもザラである。なぜなら男は星の数ほどいて、希少価値がないから。そこでインスタグラムやツイッターでネカマアカウントを作り楽単情報を回収することは体育会系の方から積極的に勧誘の意欲を刺激し、効率的に楽単情報を収集できることになる。大学垢とは別に単位収集用の装置作成に励もう。

楽単の基準とは

 そもそも楽単というのは楽に単位が取れる科目を指すが、楽とは言ってもその楽の中で序列がある。楽にA+が取れるのか、楽にギリギリの点数がつくのかという問題だ。自分の歩みたい進路によってGPAの必要性は異なるが、少しでも院進などを考えているのであれば前者の単位を集中的に取ることをおすすめする。雑誌やサイトではそのような楽単の中の濃淡を読み解くことは難しいので、ネカマなどを駆使して実際に履修した人からその授業がどれだけ楽でどこまで頑張れば望む成績が取れそうなのか聞いておこう。よくあるのは確かに出席だけしてたら単位自体は来るけれど、その点数が落単ギリギリでGPAを下げる要因になってしまうという事例だ。どうせなら楽でいい成績が来る一石二鳥な授業を探したい。
そこで楽単を選定する基準についてお話していく。

楽単選定基準1 平常点70%以上を選べ

シラバス(授業の詳細情報)に成績評価の方法が詳しく載っているのでぜひ参照!

 まず、平常点という概念を説明しよう。多くの大学の成績は平常点とテストに2分され2つの合計が60点を超えた場合に単位が認定される。そしてテスト勉強なんて基本はしたくない。そうなると平常点が高い授業、つまりは出席さえしていれば自動的に単位が溜まっていく授業が望ましいということになる。こういう授業はどこで見分ければ良いのかという話になるが、受けようとしている授業のシラバスの詳細を見れば良い。週ごとのスケジュールと、授業における成績要件が詳しく載っているはずなのでテスト一発みたいな試験は避けて平常点で単位を集められる授業を積極的に履修していこう。出席の比率が多い授業はコメントペーパーという簡単な授業の感想を授業終わりに提出させる物が多いと思うのでchatGPTとかを駆使して適当に200字ぐらいポエムを錬成して毎週提出しよう。残りの30%のテストは簡単であればあるほど良い。まあ多少テストが難しくても出席点が60点を超えているなら問題はない。

楽単選定基準2 グループワークは避けろ

 コミュ障にとって出席必須のグループワークは大学生活を脅かす最大のストレスとなりかねない。グループワークが必要な授業は自分より無能と組まされたら自動的に成績が下がるし授業時間外での協力などがあると単位獲得までの時間効率が下がる。自分の上位存在に寄生できるなら良いが自らの単位を他人に依存するのは極めてリスクが高い。出来る限り自分ひとりで完結する授業をとるべし。

楽単選定基準3 文系向けの自然科学系はエッジ

 大学に入って数学や理科なんてしたくないっていう私文読者も多いだろうが待ってほしい。大学の理科系の授業で平常点が高い場合毎週アンケートや理系の友人がいたら鼻ほじってても解けるような授業である可能性が高い。実際数学や理科の授業でレポートの科目は問題が出されてそれに関する証明を書いて提出すれば満点が来る授業もある。理系なら文系科目とは別で自然科学系も履修必要ならば文系の中で人気の楽単を積極的に履修していこう。大学受験の知識で満点近い成績がはじき出せる魅力は計り知れない。

楽単選定基準4 外国人講師の授業もエッジ

 大学には一定数英語などの外国語で行われる授業がある。帰国子女や英語が得意な場合そういう授業を積極的に履修していこう。なぜなら周りが日本人しかいなかった場合成績は相対的に高まるし、世界史や日本史の受験知識で乗り切れる授業も多いからだ。日本人の講師と違って陽気な先生も多く授業を文字通り楽しみながら出席だけして高得点が貰えるような神授業に出会える可能性も高い。

楽単選定基準5 高校までの知識を使える授業を取る

世界史の場合は東洋史や西洋史、日本史なら日本近代史などなど一度世界史で聞き覚えのある科目は楽単である可能性が高い。自身の入試選択科目に合わせて履修する単位を選ぶのも相性が良いだろう。これは文系に限らず、理系ならば理科系の一般教養を履修すればノー勉で単位を取り切れる可能性が高い。単位は勉強しなければしないほど、楽であるほど素晴らしいのだ。

楽単選定基準6 落単しまくってるやつでも取れた授業を取る

 大学の一般教養は基本的に落単しないように設計されているが、よっぽどの怠惰な人間の場合ボロボロ落としてしまう。彼らは出席のポチポチやちょっとしたコメントシートの提出すらできないし、試験もブッチしたり絶起してしまうのだ。そんな彼らが何故か取れた単位は真面目にやってれば取れる、それも高得点を貰える可能性が高い。ツイッターなどで落単芸ばっかやってるような痛いアカウントに勇気を持ってdmを飛ばしオススメの楽単を聞いた後はさっさとブロックしましょう。

楽単選定基準番外編 レポート科目

 実は授業にはテストとは別でレポートが課される授業がある。これは出席しなくて済む場合やテスト勉強をしなくて良くなる反面、テスト週間に重たいレポートを処理するのはだいぶ苦痛でもある。昔はポチポチ発狂しながら意味もわからんレジュメをツギハギして怪文書を生成し提出していたが、今は人類の叡智chatGPTがある。それっぽい人文社会系のレポートは全部AIに任せて単位をもぎ取ろう。私が一年生ならレポート科目を取りまくって全部AIを駆使して単位を稼ぎ切る。ちなみに余談だが今では当たり前のように使われているDeeplだが和訳に対応したのは2020年からのようだ。deeplがない時代の一般教養を想像するだけでも見が震える。この翻訳アプリに救われた大学生は星の数ほどいるだろう。技術の進歩は不可能な単位を楽単化させる。もう我々にとって、英語も外国語も敵ではない。chatGPTに限らずAIの発展で日々の生活や勉強を豊かにし単位取得効率を高めるツールは日々生み出されているので情報収集を怠らないようにしたい。

今からするべきことはなにか

 今から新入生諸君がやるべきことは、楽単情報誌を片手に自身の所属大学 楽単でググる、そして楽そうな授業をリストアップしたら今度はその授業名で検索し歴代の学生が綴ったノートやブログを漁り、アニメアイコンや電車アイコンが自慢げにハッシュタグ付けて一年生時代を振り返っている懐古ツイートを見る、そしてそれだけでは不安なのでインスタグラムやツイッターでネカマアカウントを作り拾い画のネイルやアフタヌーンティを投下し春から〇〇大タグを付けて体育会系を呼び込む。勿論楽単選定基準を意識しながらシラバスを舐めるように見よう。それでは君たちの楽単獲得による大学生活の謳歌を祈る。

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