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読書の日記

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2023年11月の記事一覧

世界の危険思想 読了

世界の危険思想 読了

世界の怪しい所へガンガン行って取材をしまくった方が、タイトルを通して考察したまとめ本のようなものです。

いくつか印象に残った事。

・認知の違い
例えばスラム街といってもまんま裏社会ってわけではなく、危険地帯ってわけではない。
貧しい人や、問題のある人が密集して住んでいるエリアだと。

犯罪は起きるが、暮らしは営われているわけであり、住民だったり、昼間なら大丈夫だったり、街のルールの理解が重要で

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「人間とは何か」マーク・トゥエイン 漫画版

「人間とは何か」マーク・トゥエイン 漫画版

漫画版で、「人間とは機械である!!」って主張で、マーク・トゥエインの晩年に発表された作品です。
当時は炎上してたそうです。

この、人間とは機械である!!の機械の定義なんですが。
「機械とは設計通り作用するもの」って事らしくて

わりと、この定義自体が?だったし、言ってることが見事なまでに厨二(今もこんな表現使ってるのか不明ですが)でした。

シェイクスピアの作品を
「神が創造した人間群を正確に

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「告発」読了

「告発」読了

やっと読み終えました。

ビックデータを分析し、個人個人に異なる広告を打ったりして、行動をコントロールし、例えば選挙なんかでお客様を勝たせるよう頑張る会社のお話です。
そこの社員の女性が働いているうち、これ、倫理的に、法律的にどーなん?って疑問を抱き、上司に明らかに嘘をつかれたり、きっとこれが大きそうですが、金払いも悪いと。

で、告発者にまわるといったお話。

読むのに時間がかかったのは、やっぱ

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Facebook

Facebook

今はMetaなんですかね?
アプリはFacebookのままですね。

「告発」って本を読んでまして。
Facebookのデータを使って選挙戦を戦って、トランプを大統領にした!ってお話しです。

今のところ告発の所までは読み進めてないようで、件の会社も合法的に個人情報を集めて、その方法が違法になったらしっかり引き上げるって事を書いてます。

読んでて、Facebookの成長物語がざっくりと書かれてあ

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コード・ブレーカーより。

コード・ブレーカーより。

これは遺伝子関係の本でして。
メインはRNAの働き。これを研究することによって絵空事とも思えたゲノム編集が現実的になった。
新型コロナワクチンで、その成果が白日のもとにさらされる。
で、その研究を主に行った女性の学者が主人公の本です。

ま、そんな話でして。

そんなはなしなもんだから、当然、ゲノム編集。
その是非が問われる事になる感じですね。

ある未来予測として。
パソコンとインターネット。

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個人情報のアレコレ

個人情報のアレコレ

今、これを読んでます。

なんでも、大量の個人情報のデータをゲットして、それを駆使して選挙を操るって会社の社員が内部告発してるって本のようです。

例のトランプ大統領、ブレグジットで暗躍してたって会社の社員です。
今のところ、情報集めて色々分析してこういう事をしているってのが少し書かれているんですが、やっぱりイマイチ実感というか、マジか?感が拭えないですね。イメージがわかないのが正直なところ。

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男女の友情の成立

男女の友情の成立

そうそう、この本、男女の友情の物語な側面もあるようです。

確かにサムとセイディの関係。
前提として友人です。
ただ、仕事のパートナーであり、利用し、利用されって関係でもありました。
お互いの事を、おそらく誰よりも知ってますし、特にサムなんかは病的にセイディの事を知ってます。

ただ、恋愛関係…。ってか、身体の関係だけは持たなかったと。

よく考えたら、ストーリーも完璧な友情物語でしたわ。
子供の

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