おこめの赤ちゃん
【チャンさん年中の頃】
夏休み前、幼稚園から瀕死の状態で我が家にやってきたお米の赤ちゃん。(稲、一束)
一縷の望みにかけて、チャンさんとボウフラ満員御礼だった小さなお家からのお引越しにチャレンジ。
その土の臭さにドン引きする私たち。
こ、これが、お米の赤ちゃんの栄養に?!
…はたまた、ただの腐乱臭?!
とにかく無事に園に帰ってもらうことを目標に毎日お水をあげるとグングン伸び始める。
これなら元気に帰れるかなと思っていたけれど…
始業式の日、帰って来たチャンさんが『なんかね、ようちえんのおこめ、もうできてるのっ!…チャンのおうちはないよね…。』と寂し気に言う。
葉はどうにか伸びたものの、実をつける力なく、精魂尽き果ててしまったかぁ…と私も意気消沈。
…数日後
お水をあげようとすると、なんだか今までとは違う雰囲気を漂わせるお米ちゃん。
なんと、穂が出てきている!
『あの、チビ、がんばってたんだね!』と大喜びのチャンさん。
『かかし、つくらなくちゃね!』と大張切!
そして、すずめの鳴き声がする度に出向いて『コラァァァァァー!!』と叫んでお米ちゃんを守る。
そうしてチャンの作ったかかしと共に、無事に園へ帰っていったお米ちゃん。
元気でね!
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