クワガタの思い出~幼虫の割り出し~
【チャンさん年中の頃】
夏、
毎日の様に出かけて捕まえたクワガタたち。
メスがやってくる度に超VIP待遇で個室を設け、卵を産む環境を整えてきたチャンさん。
『うんでるかなぁ?』と毎日の様につぶやいて、朽ち木を割るその時を楽しみに過ごしていた。
すっかり秋めいた、とある休日、
ついにその時が!
スーちゃんと私が幼稚園の入園面接から帰ってくると、玄関先で幼虫の割り出しを終えたチャンさんと父さんがホクホク顔ではしゃいでいる。
どうやらいたらしい。
『20ぴきいた!えーっと、コクワガタが19に、ノコギリが1だよ!』
そう言い残し、そのままそそくさと車に乗り込み菌糸瓶を買いに姿を消す男たち。
菌糸瓶を手に入れて鼻息荒く帰ってきたチャンさんだったが、常温に戻してからでないと冷たくて幼虫が死んでしまうということで、菌糸瓶への投入は月曜に私とやることに。
母さん、触れないけどね…(汗)
さて、月曜幼稚園から帰ってきて『ゆうはんは、ぎょうざがいいなぁ』と言うチャンさん。
クワガタのお引越しをやるなら簡単なカレーで、とせこい約束を取り付けてからいざ作業に!
しかし、昨日取り急ぎ入れておいたという虫かごの中を探しても、一向に見つからない…。
幼虫をつぶさない様にサラサラと土をてのひらから落としながら、本当にこの中に入れたの?と確認すると、『うん!』と明確な返事。
そうか…、とチャンさんと順番に土を手にして探し続けると、ついに幼虫発見!!
そのサイズ、わずか直径5ミリ…
ちっちゃ!!
こいつぁ骨の折れる作業だぜ…
土をフリフリ苦戦すること幾何の時が流れたのか…
途中、チャンさんが家の中に姿を消したので、チャンさん早くもどってきてー!と呼びかけると、『いま、う〇ちでちゃってるぅ。ごめんねぇ』と何とも言えない声が聞こえてきて大爆笑。
その後、何とか全員の引っ越しを終え、菌糸瓶のベッドで眠る幼虫たち。
あっという間に訪れた夕方。
カレーを作っておいて本当に良かった(笑)
そして、翌夏
無事にコクワガタ達は成虫に!
頑張った甲斐があったなぁ。
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