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フットワークが軽い事は愚者なのか?

なんでも一回試してみるようにしている。

僕はよくフットワークが軽いと言われる。

自分ではそんなつもりは無かったのだが、何にもの人がこう言うので恐らくそうなのだろう。

ただ、フットワークが軽いと言っても、冒頭で言ったように、「何事も経験だ」と言わんばかりに、とにかく一回やってみると言う事をしてきただけなのである。

昔から「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」と言うから、僕はずっと愚者だったのだ。

しかし、愚者にも関わらず「フットワーク軽いね」などと言われるのは、皮肉なのだろうか。

少なくとも、フットワークが軽い事は世間では、決して悪い性格ではないと位置付けられているから、皮肉としてだけ受け取るのはあまりにも失礼なのかも知れない。

どうしたものか。

とりあえず、フットワークが軽い愚者とでもしておこう。

中学生の時から、理科が好きで、大学まで化学を先行していた事もあるので、どちらかと言うと「歴史に学ぶ」側だったと思っていたが、どうやら僕は愚者だったようだった。

つまり、僕のやってきた実験は効率的では無かったと言う事だ。

結論に至るまでに無駄も多かったと思う。

結局、今は仕事で科学を扱う事は無くなっているが、もしかしたら当然の事だったのかも知れないと、これを書きながら思ってしまった。

しかし、なんでも1度試してみると事は自体は、むしろ良い面の方が多かったように感じている。

3年前、僕のまわりには会社員として働く人しかいなかったが、その環境下でも僕は事業を始めた。

これはその時にビジネスパートナーと出会って、始めた副業がきっかけになった。

この副業の話は彼女にもしていたが、やり始めた当時は「私なら絶対にやらない」「きっと騙されているんだ」と思っていたらしい。

多分、彼女の反応の方がより一般的だと思う。

僕も最初は抵抗があったから、受け入れられない気持ちもわかったからだ。

しかし、正月も無しにパソコンに向かっている姿をみた時には、本気なんだと思ったようだ。

そして、今の仕事はその時の副業の延長線上にあるのだ。

もし、僕の腰が重かったら、今も嫌々仕事をしていたのかも知れないと思うと、ゾッとする。

今の仕事をしている事で、サラリーマンの時よりも大変な事もたくさんあるのは事実だけど、僕は自分のフットワークの軽さに感謝している。

これからも、腰は重くならないようにしていきたい。

でも、もっと歴史から学ばなくちゃなとも思ってしまった。

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